「大坂の陣」
大坂の陣は、冬の陣と夏の陣の2回ありますが、題名が大坂の陣なので、1回で二つの戦を描くのかと思っていましたが、ふたを開ければ、冬の陣だけでした。
そりゃそうか。
千姫が主人公のように描かれた今回。
視点がかわっているという大河をあくまでも主張したいのかもしれません。
秀忠はともかく、家康が千姫のことを想っていたとは思えないのですが。
慶長19年(1614年)夏
方広寺の鐘の事件を発端に、戦へ。
あくまでも、豊臣方が仕掛けたという格好です。
実際は、今までの通説のとおりだと思います。
茶々が、あくまでも悪者。怖いぐらいです。
ただ、今回の最後は、千姫をかばってましたね。
徳川家と豊臣家、二つが並び立つわけはないので、どちらかが、天下をとることになります。
どうしても、家康の古狸の悪巧みのイメージが、脳裏に染みついていて。
今作のように、家康が、あくまでも平和を願っていての戦とは思えません。
千姫は、いずれにしても、辛かったことでしょう。
豊臣家と徳川家の板挟みです。
慶長19年冬
大坂の陣が、始まります。
家康軍30万、豊臣軍10万。
数の上で、明らかに家康軍有利。
徳川勢が、勝利をおさめていきます。
豊臣軍で唯一?活躍した真田丸の話は、あまりにも有名です。
大河ドラマ『真田丸』では、ここらへんが、詳しく描かれました。
戦を長引かさないために、大筒を使うことを決めた家康。
これは、ひどいです。
戦争を長引かさないために、原爆を使うと同じ理屈ではないですか。
戦の醜さを秀忠に教えたかったのでしょうが。
次回、豊臣家が滅びることになるのでしょう。
残り2回ですか。
家康が亡くなるまでを描くのかな。