風と水の記憶 Mitsuhiro's Photo Page/ 田谷光宏

日常のこと。旅先のこと。生き物達のこと。つれづれを写真と一緒に。

ザトウクジラがたくさん

2010-01-30 23:02:42 | アラスカ
 この画を撮ったのも4年前になります。今年の夏には再びここを訪れる予定がたちました。

 この海域は4つの海流がぶつかり、複雑な流れを作っています。また、地形の関係上、風が吹き抜ける海でもあります。この時も海が荒れて、この海を渡るのに4日の足止めを食いました。風も止み、海が静かになると海上は霧に覆われます。ここは多雨多湿の気候で、風が無い時には霧になることが多い場所です。ということで海が荒れているか、または霧の中か、ということになります。
 この海にクジラの集まる島があります。荒れた海の向こうに、深い霧の中に、まさに幻のクジラ島があります。この写真には8頭のザトウクジラが写っていますが、当然この下の海の中にはもっとたくさんのクジラがいます。20頭ほどの群れがコンパクトに寄り合って行動していました。しかも、この規模の集団が船の周り中にいくつも見えていたのです。群れが一斉に浮上してきたときは圧巻です。7・8本のブロー(噴気)がいっぺんに上がり、それを追いかけて次々にブローが上がります。ブワッ・バババババ・・・といった感じです。
 その光景が自分のキャパシティを越えてしまって、どうしていいのか解らなくなってしまったのを覚えています。
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アメリカグマの親子

2010-01-16 22:05:38 | アラスカ
サケの登り始めた川にアメリカグマの親子が出てきました。3頭の子供がいます。比較的に食糧事情が良かったのかもしれません。小熊は母親から離れないようにと一生懸命ついてゆきます。この親子が一番注意しなければならないのはオスのアメリカグマです。しばしばオスは子殺しをするようです。自らの遺伝子を残すためだと考えられています。ので、母熊は常に注意を払っています。♂の気配が少しでもすると親子は一目散に逃げてゆきます。
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アラスカの海 雨の夕暮れ

2010-01-10 20:59:55 | アラスカ
この画は昨年、東南アラスカでの夏の夕暮れ風景です。
海上でザトウクジラを観察中に現れた雨・・です。上空の雲から降る、雨です。雨をこんな風に撮影したのも初めてですが、夕日に染まる雨というのも珍しいでしょ。
とても狭い範囲に降る雨が移動してゆきました。もちろんこの天空からの赤いカーテンの中に入ってしまえば土砂降りです。私たちの船は、この赤いカーテンから際どく逃げました。
あっ、それと、夕暮れといっても午後9時過ぎです。アラスカは高緯度ですから。
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明けましておめでとうございます。

2010-01-04 13:24:15 | 旅行
 明けましておめでとうございます。

 お正月は初詣にいったきりで、あとはぐでぐでと過ごしました。

 写真はフォークランドのマゼランペンギンです。空に向かって叫んでいます。

 自分の今年の一大イベントはやはりアラスカ旅行ということです。今回はアラスカ半島への船旅を7月に予定しています。この地の訪問はは2度目ということになりますが、今までのアラスカ行の中でも特別な旅になるような気がしています。それはあくまでも期待する気持ちが大きいということなのですが、前回の経験を踏まえてみますと、それはそれは期待を膨らませずにはいられないのです。

 まずは第一にクマ(ブラウンベアー)です。前回はサケの遡上とそれを獲るクマの観察ができずに(クマはたくさんいましたが)終わってしまいました。今回は時期を多少遅くして、うまく当たるようにしています。前回同様、至近距離での観察が期待されます。
 もうひとつはクジラです。場所は秘密なのですが、前回、20頭位の規模のザトウクジラの集団があっちにもこっちにもという場所がありました。ある島の周りなのですがシャチがそのザトウクジラの子供を狙ってザトウクジラの集団とにらみ合うという場面にも遭遇しました。鯨類はその他にナガスクジラ、イシイルカ、ネズミイルカを見ています。
 小さな船での旅ですが停泊する入り江での様々な出会いもたいへん楽しみです。クマやシカはもちろん、キツネやリス、スカンクやビーバー、ラッコ、アザラシ、カワウソ・・・たくさんの鳥達にもきっと逢えるとおもいます。
 おそらく海が荒れて足止めを余儀なくされる日もあると思います。生き物達にまったく逢えない日もあるとおもいます。そんなことも含めて期待は膨らみますが、あまり膨らみ過ぎないように気をつけることにしています。

 それまでは今までどうり、気ままにこのブログもやってゆきたいと思います。

 本年もよろしくお願いいたします。
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