フィールドで写してきた画像はパソコンで整理します。ブレやピントの来ていない画像は迷いなく消去します。次に画そのものが「違うな」と思うものも消去。迷ったものはとりあえずキープして、使えそうに思うものや「良く撮れた」ものをピックアップ。その中でAクラス、Bクラスに仕分けます。当然なのですがAクラスはとても少ないのは致し方ない所。
ところが仕分けしたものを後から見返すとAクラスやA’クラスにしてもいい画像が出てきます。自分のその日の気分や体調で画の見方が随分と違うのです。なので時々、画像を見直します。
で、そんなふうに救われた画像を少しアップします。(近頃新しく撮影できていないのもあります。)
わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車が渓谷沿いを走っています。桜の季節と紅葉の季節はたくさんの観光客で混み合います。
渡良瀬川上流にあった足尾銅山は明治初期から日本で最初の公害を出し、渡良瀬川周辺は元より利根川にも被害が広がりました。足尾周辺の山は枯れ果て、農地は壊滅状態でした。現在は地元の方たちの努力で少しづつ山も再生してきています。
人の生き死にについて改めて考えさせられることがあり、身の回りを見回していました。過去も未来も幻影だという時間論がありますが、確かに自分が存在するのは今しかない気がします。
その考え方が確かであっても自分の頭の中は過去を思い未来を思考します。
写真は過去を写しているのでしょうか。生きている今を写し撮って見たいものです。
ケニア・ソリオのシロサイをセピアで表現してみました。
サイはモノクロでも面白いのですがセピアにしましたら、思いの外楽しい画になりました。
来週、群馬の富岡西小学校で理科の授業ふた時限、スライドを見ていただきます。その構成を考えていて煮詰まってしまったので、気分転換にケニアの画を見ていました。その一つです。