少し涼しくなり、これなら歩ける!と、上野公園まで来たのが9/7夕刻。
そういえば、、、
お客様をご案内する時、上野公園入口から入ることが多いのですが、
ここでひとつ「今どき!上野公園注目の植物は」、やっぱり「これでしょ!」。
ということで朝ドラ「らんまん」の主人公(万太郎⇒モデル:牧野富太郎)にご縁のある話を…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/c1/01ea990ced12fbc7f066603f5fb898b9_s.jpg)
上野公園入口に生えているこの「ササ」はちょっとしたエピソード持ちで、
名前は『イガザサ(伊賀笹)』と言います。
2023/1/22にご紹介済みですが、クマザサに似て非なることがわかっています。
少し伊賀上野がらみの視点から…
郷土の歴史夜咄会で「伊賀の牧野富太郎『黒川喬雄』(クロカワタカオ)と門下生」というお話があり、
その資料をもう一度じっくりと読み返したことと、
上野高校「(創立)70年のあゆみ」(全264頁)がたまたま手元にあったことで
二つの資料をめくるめく見ておりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/73/4d/98a768d9eb1ce0356ccdef86292a35ae_s.jpg)
昭和44年(1696)発行ということは、ワタシ高校一年生です。
当時そんな本をいただいたことさえ忘れていましたが、
多分実家から持ってきたのかもしれません(記憶が定かでない、けど手元にあることがラッキー)。
「70年のあゆみ」というのは、明治32年以降の学制の歴史本みたいなもので、
その中に「黒川喬雄先生」なる人物が幾度となく出てきます。
こちらは「夜咄会資料」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/05/68/2cc0be569f8ee398a4467dd300facee9_s.jpg)
今でいう「生物」という教科は、植物学・動物学に分かれていたようで、
その植物学担当が黒川先生だった。
「剣道」の指導をされ、生徒指導もされ大変厳しい方だったようですが、
余暇には山野を歩き厖大な植物を蒐集されていた、とか。
そんな様子のイラスト画が掲載されているのです。
214,216頁
そして、上野公園を歩いていた時に「ササ」を見つけた、
それがなんと「新種」だったということで、それ以後も
伊賀地域でいくつもの新種植物を見つけられていたとのこと。
≪昭和6年に上野中学の黒川喬雄氏が発見。
植物学者の牧野富太郎博士の鑑定で「新種と認定」される。
葉の裏側がツルツルなのが特徴≫です。
採ってはいけませんが、触ることはOKです、
ふつうのササ、葉っぱの裏側は細かい毛があるのでザラザラ感があります、
その違いを感じてもらえればいいかな、と思います。
その『イガザサ』はこんなところにもあって
俳聖殿敷地内
伊賀流忍者博物館敷地内のイガザサ。
ご案内する折があれば、こういうエピソードをお話しすると大変喜ばれる…気がします。
では、後編はまた…
そういえば、、、
お客様をご案内する時、上野公園入口から入ることが多いのですが、
ここでひとつ「今どき!上野公園注目の植物は」、やっぱり「これでしょ!」。
ということで朝ドラ「らんまん」の主人公(万太郎⇒モデル:牧野富太郎)にご縁のある話を…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2b/84/9f8333633d9a34f9805d32df895ff258_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/c1/01ea990ced12fbc7f066603f5fb898b9_s.jpg)
上野公園入口に生えているこの「ササ」はちょっとしたエピソード持ちで、
名前は『イガザサ(伊賀笹)』と言います。
2023/1/22にご紹介済みですが、クマザサに似て非なることがわかっています。
少し伊賀上野がらみの視点から…
郷土の歴史夜咄会で「伊賀の牧野富太郎『黒川喬雄』(クロカワタカオ)と門下生」というお話があり、
その資料をもう一度じっくりと読み返したことと、
上野高校「(創立)70年のあゆみ」(全264頁)がたまたま手元にあったことで
二つの資料をめくるめく見ておりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2f/74/43859875c6e575459b1c5e76f156706a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/73/4d/98a768d9eb1ce0356ccdef86292a35ae_s.jpg)
昭和44年(1696)発行ということは、ワタシ高校一年生です。
当時そんな本をいただいたことさえ忘れていましたが、
多分実家から持ってきたのかもしれません(記憶が定かでない、けど手元にあることがラッキー)。
「70年のあゆみ」というのは、明治32年以降の学制の歴史本みたいなもので、
その中に「黒川喬雄先生」なる人物が幾度となく出てきます。
こちらは「夜咄会資料」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/05/68/2cc0be569f8ee398a4467dd300facee9_s.jpg)
今でいう「生物」という教科は、植物学・動物学に分かれていたようで、
その植物学担当が黒川先生だった。
「剣道」の指導をされ、生徒指導もされ大変厳しい方だったようですが、
余暇には山野を歩き厖大な植物を蒐集されていた、とか。
そんな様子のイラスト画が掲載されているのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/47/2a/a9bc31d4e41fa1dc85a224b15b8ff8e8_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4a/70/98dda8e0ed389534f472b3d3e2bdc12c_s.jpg)
そして、上野公園を歩いていた時に「ササ」を見つけた、
それがなんと「新種」だったということで、それ以後も
伊賀地域でいくつもの新種植物を見つけられていたとのこと。
≪昭和6年に上野中学の黒川喬雄氏が発見。
植物学者の牧野富太郎博士の鑑定で「新種と認定」される。
葉の裏側がツルツルなのが特徴≫です。
採ってはいけませんが、触ることはOKです、
ふつうのササ、葉っぱの裏側は細かい毛があるのでザラザラ感があります、
その違いを感じてもらえればいいかな、と思います。
その『イガザサ』はこんなところにもあって
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/46/b3da91549b93274aa84ca8bac8be0d58_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/73/81/2bdc66becdcbb169a6c5c436a268328f_s.jpg)
伊賀流忍者博物館敷地内のイガザサ。
ご案内する折があれば、こういうエピソードをお話しすると大変喜ばれる…気がします。
では、後編はまた…
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