「はなびし庵」(すみだ酒店)さんで楽しいお話を聞かせていただき、
「幕末の町家座敷で名張の『歴史影絵劇』」を見に来てくださいと。
今から「赤目一ノ井の松明調進」のお話を聞きに行きますと伝えると、
『松明奉納』の影絵もありますからいつでも来てね、とのこと。
このタイミングで松明の影絵もあるとのことにびっくりですが、
さすが「名張に春を呼ぶ伝統行事」ということで楽しみになってきました。
ここまで下書きを書いていて、新聞やニュースで気になる記事が出てきます。
赤目市民センターでお話を聞いたのは「東大寺のお水取り」行事の中の
「『達陀松明(ダッタンタイマツ)』は名張一ノ井で作られ運ばれる」というお話でした。
何も知らずにテレビで写される映像にあんなに激しい行事があるんだなぁ、程度に見ていたものですが、
お話を聞くと大変な準備と作業と運び入れまで一連の行事はなかなか大変なことがわかりました。
しかも昔は約9里(約35㎞余)の道のりを徒歩で運んでいたそうで…
その話を書く前に「『東大寺』へのお水送りは若狭から」始まると。
そう「送られた水」を「取る」という一連の流れがあったわけですね、
何も知らずに「春が来る、春が来たね」と言っていてはいけない気がしてきました。
新聞記事等によると
≪春の訪れを告げる奈良・東大寺の「お水取り」の水を
若狭から送る故事に由来する「お水送り」が2日夜、
福井県小浜市の若狭神宮寺一帯であった。
かがり火が照らす岩場で、幻想的な神事が営まれた。
この日の夜、若狭神宮寺で営まれた大護摩法要の火がたいまつに移されると、
たいまつを手にした白装束の僧侶らが列をなし、遠敷(オニュウ)川沿いの鵜の瀬(ウノセ)まで歩いた。
鵜の瀬に到着した後、河原でも大護摩をたいた。
午後9時ごろには、僧侶が読み上げた送水文を水面に投げ入れ、
寺境内の井戸からくんだ御香水(オコウズイ)を川に注ぎ込んだ。
(you tubeより)
若狭と奈良は地下の水脈でつながり、川に流した水は東大寺の井戸に届くと
語り継がれている。12日には東大寺で、井戸から水をくみ上げる「お水取り」の行事がある。≫
その「お水送り」の今年2024年の様子をyou tubeで見つけましたので、
神聖なる様子をどうぞ~~(約14分)
2024 【修二会】若狭小浜のお水送り ‐ 鵜の瀬から
• 2023 【修二会】若狭小浜のお水送り ‐ 神宮寺から奈良東大寺へ
・00:00~ 昨年のおさらい
・02:08~ 松明行列
・07:42~ 大護摩供
・10:24~ 送水神事
2024年度の「東大寺お松明」日程。
今年初めて「松明調進近鉄ツアー」電車が運行されるそうで、
その運行記念講演会です。赤目駅を出発して乗り換えなしで奈良まで行くそうな…
これはこの機会でないと絶対ない!とのこと。
赤目一ノ井から「松明調進(タイマツチョウシン)」【極楽寺HPより】、
その松明を準備する段階からのお話を極楽寺の中川住職の講演で聞いてきました。
上記「極楽寺」のHPに掲載されているので詳細は省きますが、
【もっと知りたい 松明講とお水取り「たいまつ調進行事の今昔】
当日資料から・・・・・
令和6年3月2日 (土) 14:00~ 赤目市民センターにて
伊賀一ノ井松明講 特別顧問
西境山極楽寺 第27世住職 中川 拓真さんのお話
1. 松明調進(タイマツチョウシン)行事とは
・名張市無形民俗文化財登録(昭和31年)
・三重県無形民俗文化財登録(平成14年)
〇場所=三重県名張市赤目町一ノ井 極楽寺に於いて
〇歴 史=道観長者の遺言により始まったとされる。推定約800年か。
東大寺文書・聖玄(宝治3年/1249年) 記録有り。今年で776年目である。
〇団 体=伊賀一ノ井松明講の人たちにより作られ、運ばれる。
〇行事内容=奈良東大寺二月堂修二会 (お水取り) で使用する達陀松明を奉納。
達陀松明(当日のプロジェクタ画面より)
2. 水取りは、東大寺二月堂で行われる、修二会という法会の中の一行事。
3月12日深夜に閼加井屋(アカイヤ)にお水を汲みに行くことからこの通称で呼ば れるようになった。
3月1日から14日までおこなわれている。
○二月堂の本尊十一面観音の御前で罪過を懺悔すること悔過 (けか)である。
国家安泰・五穀豊穣を祈る。
(天平勝宝4年/752年)、良弁 (ロウベン)の高弟実忠 (ジッチュウ)によって はじめられたと伝えられている。
「不退の行法」(フタイノギョウホウ:休むことがないということ) として、
令和6年で1273回目。期間 3月1日~14日 。
左)火天(カテン)、右)水天(スイテン)。
火天の持つ松明が「達陀松明」。
以下「松明調進」チラシより抜粋
左)調進の松明ができるまで
右)松明調進(松明送り)経路図
「道観長者」の伝説
※参考①:「たいまつ『伊賀一ノ井松明講』」HP
※参考②:「小太郎岩」のこと(レファレンス協同データベースより)
※その③「小太郎岩」(コトバンクより)
※「当たり前」続けた775年(一ノ井松明調進/読売記事)
※さだまさし東大寺コンサートより「修二会」
〆はやはりこの方で…
名張のミニ紀行、最後は「深野」へ。
あと少し、ではまた
追記2024/3/7 14:30
多分上記コンサート時の思い出の記事、
ハハが残してくれてた産経記事です。
追記2 2024/3/12 整理して出てきた本「遺産の心」(平成13年2月11日発行/著者:山本茂貴)より『お水取りの裏方』
追記3 2024/3/13 「お水取り松明材 近鉄電車で東大寺へ」(中日記事より)
追記4 その様子の「X」情報(moni5187様より)
「幕末の町家座敷で名張の『歴史影絵劇』」を見に来てくださいと。
今から「赤目一ノ井の松明調進」のお話を聞きに行きますと伝えると、
『松明奉納』の影絵もありますからいつでも来てね、とのこと。
このタイミングで松明の影絵もあるとのことにびっくりですが、
さすが「名張に春を呼ぶ伝統行事」ということで楽しみになってきました。
ここまで下書きを書いていて、新聞やニュースで気になる記事が出てきます。
赤目市民センターでお話を聞いたのは「東大寺のお水取り」行事の中の
「『達陀松明(ダッタンタイマツ)』は名張一ノ井で作られ運ばれる」というお話でした。
何も知らずにテレビで写される映像にあんなに激しい行事があるんだなぁ、程度に見ていたものですが、
お話を聞くと大変な準備と作業と運び入れまで一連の行事はなかなか大変なことがわかりました。
しかも昔は約9里(約35㎞余)の道のりを徒歩で運んでいたそうで…
その話を書く前に「『東大寺』へのお水送りは若狭から」始まると。
そう「送られた水」を「取る」という一連の流れがあったわけですね、
何も知らずに「春が来る、春が来たね」と言っていてはいけない気がしてきました。
新聞記事等によると
≪春の訪れを告げる奈良・東大寺の「お水取り」の水を
若狭から送る故事に由来する「お水送り」が2日夜、
福井県小浜市の若狭神宮寺一帯であった。
かがり火が照らす岩場で、幻想的な神事が営まれた。
この日の夜、若狭神宮寺で営まれた大護摩法要の火がたいまつに移されると、
たいまつを手にした白装束の僧侶らが列をなし、遠敷(オニュウ)川沿いの鵜の瀬(ウノセ)まで歩いた。
鵜の瀬に到着した後、河原でも大護摩をたいた。
午後9時ごろには、僧侶が読み上げた送水文を水面に投げ入れ、
寺境内の井戸からくんだ御香水(オコウズイ)を川に注ぎ込んだ。
(you tubeより)
若狭と奈良は地下の水脈でつながり、川に流した水は東大寺の井戸に届くと
語り継がれている。12日には東大寺で、井戸から水をくみ上げる「お水取り」の行事がある。≫
その「お水送り」の今年2024年の様子をyou tubeで見つけましたので、
神聖なる様子をどうぞ~~(約14分)
2024 【修二会】若狭小浜のお水送り ‐ 鵜の瀬から
• 2023 【修二会】若狭小浜のお水送り ‐ 神宮寺から奈良東大寺へ
・00:00~ 昨年のおさらい
・02:08~ 松明行列
・07:42~ 大護摩供
・10:24~ 送水神事
2024年度の「東大寺お松明」日程。
今年初めて「松明調進近鉄ツアー」電車が運行されるそうで、
その運行記念講演会です。赤目駅を出発して乗り換えなしで奈良まで行くそうな…
これはこの機会でないと絶対ない!とのこと。
赤目一ノ井から「松明調進(タイマツチョウシン)」【極楽寺HPより】、
その松明を準備する段階からのお話を極楽寺の中川住職の講演で聞いてきました。
上記「極楽寺」のHPに掲載されているので詳細は省きますが、
【もっと知りたい 松明講とお水取り「たいまつ調進行事の今昔】
当日資料から・・・・・
令和6年3月2日 (土) 14:00~ 赤目市民センターにて
伊賀一ノ井松明講 特別顧問
西境山極楽寺 第27世住職 中川 拓真さんのお話
1. 松明調進(タイマツチョウシン)行事とは
・名張市無形民俗文化財登録(昭和31年)
・三重県無形民俗文化財登録(平成14年)
〇場所=三重県名張市赤目町一ノ井 極楽寺に於いて
〇歴 史=道観長者の遺言により始まったとされる。推定約800年か。
東大寺文書・聖玄(宝治3年/1249年) 記録有り。今年で776年目である。
〇団 体=伊賀一ノ井松明講の人たちにより作られ、運ばれる。
〇行事内容=奈良東大寺二月堂修二会 (お水取り) で使用する達陀松明を奉納。
達陀松明(当日のプロジェクタ画面より)
2. 水取りは、東大寺二月堂で行われる、修二会という法会の中の一行事。
3月12日深夜に閼加井屋(アカイヤ)にお水を汲みに行くことからこの通称で呼ば れるようになった。
3月1日から14日までおこなわれている。
○二月堂の本尊十一面観音の御前で罪過を懺悔すること悔過 (けか)である。
国家安泰・五穀豊穣を祈る。
(天平勝宝4年/752年)、良弁 (ロウベン)の高弟実忠 (ジッチュウ)によって はじめられたと伝えられている。
「不退の行法」(フタイノギョウホウ:休むことがないということ) として、
令和6年で1273回目。期間 3月1日~14日 。
左)火天(カテン)、右)水天(スイテン)。
火天の持つ松明が「達陀松明」。
以下「松明調進」チラシより抜粋
左)調進の松明ができるまで
右)松明調進(松明送り)経路図
「道観長者」の伝説
※参考①:「たいまつ『伊賀一ノ井松明講』」HP
※参考②:「小太郎岩」のこと(レファレンス協同データベースより)
※その③「小太郎岩」(コトバンクより)
※「当たり前」続けた775年(一ノ井松明調進/読売記事)
※さだまさし東大寺コンサートより「修二会」
〆はやはりこの方で…
名張のミニ紀行、最後は「深野」へ。
あと少し、ではまた
追記2024/3/7 14:30
多分上記コンサート時の思い出の記事、
ハハが残してくれてた産経記事です。
追記2 2024/3/12 整理して出てきた本「遺産の心」(平成13年2月11日発行/著者:山本茂貴)より『お水取りの裏方』
追記3 2024/3/13 「お水取り松明材 近鉄電車で東大寺へ」(中日記事より)
追記4 その様子の「X」情報(moni5187様より)
それに、最後に掲載された産経新聞のさだまさしさんの記事が大変興味深いです。私も「関白宣言」はちょっと男尊女卑的なところがあって、あまり好みではありませんが、「案山子」という曲は心にしみる感じがして、カラオケで歌ったこともありました。
昔から賛否両論あるのは確かですが、気にせず聴いてたのはきっと最後の歌詞があるからだとずっと思ってました…
男性と女性で感じ方が違うものかもしれませんね、
なんてことを書くと今の時代バッシングになるのでしょうかね(笑)。
https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/b1/38a8e58544bc6aa910753f8e52aa78e4.jpg
ニュースでしか見たことのなかった「修二会の達陀松明」が赤目町の一ノ井で作られ徒歩で運ばれていたとは驚きでした。
流石に最近では車であったり、今回のように電車でというのは時代の流れと高齢化もあるかもしれません。
それでも絶やさず続けられていることに頭が下がる思いです。伝統を紡いでいくことの大切さを垣間見てきました。
今年はニュースを見る目が変わる気がします。
dawnさま、いつもコメントありがとうございます。
昭和40年代の忍者ブーム華やかしき頃、TVアニメでは「サスケ」や「カムイ外伝」が流行って、
作者の白土三平氏は「赤目プロ」でした。赤目プロの赤目は、やはり名張の赤目を由来とするそうで、
猿飛佐助と百地三太夫の関係は良く分からずです。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=--8mcs1cWMU
水原 弘さん熱唱 しのびのテーマ「カムイ外伝」
松明調進近鉄ツアーは、普段は京都~伊勢志摩の特急だけが走る八木の新口(にのくち)短絡線を、
急行形の3扉転換クロスの5200系が走るとなると、撮り鉄さんらが大勢集まるのが予想されます。
八木から近鉄奈良へは、西大寺でスイッチバック(折り返し)になりますから、
高の原まで行って引き返すというレアな経路も、乗り鉄さんらの注目の的になると思いますが。
家人はこのカムイを見ていたと申しております、
ワタシは見た記憶なく、です。アニメの存在は知っていましたが…
電車の件も確かにレアなことだと、特別編成だともおっしゃってました。近鉄さんのご協力なくしてはできない企画かと思いますので当日のニュースなど楽しみに待ちたいものです。
moni5187さま、知らないことだらけのレア話いつもありがとうございます。楽しみにお待ちしております✋
昨日は、予想通り大勢のファンの方が詰めかけたようで、臨時列車に使用された5200系は、VX05という編成名なのだそうです。「VX05」のX(旧Twitter)検索結果 - Yahoo!リアルタイム検索 (画像・動画)
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=VX05&ei=UTF-8&mtype=image
moni5187さんの予想通り熱心なファンがたくさんおられるのですね、さすが情報通。
講演を聞かせていただいたおかげでピピっと反応できるようになった自分にも驚いています。
朝刊を一目見て「あっ、これだ!」って目についた自分を褒めたいところですが、実際にこの電車を撮りに行かれる方はもっとスゴい。
moni5187様、情報ありがとうございます。
本文にも掲載させていただきました。