U-nextで、視聴しました。
市川崑監督・石坂浩二主演シリーズの第5弾。
のちに、このコンビで『犬神家の一族』リメイクがつくられますが、実質最終。
1979年の作品です。
観に行ったのかどうか、不明。
忙しい時期だったので、行っていない可能性大です。
映画冒頭、横溝正史さん自身が、推理作家役で登場。
台詞も、けっこうありました。
しかも、そばにいたのは、リアル奥さんだったようです。
横溝さん、映画に出るのが好きなのでしょうね。
出演者のうち、小林昭二さん、草笛光子さん、三木のり平さん、大滝秀二さん、加藤武さんの5人は、5作連続出演だそうです。
それも、ユニークなつくりになっています。
ヒロインは、桜田淳子さん。当時歌手として好きでした。
メインは、佐久間良子さん。草刈正雄さん。
最初出てきたとき、草刈さんとわかりませんでした。イケメン!
他は、他の作品にも出ていた人が目立ちました。
小沢栄太郎さん、ピーターさん、あおい輝彦さん、中井貴恵さん、三条美紀さん、白石加代子さん、常田富士夫さんなど。
どうもこのシリーズ、ストーリーよりも、俳優さんたちに目がいってしまいます。今なお活躍されている方は、少数なのですが。
ストーリーは、横溝作品らしくドロドロ。
人間関係が複雑すぎて、理解できずにお話が終わってしまいました。
犯人は、予想どおりの人でした。
でも、今回のは、金田一さんが言っていたように、殺人動機が、悲しすぎました。
シリーズをとおして、行われた加藤武さんのギャグ。
何度観ても、楽しいです。
クスッとさせられるところが、ちりばめられていて、殺人事件が起こる映画にしては、暗くなかった気がします。
観たあと、なぜか、爽やかな気持ちになれます。
市川崑さんが、亡くなっていますし、石坂さんも高齢、映画に出ていた多くの方々が、亡くなり、もうリメイクがつくられることはないと思います。
ちょっぴり寂しいです。