唐沢寿明という俳優は、まぎれもなく美男なのだが、どうも色気がなくていけない。爽やかすぎるキャラのせいか、セクシーじゃないのだ。少しは、要潤のなまめかしさや、渡辺裕之の精悍さ、滝沢秀明のあでやかさを見習ってほしい。
しかし、先日、劇場まで足を運んで観た映画『20世紀少年 最終章』では、いつになく魅力倍増で眩しかった。私はスクリーンに釘付けになりながら、不思議に思った。
なんで、いきなりカッコよくなったんだろう?
唐沢さんのファンならば、元々カッコいいのだと反論するだろう。しかし、ファンどころか圏外だった者から見ると、その変貌ぶりは謎めいている。
やがて、惹きつけられた理由に思い当たった。
わかった、ヒゲが生えてるからだ!
唐沢さんは、淡い色のヒゲを鼻の下とアゴに蓄え、ボサボサの髪で登場した。これがワイルドで、私の目には男っぷり急上昇と映ったらしい。
素敵だったので、ぜひとも続けていただきたいと願う。
実は、私は制服フェチであると同時に、ヒゲフェチでもある。
スーパーマリオのようなふさふさのヒゲ、無精ヒゲ、ちょびヒゲ、あごヒゲなどなど、ヒゲなら何でもござれだ。
強いて言うなら、理想は源頼朝公の整ったヒゲだろうか。
ヒトラーのヒゲは……焼き海苔みたいであまり好きになれないが。
メガネをかけた男性、いわゆるメガネ男子が好きという女性がいるのと同じように、私はヒゲ男子をこよなく愛する人種なのだ。
万年倦怠期の夫ですら、ヒゲを生やしているときだけはイイ男に見える。「ああ、この人と結婚してよかった!」と思う数少ない瞬間である。
しかし、義母はヒゲ面が大嫌いのようで、ときめくどころか、眉間にシワを寄せて冷たく言う。
「まあ、そのヒゲ、汚らしい。早く剃りなさいね」
夫は、嫁姑の板挟みとなり、困った顔をしながら結局剃ってしまう。
「だって、痒いんだから仕方ないだろ」
夫の言い訳は聞き飽きたが、実際のところ、ヒゲは結構厄介なものらしい。
中学生のとき、社会科の先生が、マリオ状のヒゲを蓄えていた。そして、女子からの評判は悪かった。
「あの先生、牛乳飲んだあと、ヒゲが白くなっていて汚いのよ~!」
豊かなヒゲには、食べ物がつくというリスクがあるようだ……。『20世紀少年』にはトヨエツもフサフサのヒゲで登場したが、やはり食事のあとは汚れたのだろうか?
寝ているとき、ヒゲを毛布に引っ張られ、痛くて目が覚めたという知人の話を聞いたこともある。
また、昔の彼氏は体質的に鼻の下のヒゲが薄くて、どう頑張ってもまばらにしか生えなかった。
私の願いは、世の男性全員がヒゲを生やすことなのに、なかなか上手くいかないものだ。
そもそも、私が初めてヒゲにセックスアピールを感じたのはいつだろう。
おそらく、『サハラ』という映画ではなかったか。主演のブルック・シールズが、男装して登場する場面があるのだが、そのとき口ヒゲをつけていたのだ。
私は麗人ぶりに感動し、「なんてイイ男なの!?」とうっとりしたおぼえがある。
つまり、ルーツは「ヒゲ女子」だったというわけだ。
女性ですら、一瞬にして美男に変えてしまうヒゲの魔力は素晴らしい。
「男性にヒゲを義務付ける」マニフェストを掲げる政党が現れるといいのに。
楽しんでいただけましたか? クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
しかし、先日、劇場まで足を運んで観た映画『20世紀少年 最終章』では、いつになく魅力倍増で眩しかった。私はスクリーンに釘付けになりながら、不思議に思った。
なんで、いきなりカッコよくなったんだろう?
唐沢さんのファンならば、元々カッコいいのだと反論するだろう。しかし、ファンどころか圏外だった者から見ると、その変貌ぶりは謎めいている。
やがて、惹きつけられた理由に思い当たった。
わかった、ヒゲが生えてるからだ!
唐沢さんは、淡い色のヒゲを鼻の下とアゴに蓄え、ボサボサの髪で登場した。これがワイルドで、私の目には男っぷり急上昇と映ったらしい。
素敵だったので、ぜひとも続けていただきたいと願う。
実は、私は制服フェチであると同時に、ヒゲフェチでもある。
スーパーマリオのようなふさふさのヒゲ、無精ヒゲ、ちょびヒゲ、あごヒゲなどなど、ヒゲなら何でもござれだ。
強いて言うなら、理想は源頼朝公の整ったヒゲだろうか。
ヒトラーのヒゲは……焼き海苔みたいであまり好きになれないが。
メガネをかけた男性、いわゆるメガネ男子が好きという女性がいるのと同じように、私はヒゲ男子をこよなく愛する人種なのだ。
万年倦怠期の夫ですら、ヒゲを生やしているときだけはイイ男に見える。「ああ、この人と結婚してよかった!」と思う数少ない瞬間である。
しかし、義母はヒゲ面が大嫌いのようで、ときめくどころか、眉間にシワを寄せて冷たく言う。
「まあ、そのヒゲ、汚らしい。早く剃りなさいね」
夫は、嫁姑の板挟みとなり、困った顔をしながら結局剃ってしまう。
「だって、痒いんだから仕方ないだろ」
夫の言い訳は聞き飽きたが、実際のところ、ヒゲは結構厄介なものらしい。
中学生のとき、社会科の先生が、マリオ状のヒゲを蓄えていた。そして、女子からの評判は悪かった。
「あの先生、牛乳飲んだあと、ヒゲが白くなっていて汚いのよ~!」
豊かなヒゲには、食べ物がつくというリスクがあるようだ……。『20世紀少年』にはトヨエツもフサフサのヒゲで登場したが、やはり食事のあとは汚れたのだろうか?
寝ているとき、ヒゲを毛布に引っ張られ、痛くて目が覚めたという知人の話を聞いたこともある。
また、昔の彼氏は体質的に鼻の下のヒゲが薄くて、どう頑張ってもまばらにしか生えなかった。
私の願いは、世の男性全員がヒゲを生やすことなのに、なかなか上手くいかないものだ。
そもそも、私が初めてヒゲにセックスアピールを感じたのはいつだろう。
おそらく、『サハラ』という映画ではなかったか。主演のブルック・シールズが、男装して登場する場面があるのだが、そのとき口ヒゲをつけていたのだ。
私は麗人ぶりに感動し、「なんてイイ男なの!?」とうっとりしたおぼえがある。
つまり、ルーツは「ヒゲ女子」だったというわけだ。
女性ですら、一瞬にして美男に変えてしまうヒゲの魔力は素晴らしい。
「男性にヒゲを義務付ける」マニフェストを掲げる政党が現れるといいのに。
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