夕立が過ぎ去った後、庭の蜘蛛の巣は水滴でキラキラと光っておりました。違う場所では夕立で巣を壊された蜘蛛がせっせと巣を繕っています。
そのまま夕暮れると、どこかに遠花火の音が聞こえてきました。そろそろ夏も終わりかもしれません。
風が吹けば空を見上げよう。雨が降れば傘をさして道端に咲く花を見よう。秋になれば山に行こう。自分の見ることができるものは限られている。
とうもろこしは食べごろのようでした。いえ、けして盗ったりはしておりません。
月に突っ込む飛行機一機。
月にカラス。逢魔が刻は何が起こるか分からない。ドキドキの時間。
やがて夜が訪れる。それまでの僅かな時間。
逢魔が時は、虫も人も花さえも下心を隠しきれない。
クモがシジミチョウを捕らえていました。蜘蛛の巣はたくさんの水滴を帯びていますが役割は果たしているようです。
雨に濡れるカブトムシ。
なんかハチ。
逃げない（きっと雨降りだから）アブラゼミ。木にも留まってない。
真っ白なキノコがありました。どうやら「ドクツルダケ」のようです。食べちゃだめ。猛毒。でも綺麗です。ずっと雨だったのでキノコたちも元気なのかもしれません。
「レンゲショウマ」
「キツネノカミソリ」かと思います。
森の池の辺りの草むらにオタマジャクシから足が出て陸に上がってきたばかりと思われるモリアオガエルの個体がいました。大きさは１cmほど。体色もまだオタマジャクシ。
若干小降りになったような気がして、お盆休み唯一のお出かけ。池の辺りに咲く花を写しましたが、何せ植物に関しても全くの無知。情けなくも名前は分かりません。
森に入ると比較的、小雨くらいなら気にならなくなります。森はずっと烟っておりました。
ニラでしょうか。葉っぱが違いますね。オトコエシではないかというお話いただきました。
空の色が刻々と変化する時間。逢魔が時。
見る間に花も明るさを落としてゆきます。
夕焼けのヒマワリ畑。西側が開けた丘。山は妙義山辺り。
現地に着いた時は、ちょうど太陽が地平線上の雲に隠れたところ。慌ててシャッターを切りました。
