前回に続いて、悪口を聞いたことのない国や地域について。
ハワイのような遊んで良し、買い物して良し、癒されるも良しのようなオールラウンドプレーヤーもいれば、ラオスやスロバキアのように、
「なにもなくて、のんびりする」
という「まったり志望」な土地もあるもの。
私も安宿やユースホステルで仲良くなった旅行者に、そういった場所を聞くことが多い。
そこで今回も、旅行者の間で「悪口を聞いたことがない」という国や地域を紹介してみたい。
「10割バッター」その10 台湾
今さらここで紹介するまでもないメジャーどころ。
物価が安くないことと、大陸とくらべてもやや地味ということで、バックパッカー的人気はそれほどでもないが、一般旅行者には魅力がいっぱいのところ。
かくいう私も2度行ったが、すこぶる好印象で故宮博物院など見どころも多いし、中華系地域は食事には困らないしと、たいそう楽しめたもの。
なにより、台湾と言えば日本人に友好的なことで有名で、
「台湾へようこそ。楽しんでください」
「日本語を勉強しています。いつか日本へ行きたいです」
なんて道端で(!)急に話しかけられたりと、その「日本ラブ」なところも、あれこれ味わったりしたものだった。
「10割バッター」その11 ニュージーランド
NZは行ったことないけど、話を聞くと特に何があるわけでもないけど、いいところらしい。
特にパリで会ったカメラマン志望の女の子からは、
「カンボジアとニュージーは本当に良かった。ぜひ行きなよ!」
猛プッシュされたもの。
そこまで言うならと、ではその魅力はどこなのかと問うならば、
「だれも家に鍵をかけないくらい治安がいい」
「なにもないけど、町並みは、すこぶるきれい。なにもないけど」
「なにもないけど、芝生がとにかく目に鮮やか。なにもないけど」
「なにもないけど、ゴルフやアウトドアをやるなら最高。ホンマにナーンにもないけどな!」
ということなので、「なにもないところ」マニア(いるのか?)には垂涎の物件のようだ。
たぶん、真面目な女の子がワーキングホリデーとかで行くには最高だと思う。
なんのかの言って、やっぱ海外体験は得難い人生の財産になると思う。
なので、もし「行きたい」というお子様がいらっしゃったら、心配かもしれませんが、ぜひ、行かせてあげてください。
「10割バッター」その12 トルコ
出ました。これこそが、「悪口言う人聞いたことない」国のエースで4番。
魅力的な観光名所、うまいメシ、リーズナブルな物価、個性的で親切な人々、比較的良好な治安、適度な発展途上感。
などなど、「楽しい旅行先」のエッセンスをこれでもかと詰めこんだのが、トルコという国。
一時期はボッタクリ店が幅を利かして、評判を下げていたこともあったり、ガチで戒厳令が出たりとか色々あったけど、やっぱりそれでもいいところ。
トルコについては以前、熱く語ったこともあるので、ぜひ読んでみてください。
■おまけ
(台湾一の観光スポット故宮博物院についてはこちら)
(『三国志』の関羽がなぜか祀られている、台湾の龍山寺訪問記はこちら)
(世界の旅行者を魅了するトルコについてはこちらから)
(ゆかいで親切なトルコ人との交流についてはこちらからどうぞ)