止められるか、俺たちを 妄想『レディ・プレイヤー1』大発表会3

2022年05月03日 | オタク・サブカル

 前回(こちら)に続いて、『レディ・プレイヤー1』を自分流にアレンジする『妄想プレイヤー1』大座談会。

 

 ■登場人物

 

 1.ベットウ君。

 後輩。戦隊ヒーローアニメマンガプロレスが得意ジャンル。

 ネットにあがる違法動画は、絶対に見ないというエライ人。ちゃんとお金を払うため、いつも金欠。

 

 2.ホンドウ君。

 ゲームバカ映画が得意ジャンル。

 女の子がいるお店で絶対に「チェンジ」をしないというポリシーがあり、「エロは一期一会」という名言(?)を残した。

 

3.ワカバヤシ君。

 元関東人。オタクではなく、映画文学哲学などにくわしいインテリ

 最近おもしろかった本はトマス・ピンチョン『重力の虹』。読むのはいいけど、ススメてこないで!

 

4.ドイガキ君。

 洋楽猟奇系武道など、オタクというよりサブカルの人。美少年も好き。

 夜中に泣きながら「さみしい……」と、友人に電話しまくるメンヘラさん。

 

5.カネダ先輩。

 SFミステリ映画ゲームなどが専門。

 昔、オリックスがチーム名を募集していたとき、考えて送ったのが「オリックス・ススメイチオクヒノタマズ」。

 

6.私。

 特撮SFミステリ映画あたりが専門。

 最近興味があることは、各国レーション(軍隊食)のメニュー。

 

 

 ■その7

 失恋相手にダンスを申し込む場面で舞台となる、映画と流れている音楽は?


 ベットウ「『ロケッティア』とSSTバンド

 ホンドウ「『シベリア超特急』と【閣下音頭】」

 ワカバヤシ「『小さな恋のメロディ』と【シンドバッドのぼうけん】」

 ドイガキ「『天井桟敷の人々』とセックス・ピストルズ

 カネダ「『時計じかけのオレンジ』とワンダバ

 私「『イントレランス』の古代バビロンとミッシェル・ガン・エレファント




 「『ロケッティア』あったなー。みんなで、映画館に観に行ったね」

 ベットウ「ボクとシャロンさんとカネダ先輩で、タダ券もらったから」

 カネダ「おもしろかったけど、見終わったあと、ひとつも頭に残ってない」

 「さいとう夫婦の『バックパッカーパラダイス』ってマンガによると、あれ南米で大ヒットしたんやて」

 カネダ「らしいね」

 「上映中も大盛り上がりやねんけど、でも最後にロケッティアが星条旗をバックに決めポーズ撮ったところで、一斉にシラケるっていう(笑)」

 ワカバヤシ「アメリカって、嫌われてるんだねえ」

 ドイガキ「あんま、言わんといてほしいけどなあ(←アメリカ留学経験あり)」

 「とかいいつつ、オマエ、フランス映画選んでるやんけ! アメリカ映画観ろや、この非国民!」

 ドイガキ「ボクとシャロン君は、映画の趣味が全然合えへんねん」

 「フェリーニにウッディ・アレンに、エリック・ロメール。はー、ちゃんちゃらおかしいで」

 カネダ「あー、イヤやな。ジム・ジャームッシュとか、そういうのやろ?」

 「そうそう、そういうのんですわ。ドアホ! オマエは『ロケッティア』を観ろ、バカ者!」

 カネダ「そうや。『デス・レース』も観ろ!」

 ホンドウ「『片腕カンフーと空飛ぶギロチン』もや!」

 ワカバヤシ「『悪魔の毒々おばさん』も、お忘れなく」

 ベットウ「『アカシア』を観ずして、アントンと映画を語ってほしくないっスね」

 ドイガキ「え? なんでオレ、こんなに責められてるの?」

 

 

 

 


 ■その8

 水晶の鍵ゲットのためにクリアしなければならないゲームは?


 ベットウ『マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー

 ホンドウ『イーガー皇帝の逆襲

 ワカバヤシ『ヘルメット

 ドイガキ『バルーンファイト

 カネダ『クルードバスター

 私『アイドル八犬伝

 

 カネダ「『マイケル・ジャクソン』は基本やなあ」

 ベットウ「いいっスよね。ボク、これきっかけでマイコーのCD買うようになったんで」

 ホンドウ「吉田戦車いわく《セガはこのゲームを作るために生まれてきた》」

 ワカバヤシ「ボク、ゲームはくわしくないんだけど、『クルードバスター』ってなに?」

 ベットウ「メガドライブのゲームっス」

 「ベットウとカネダ先輩は大のセガファンなのよ。その影響で、オレもメガドラはやったなあ」

 ベットウ「ソフトの貸し借り、したッスよね。『バトルゴルファー唯』とか」

 カネダ「でも、昔は変な縛りプレーとか、ようしてたよなー」

 ホンドウ「どんなゲームでも、絶対にレベルはマックスにしますよね」

 ベットウ「【魔法なし】クリアとか、基本でしょ」

 「『ラングリッサー』の一面で、イルザックだけで勝つまで延々ねばったり」

 ホンドウ「『ドラクエ3』は全員レベル99にして」

 「やってたねえ」

 ホンドウ「『ファイナルファンタジー4』も全員レベルマックスにして」

 「たいしたもんや」

 ホンドウ「で、シャロン君に、どっちもセーブデータ吹っ飛ばされてんなー」

 「【切腹】【死んでおわびする】っていう文化は、こういうときにあるんやなーと、しみじみ思ったね、あれは」

 ホンドウ「でも、セーブデーター消えても、1からやり直したり、元気やったなあ」

 ドイガキ「なんで、あんなにヒマやったんやろうね」

 カネダ「RTA動画とか見てたら、昔の自分を思い出すもん」

 「ワシらが言うのもなんやけど、その時間でデートとかバイトでもした方が、絶対いいけどね」

 ベットウ「でも、こっちの人生も、楽しいっしょ!」

 「うーん、それも否定できへんから、困りもんやねんなあ(苦笑)」

 

 

 

 

 

 

 ■その9

 劇中で使われる、あなたにとっての「手榴弾」は?

 


 ベットウ「コルトパイソン.357マグナム

 ホンドウ「ストームブリンガー

 ワカバヤシ「ボタンパンチ

 ドイガキ「オルゴン・エネルギー

 カネダ「ライトンR30爆弾

 私「バリツ

 

 

 ドイガキ「フロイト流にゆうたら、ここは大事やね」

 「パンツァーファウストとか」

 カネダ「カシナートの剣」

 ベットウ「メイプルリーフクラッチ」

 ワカバヤシ「秘剣電光丸」

 「てか、ワカバヤシはキルケウィルスやないんや」

 カネダ「『虹色定期便』な。あれくらいからか、NHKがオタク巣窟って知られだしたん」

 ベットウ「露骨にプロレスネタとかやってましたし。痛いなあ、思ってましたわ」

 「オルゴン・エネルギーって、なんやったっけ。ヴィルヘルム・ライヒか」

 ドイガキ「筋肉少女帯の『機械』聴いてたから、これやろと」

 ワカバヤシ「マッドサイエンティストって、なんであんな中2ゴコロをくすぐるんだろう」

 「そういや、カネダ先輩の友達に、趣味で爆弾作ってる人いましたよね」

 カネダ「なんか、近所の工事現場で爆発させたらしいけど、ちょっとした騒ぎになって」

 ベットウ「リアル昭慶爆発か。よう、捕まりませんでしたね」

 カネダ「他にも、自分は大阪のヤンキー100人をたばねる総長やって、ずっと嘘ついてた奴とか」

 ホンドウ「みんな、いろいろ、やらかしてるなあ」

 ドイガキ「若気の至りって、おそろしいよな」 

 「これ、昔から疑問やってんけど、ボタンパンチって、ミヒャエル・エンデの原作にあんのかな」

 カネダ「ないやろ。あったら、エンデは天才やで。てか、おまえ独文科出身やのに、読んでへんのか?」

 「うーん、なんかエンデは苦手なんです。心きれいな人が好きそうですやん」

 ホンドウ「シャロン君はヨゴレやもんな」

 「ボタンパンチないんかー、エンデ全然わかってへんやん。アイツ、たいしたことないな」

 ワカバヤシ「それ、どういう視点からのダメ出し?(笑)」

 

 

 

続く

 

 


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