梅雨のはずなのに、この暑さは何なのか。
耐え難くて、今日は親友の幸枝を誘い、プールに行くことにした。
目指すは京王プラザホテル。ここはプールプランが充実していて、ランチやディナーと組み合わせるとお得な料金で水遊びが楽しめる。
「ランチプランにする?」
「そうしよう、そうしよう」
土日祝だとプールの入場料は7000円なのに、ランチプランにすると7500円となり、4500円相当のランチがついてくる。平日だと入場料5500円でさらにお得らしいが、仕事があるから無理だ。
昼頃待ち合わせ、まずはフレンチ&イタリアンレストランでランチ。ちょうど、館内では「ホテルで楽しむ有田焼」というイベントを開催中で、有田・伊万里焼の食器を使った「セラミーカ」というランチコースをいただいた。
メニューも大事だが、お皿にも注目していただきたい。
平政のマリネ。

カボチャを練りこんだリガトーニ。

コテキーノのロースト。

ピーチメルバ。

どの料理も美味しかったし、どのお皿も素敵だった。しいて言えば、リガトーニの赤がよかった。
食後は7階のプールに向かう。いつもより時間をかけて食べたので、お腹が重くなっていない。これからも、ゆっくり食べるようにすべきだろう。
さあ、プールだ!

思ったよりも小さかったけれど、14時以降はほとんど日が当たらないそうで、日焼けをしたくない者にはありがたい。何しろ、周りに高層ビルがたくさんあるのだから。




隙間から都庁も顔を出す。

思ったよりも家族連れが多く、若いパパママとちびっ子の歓声が上がっていた。水はまだ冷たい。くるぶしまで入れた足を、引っ込めたくなった。でも、思い切って水に飛び込んでみる。水深は120cmから130cmである。
「顔を濡らしたくないから、背泳ぎにしようかな」
幸枝は水泳が得意だ。水泳だけでなく、スポーツなら何でもござれ。人魚のようにスイスイと泳ぎ、思わず見とれてしまう。
「よーし、私も」
対する私は、やっとのことで平泳ぎができる程度だ。いや、平泳ぎに入るのかわからないレベルだから、泳ぎ始めた途端、係員のお姉さんが動き出した。おそらく、「この人は泳いでいるのかしら、溺れているのかしら」と迷ったのだろう。結局、声をかけられなかったので、「変わった泳ぎ方をする人」に分類されたらしい。
「寒くなってきた。ちょっと上がるね」
幸枝は寒がりなのか、少し泳ぐとデッキチェアに寝そべって暖をとっていた。もしや、怠けているだけかもしれない。
しかし、たかだか4往復で、私も疲れて休みたくなった。水から上がり、幸枝の隣で横になる。
静かだ。
ここでは家事も仕事も、何もしなくてすむ。
ビル風に吹かれて、自由と解放感が押し寄せてきた。
新宿という都市にいながら、心だけは南の島にいるような錯覚を起こす、そんな場所である。
「あれ、人が増えてきたね」
「ホントだ」
15時を回ると、ディナーやアルコールと組み合わせたプランが始まり、プール内の人口が増える。そろそろ帰るとするか。
存分に怠けたせいか、また明日から頑張れそうな気がした。

↑
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※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
耐え難くて、今日は親友の幸枝を誘い、プールに行くことにした。
目指すは京王プラザホテル。ここはプールプランが充実していて、ランチやディナーと組み合わせるとお得な料金で水遊びが楽しめる。
「ランチプランにする?」
「そうしよう、そうしよう」
土日祝だとプールの入場料は7000円なのに、ランチプランにすると7500円となり、4500円相当のランチがついてくる。平日だと入場料5500円でさらにお得らしいが、仕事があるから無理だ。
昼頃待ち合わせ、まずはフレンチ&イタリアンレストランでランチ。ちょうど、館内では「ホテルで楽しむ有田焼」というイベントを開催中で、有田・伊万里焼の食器を使った「セラミーカ」というランチコースをいただいた。
メニューも大事だが、お皿にも注目していただきたい。
平政のマリネ。

カボチャを練りこんだリガトーニ。

コテキーノのロースト。

ピーチメルバ。

どの料理も美味しかったし、どのお皿も素敵だった。しいて言えば、リガトーニの赤がよかった。
食後は7階のプールに向かう。いつもより時間をかけて食べたので、お腹が重くなっていない。これからも、ゆっくり食べるようにすべきだろう。
さあ、プールだ!

思ったよりも小さかったけれど、14時以降はほとんど日が当たらないそうで、日焼けをしたくない者にはありがたい。何しろ、周りに高層ビルがたくさんあるのだから。




隙間から都庁も顔を出す。

思ったよりも家族連れが多く、若いパパママとちびっ子の歓声が上がっていた。水はまだ冷たい。くるぶしまで入れた足を、引っ込めたくなった。でも、思い切って水に飛び込んでみる。水深は120cmから130cmである。
「顔を濡らしたくないから、背泳ぎにしようかな」
幸枝は水泳が得意だ。水泳だけでなく、スポーツなら何でもござれ。人魚のようにスイスイと泳ぎ、思わず見とれてしまう。
「よーし、私も」
対する私は、やっとのことで平泳ぎができる程度だ。いや、平泳ぎに入るのかわからないレベルだから、泳ぎ始めた途端、係員のお姉さんが動き出した。おそらく、「この人は泳いでいるのかしら、溺れているのかしら」と迷ったのだろう。結局、声をかけられなかったので、「変わった泳ぎ方をする人」に分類されたらしい。
「寒くなってきた。ちょっと上がるね」
幸枝は寒がりなのか、少し泳ぐとデッキチェアに寝そべって暖をとっていた。もしや、怠けているだけかもしれない。
しかし、たかだか4往復で、私も疲れて休みたくなった。水から上がり、幸枝の隣で横になる。
静かだ。
ここでは家事も仕事も、何もしなくてすむ。
ビル風に吹かれて、自由と解放感が押し寄せてきた。
新宿という都市にいながら、心だけは南の島にいるような錯覚を起こす、そんな場所である。
「あれ、人が増えてきたね」
「ホントだ」
15時を回ると、ディナーやアルコールと組み合わせたプランが始まり、プール内の人口が増える。そろそろ帰るとするか。
存分に怠けたせいか、また明日から頑張れそうな気がした。

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