冬は寒い。だが、その寒さが観光資源になることもある。
「わっ、なにこれ。つららだって」
ネットサーフィンをしていたら、「秩父三大氷柱」というフレーズに出会った。私は埼玉県出身なので、秩父には何度か行ったことがある。山があって、夏は暑く冬は寒い場所だ。だが、その寒さを逆手にとって、氷柱で観光客を集めることができるとは。アッタマい~い!
「よしっ、面白そうだ。行ってみよう」
チャチャッとバスツアーに申し込む。土曜のライトアップコースはすでに満員だったが、日曜の平常コースには空きがあった。ウホウホ、間に合った。
集合は午前11時に西武秩父線の芦ヶ久保だ。ここからすぐの場所に、あしがくぼの氷柱がある。観光の目玉として人工的に作っていると聞いたが、果たしてどのようなものか。
「へええ」
鍾乳洞の石筍が雪に代わったような盛り上がり方だ。
ぷくぷくしていてラブリー。クラゲに見えないこともない。
ここの氷柱は、始めてから4年目というから、この先洗練されることだろう。斜面の頂上では甘酒や紅茶をふるまっていた。紅茶をいただきながら、陽光に反射するクラゲたちを鑑賞した。
すぐにお昼の時間になる。バスツアーには、昼食と温泉がついていてウレシイ。
「えっ、豪華」
参加費用は7000円である。昼食代だけで結構いっちゃうのでは? と感じるメニューだった。糖質がやや過剰であるものの、アツアツの切り込みうどんで体が温まる。
美味し!
昼食後は尾ノ内の氷柱を見に行く。ここも人工的に作られたものであるが、道路が渋滞していて、予想以上に時間がかかった。
渓谷にかかった吊り橋が、歩くたびに揺れるので、高所恐怖症の方には無理だろう。
ポストカードの写真と比べてみると、今年は基準の5割程度の氷柱しかないとわかる。日中が暖かいので、氷が溶けてしまうのだとか。
ちなみに、暖冬だった去年は、もっと少なかったそうだ。
でも、光の加減で、「氷柱の国のアリス」みたいな写真が撮れたから満足だ。
ライトアップ時のポストカード。これが見られる時間帯は、駐車場が2時間待ちというから凄まじい。
ラストは三十槌(みそつち)の氷柱である。
「ここには天然の氷柱と、人工の氷柱があります。天然の方はつらら、人工のほうはひょうちゅうと呼んでいます。比較してどうぞお楽しみください」
バスガイドの説明に、うんうんと頷いた。
これは天然ゾーンであるが、たしかにつらら……。
繊細な姿が水に映り、自然の生み出した芸術にうっとり見とれた。
私はここが一番好きだ。
まあ、糸のようなつららが春雨に見えないこともないが……。
人工ゾーンは、先の氷柱と大差ないので割愛しちゃおっと。
秩父のシンボル、武甲山。
最後に、武甲温泉で汗が出るまで温まり、18:40頃芦ヶ久保で解散した。
コスパもよく、退屈しなかったバスツアーに感謝する。
今度は、凍死しそうなくらい寒い年に参加したい。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
「わっ、なにこれ。つららだって」
ネットサーフィンをしていたら、「秩父三大氷柱」というフレーズに出会った。私は埼玉県出身なので、秩父には何度か行ったことがある。山があって、夏は暑く冬は寒い場所だ。だが、その寒さを逆手にとって、氷柱で観光客を集めることができるとは。アッタマい~い!
「よしっ、面白そうだ。行ってみよう」
チャチャッとバスツアーに申し込む。土曜のライトアップコースはすでに満員だったが、日曜の平常コースには空きがあった。ウホウホ、間に合った。
集合は午前11時に西武秩父線の芦ヶ久保だ。ここからすぐの場所に、あしがくぼの氷柱がある。観光の目玉として人工的に作っていると聞いたが、果たしてどのようなものか。
「へええ」
鍾乳洞の石筍が雪に代わったような盛り上がり方だ。
ぷくぷくしていてラブリー。クラゲに見えないこともない。
ここの氷柱は、始めてから4年目というから、この先洗練されることだろう。斜面の頂上では甘酒や紅茶をふるまっていた。紅茶をいただきながら、陽光に反射するクラゲたちを鑑賞した。
すぐにお昼の時間になる。バスツアーには、昼食と温泉がついていてウレシイ。
「えっ、豪華」
参加費用は7000円である。昼食代だけで結構いっちゃうのでは? と感じるメニューだった。糖質がやや過剰であるものの、アツアツの切り込みうどんで体が温まる。
美味し!
昼食後は尾ノ内の氷柱を見に行く。ここも人工的に作られたものであるが、道路が渋滞していて、予想以上に時間がかかった。
渓谷にかかった吊り橋が、歩くたびに揺れるので、高所恐怖症の方には無理だろう。
ポストカードの写真と比べてみると、今年は基準の5割程度の氷柱しかないとわかる。日中が暖かいので、氷が溶けてしまうのだとか。
ちなみに、暖冬だった去年は、もっと少なかったそうだ。
でも、光の加減で、「氷柱の国のアリス」みたいな写真が撮れたから満足だ。
ライトアップ時のポストカード。これが見られる時間帯は、駐車場が2時間待ちというから凄まじい。
ラストは三十槌(みそつち)の氷柱である。
「ここには天然の氷柱と、人工の氷柱があります。天然の方はつらら、人工のほうはひょうちゅうと呼んでいます。比較してどうぞお楽しみください」
バスガイドの説明に、うんうんと頷いた。
これは天然ゾーンであるが、たしかにつらら……。
繊細な姿が水に映り、自然の生み出した芸術にうっとり見とれた。
私はここが一番好きだ。
まあ、糸のようなつららが春雨に見えないこともないが……。
人工ゾーンは、先の氷柱と大差ないので割愛しちゃおっと。
秩父のシンボル、武甲山。
最後に、武甲温泉で汗が出るまで温まり、18:40頃芦ヶ久保で解散した。
コスパもよく、退屈しなかったバスツアーに感謝する。
今度は、凍死しそうなくらい寒い年に参加したい。
↑
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※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
一度で気に入って、以来我が家ではたらんぺに統一された歴史があります。
秩父、寒いのですね。
青氷とはものの例えではなくて見たままなのだと気づきました。
2時間待ちは耐えられないけど、そのライトアップは見てみたい‼
どこかに空いてる氷柱フェスがないかしら。
豪華な昼食に見どころ満載のコース、スゴイです。
それにしても、こんな見事なつららができるとは、
秩父恐るべし。
うちの辺りよりよほど寒そうです。
〆に温泉までとは、さすがとしか言えません。
うーん、たらんべですか……。
私は氷柱のほうが好きです(笑)
ライトアップも見るチャンスはあったんですが、時間が遅すぎました。
早く帰りたい一心で見逃す破目に。
まあいいか。
また違った顔が見られますね。
バス代がほとんどのツアーだったのかもしれません。
食事代はいかほどか。
氷柱は、1か所200円くらいです。
それでもコスパ的に優良かと思いますね。
某旅行会社のツアーだと9000円台みたいです。
昼食がヘボいらしいので呆れました。
そういえば子供の頃はタロンペと言っていたような気がします、フランス語かも…(笑)
屋根から下がっているものを観光用にライトアップしようかな(笑)
よそのブログで時々目にしますが、そちらはお手軽バスツアーの企画がたくさんあるようですね。氷柱バスツアーはお食事込だとツアー会社もぎりぎりなのでは…
秩父といえば花篭部屋のあんこ型力士の若秩父を連想します(笑)
秩父の出身で塩の浪費者だったようで<塩などは安いもんだと若秩父>の川柳が残っています(*^^*)ポッ
雪が降ると、氷柱アートが台無しになるそうです。
春雨もクラゲも、みんな雪に埋もれてしまいますから。
寒いけれど雪国でない秩父ならでは、とガイドさんが言っていました。
自治体のホームページに載っていた企画なので、市からもお金が出ているんじゃないでしょうか。
旅行会社だけでは、こんなに太っ腹なツアーが成立しない気がします。
タロンペかぁ。
フランス語のくだりでウケました。