これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ピロリ菌がいっぱい

2018年11月25日 20時18分25秒 | エッセイ
 昨年の人間ドックで萎縮性胃炎と診断され、今年は胃内視鏡検査を受けてみた。(関連記事はこちらから)
 先日、結果が届いたのだが、やはりやはり……。



 しかも、ピロリ菌までいるらしい。抗体検査が陽性となっていた。



「あーあ、イヤだなぁ」
 しかし、放置すると、胃がんリスクが高まるらしい。抗生剤で80~90%は除菌できるというので、何の予定もない土曜を待って外来に行ってみた。
「笹木さん」
 私を呼んだ医師はまだ若い。ベテランのいる平日でもよかったのだが、ピロリ菌退治なら、医師の経験にさほど左右されない気がする。思い切って来て正解だったと思った。
「これが胃内視鏡検査の写真ですね」
 医師がカルテに添付された胃の粘膜を確認する。私も同じ写真を持っているのだが、アップすると「気持ち悪い」と苦情が寄せられ、二度と訪問してもらえないかもしれないからやめにする。
「ああ、いますね。ピロリ菌が」
 一体どこに写っているというのか。私には1体も見えない。いや、仏像ではないのだから、1匹というべきか。それとも、単純に1個と呼べばいいのか。複数? 集団? くだらないことを考えても、見えるのは赤い粘膜だけだ。
「結構、荒れていますね」
 健康な胃には、襞(ひだ)があるそうだが、私の胃はのっぺりとしていた。何を根拠に「荒れている」と判断したかは不明である。ピロリ菌たちが暴れて、いくつもの足跡がついているのかもしれない。自覚症状ゼロなのだからタチが悪い。
 薬は実にわかりやすいパッケージであった。高齢者が多いのではないかと予想する。



「1日2回、朝夕の食後に飲んで下さい。途中でやめると効果が出ません」
「はい」
「ひどい下痢やじんましんが出た場合はご連絡ください」
 ここで、少々ためらった。朝食後に薬を飲み、出勤中にお腹が痛くなったら困るではないか。しかも、授業中に「うう、ちょっとトイレ」などと言えるはずもないし。
 でも、胃がんリスク軽減のためには頑張らねば。
「よし、月曜日から始めよう」
 投薬中のアルコール、食べ過ぎなどはご法度である。薬の飲み忘れは、さらに許されない。
 なんとしても、忘年会シーズンの前に終わらせてみせます!


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コメント (6)
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