春休みを利用して、20歳の娘と富士急ハイランドに行った。目当てはもちろん絶叫マシーン。ドドンパは動いていないけれど、フジヤマ、ええじゃないかには何度も乗りたい。せっかくだから、高飛車にも乗ってやるか。高速バス、フリーパス、宿泊がセットになったお得なプランに申し込んでみたが、直前になって、天気予報では「山梨県は雪」などと言っている。
「雪? 嘘でしょ。3月も終わるっていうときに」
天気予報は外れるときもある。家にいても暇だし、キャンセルの手続きも面倒だし、ひとまず行ってみることにした。
高速バスは楽だ。乗り換えもなく、ただ座っていればいいのだから、いつの間にやら眠っていた。停留所のアナウンスで目覚め、窓の外を見て驚いた。
「うわ……。本当に雪だ」
目的地に到着した。思った通り、乗りたかったフジヤマやええじゃないかは運行していない。客はまばらで活気はないが、ひとまずホテルでフリーパスを受け取った。
「ははっ、なんだこれ。『超大大吉。人生最高日だよ!』って書いてある」
富士急特有のおふざけは好きだ。絶叫系が全滅でも、ここで遊んでいこうという気になるから不思議である。
「お母さん、スケートができるみたいだよ。やったことないから行ってみよう」
そういえば、娘を連れてスケートリンクということはなかった。私は何度かやったことがあるが、転ばずに滑れる程度のレベルだ。久々に練習するのもいいだろう。
雪は遠慮なく降り続き、髪もマフラーもコートも濡れてしまった。加えて、リンクにも雪が積もり、予期せぬ場所でブレーキがかかる。でも、滑り方の基本は忘れないものらしい。膝を軽く曲げる、右に左に体重移動させて進むなどの動作が、自然に思い出せた。
「ひいい~、先に行かないでよ」
一方、娘はときどきドテッと転んで雪だらけになっている。手袋もびしょ濡れだ。それでも、1時間もすればそれなりに上達し、形にはなってきた。真央ちゃんや、高橋大輔の偉大さがわかったらしい。
「さて、お昼にしよう」
富士宮やきそばと
FUJIYAMAカレーをいただく。
これはライスボールになっており、山肌の部分がカリカリでイケた。
食後は観覧車である。
明らかに親子連れなのに、私たちはカップル用に案内された。ハートの電飾と、並んで座るシートに苦笑いする。悪天候のせいか、フジヤマのレールが霞んで見えた。
スケートリンクの人口は徐々に増えている。考えることは皆同じだ。
ホテルのチェックインが始まる15時には上がり、温泉に直行した。富士急ハイランドリゾートホテル&スパは、温泉やレストランが充実しているし、館内にカラオケやボウリングも楽しめるところがいい。
翌朝。
12階で朝食をとる。ここから見える景色はなかなかのものだ。
また絶叫系は運休だろうと高をくくっていたら、高飛車だけは動いたらしい。偉い!
パークの反対側には富士山が見えるはず……。
……いませんね。
ちなみに、部屋から見えるバスステーションはこんな感じ。雪に埋もれた車は、どうやって脱出するのだろうか。
宿泊者には、隣接している美術館「フジヤマミュージアム」の入場券がもらえる。ここで、たくさんの富士山の絵に出会えた。フラッシュを使わなければ撮影も可能だ。
私が、一番素晴らしいと思ったのは、草間彌生さんの「七色の富士」である。
絶叫マシーンがなくても、富士山が見えなくても、何とかなっちゃう富士急ハイランドでした。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
「雪? 嘘でしょ。3月も終わるっていうときに」
天気予報は外れるときもある。家にいても暇だし、キャンセルの手続きも面倒だし、ひとまず行ってみることにした。
高速バスは楽だ。乗り換えもなく、ただ座っていればいいのだから、いつの間にやら眠っていた。停留所のアナウンスで目覚め、窓の外を見て驚いた。
「うわ……。本当に雪だ」
目的地に到着した。思った通り、乗りたかったフジヤマやええじゃないかは運行していない。客はまばらで活気はないが、ひとまずホテルでフリーパスを受け取った。
「ははっ、なんだこれ。『超大大吉。人生最高日だよ!』って書いてある」
富士急特有のおふざけは好きだ。絶叫系が全滅でも、ここで遊んでいこうという気になるから不思議である。
「お母さん、スケートができるみたいだよ。やったことないから行ってみよう」
そういえば、娘を連れてスケートリンクということはなかった。私は何度かやったことがあるが、転ばずに滑れる程度のレベルだ。久々に練習するのもいいだろう。
雪は遠慮なく降り続き、髪もマフラーもコートも濡れてしまった。加えて、リンクにも雪が積もり、予期せぬ場所でブレーキがかかる。でも、滑り方の基本は忘れないものらしい。膝を軽く曲げる、右に左に体重移動させて進むなどの動作が、自然に思い出せた。
「ひいい~、先に行かないでよ」
一方、娘はときどきドテッと転んで雪だらけになっている。手袋もびしょ濡れだ。それでも、1時間もすればそれなりに上達し、形にはなってきた。真央ちゃんや、高橋大輔の偉大さがわかったらしい。
「さて、お昼にしよう」
富士宮やきそばと
FUJIYAMAカレーをいただく。
これはライスボールになっており、山肌の部分がカリカリでイケた。
食後は観覧車である。
明らかに親子連れなのに、私たちはカップル用に案内された。ハートの電飾と、並んで座るシートに苦笑いする。悪天候のせいか、フジヤマのレールが霞んで見えた。
スケートリンクの人口は徐々に増えている。考えることは皆同じだ。
ホテルのチェックインが始まる15時には上がり、温泉に直行した。富士急ハイランドリゾートホテル&スパは、温泉やレストランが充実しているし、館内にカラオケやボウリングも楽しめるところがいい。
翌朝。
12階で朝食をとる。ここから見える景色はなかなかのものだ。
また絶叫系は運休だろうと高をくくっていたら、高飛車だけは動いたらしい。偉い!
パークの反対側には富士山が見えるはず……。
……いませんね。
ちなみに、部屋から見えるバスステーションはこんな感じ。雪に埋もれた車は、どうやって脱出するのだろうか。
宿泊者には、隣接している美術館「フジヤマミュージアム」の入場券がもらえる。ここで、たくさんの富士山の絵に出会えた。フラッシュを使わなければ撮影も可能だ。
私が、一番素晴らしいと思ったのは、草間彌生さんの「七色の富士」である。
絶叫マシーンがなくても、富士山が見えなくても、何とかなっちゃう富士急ハイランドでした。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
私も仕事関係の旅行が台風で中止になった時は、大ショックだったものです。
絶叫系はNGなので、私はお天気に関係なさそう。
でもスケートも ン十年滑ってません。
ホテルと美術館しか楽しめないかも?
夏は台風で予定変更を余儀なくされることがあります。
旅行だと特に。
冬場は雪に泣かされます。
東京が降っていないと、旅行先も大丈夫なのではと錯覚するし。
あらためて、山梨の寒さを思い知らされました。
お天気だったら、スケートなんぞしなかったでしょう。
美術館は思いのほかよかったので、別ブログに書こうと思いました。
絶叫系で有名なココもこれだけ雪降るとさすがに出来ないですね。
ココには以前、廃墟となった病院を舞台にしたお化け屋敷がありましたが、まだあるのかな?
スケートは大学時代に夕方か夜に新宿駅を電車で出発して、ココでオールナイト滑るっていうのに参加しました。懐かしい。
バスの旅かぁ。僕もノッテみたいなぁ。
病院を舞台にしたお化け屋敷といえば、戦慄迷宮しかありませんね!
あれは富士急名物といえるんじゃないでしょうか。
もちろん、ありましたよ。
一度入ったことがありますが、すごく混んでいたし、何でわざわざ? って感じでしたね。
フリーパスが使えないのも気に入りません。
それにしても、オールでスケートとは若いですね。
学生じゃないから、もうできませーん(笑)
富士急ハイランドの前はよく通りますが、入ったことがありません。
我が家のくまは高所恐怖症のため、付き合ってくれません。
3000メートルの山には平気で登るくせに変なやつ。
富士急の魅力をこんな風に語れるなんて、広告執筆料を請求してもよいくらいでは?
私もこんな天気の日に行くのは初めてです。
でも、お泊りパックとなると、週間予報がわかってからでは遅いし。
日帰りが一番いいんでしょうね。
明日は天気がよさそうだから行くか、って感じで。
Hikariさんちは富士急に行きやすいんですね。
羨ましいです。
富士急のみならず、旅費をいただければ旅行記を書きますよ、と宣伝したい(笑)
4月から閑職に追いやられたので、何かしようかな~。
絶叫好きなら富士急ですものね
しかし、乗り物には年齢制限があるんです。
ドドンパは54歳だったような……。
ええじゃないかは56歳だったかな?
フジヤマが一番寛容だったと思いましたよ。
おっとも、年齢詐称していてもわかりませんが。
行くなら早い方がよさそうです。
那須ハイランドパークはソフトなコースターばかりで、お好みじゃないと思います。
HPから確認してきました。
テンテコマイ、ええじゃないか、高飛車、ドドンパは60歳まででしたよ。
フジヤマは62歳。
鉄骨番長は64歳となっていました。
以前よりも伸びた気がします。
よかったですね!