昨日のリヨン3-0マドリーの試合、スペイン人選手があまり好きではないらしい(というかペレス会長の息がかかってるんではと思うことすらある)AS紙の各選手寸評にはこんなことが書かれていました。
悪い:カシージャス
リヨンの最初のゴールにはもっと何かできたはずだった。その後ナーバスになったが、ジュニーニョのPKを止め、スピリットを持って立ち直った。
カシージャスに「悪い」評価。確かに3失点もしたGKが褒められるわけはなく、ファンからも批判の声もだいぶ上がった様子。しかしあの敗戦がイケルのせいであるわけがない。断じて違う。
とはいえ、シーズンスタートからこれまで、イケルが「いつもと違う」のも確かだと思います。「いつも」がスーパーミラクル神様レベルですから仕方ありませんが、それでも苛立ちや思い切りの悪さ、細かいミスが目立つ。リーガの開幕戦もそうだったし、先日のスペイン代表対セルビア・モンテネグロ戦でも。
ということで批判しちゃったAS紙も気になったのか、「イケル、悪い時期に」なる記事でイケルの不調っぷりを分析しています。で、この記事によるとその原因は2つあるとのこと。
1)契約問題
イケルのマドリーとの契約は今シーズンで切れます。イケルほどのチームに絶対必要な選手なら、契約の残り期間が1年を切る前に契約延長してしまうのが普通です。ところがやっぱりマドリーは(というかペレス会長が)普通じゃない。夏のうちになんとかしてしまうべきだったエルゲラ(同じく今シーズンいっぱいで契約終了)とイケルの契約問題は冬に持ち越されてしまいました。その一方で、まだまだ契約期間の残っていたベッカムとはそそくさと契約延長を済ませてしまう始末。
イケルはわりとずばずばものを言う方で、これまで会長の選手補強方針や夏の金稼ぎツアーを批判する発言をしたことがありました。会長も会長で、ユーベからジージ・ブッフォンを獲得してイケルはサブにまわすという、ひっくり返るような計画が漏れ聞こえてきたり。要するにイケルと会長、折り合いがよろしくないわけです。
2)コーチ
マドリーの現GKコーチはペドロ・ハロ、という人です。イケルが13歳のときからずっと一緒だったマヌエル・アミエイロGKコーチは、昨シーズンをもって退団となりました。これは予想外の人事異動だったようで、ASによるとハロはブトラゲーニョの友人だからなのでは?とのこと。
アミエイロコーチのコメントもASに載っていました。
「イケルに疑問を持つことも過小評価することも必要ではない。こういうことも起こる。それでも彼は進んでいかなければならない。彼はとても若い。彼は自分の行動を修正し成長している。忍耐が必要だ。経験を積んでいるんだ。イケルは何年もとても高いレベルで過ごしてきた。彼が普通のプレイをすると、人はイケルの状態が悪いと言う。私には人々が彼を批判するのがわからない」
いずれにしても将来が不安定であり長年慣れ親しんだコーチはよくわからないうちにクビ。これでは心穏やかではいられません。
どうもイケルには生真面目すぎるというかストイックに過ぎる点がある気がしています。それでこそあのズタボロの守備陣の後で獅子奮迅の活躍ができ、同時にチームのことを真面目に考えるあまりの会長・フロント批判になったりもするのではないかと。少し気を楽にして、自信を取り戻した方が良いようにも思うのですが
今日の練習。リヨン戦後の最初の練習で、通常は回復トレーニングなのですが、イケルは1時間あまり一人でみっちりハードペースの練習をこなした、らしいです(MARCA)。あんまり一生懸命にならなくていいんだよ…。
02CLファイナル。デル・ボスケと上手くいかない時期があり、ベンチスタートだったイケル。
しかしこの試合、セサルの怪我で急遽途中出場することに。
ベンチで慌ててユニフォームの袖をジョキジョキ切ってもらうイケル(長袖が嫌いらしい)。
緊急出動だったのに、大げさでもなんでもなくミラクルセーブを連発し、遂にマドリーは優勝!
感極まって涙するイケル…と、それにつられて一緒に泣いちゃったモリエンテス(笑)
悪い:カシージャス
リヨンの最初のゴールにはもっと何かできたはずだった。その後ナーバスになったが、ジュニーニョのPKを止め、スピリットを持って立ち直った。
カシージャスに「悪い」評価。確かに3失点もしたGKが褒められるわけはなく、ファンからも批判の声もだいぶ上がった様子。しかしあの敗戦がイケルのせいであるわけがない。断じて違う。
とはいえ、シーズンスタートからこれまで、イケルが「いつもと違う」のも確かだと思います。「いつも」がスーパーミラクル神様レベルですから仕方ありませんが、それでも苛立ちや思い切りの悪さ、細かいミスが目立つ。リーガの開幕戦もそうだったし、先日のスペイン代表対セルビア・モンテネグロ戦でも。
ということで批判しちゃったAS紙も気になったのか、「イケル、悪い時期に」なる記事でイケルの不調っぷりを分析しています。で、この記事によるとその原因は2つあるとのこと。
1)契約問題
イケルのマドリーとの契約は今シーズンで切れます。イケルほどのチームに絶対必要な選手なら、契約の残り期間が1年を切る前に契約延長してしまうのが普通です。ところがやっぱりマドリーは(というかペレス会長が)普通じゃない。夏のうちになんとかしてしまうべきだったエルゲラ(同じく今シーズンいっぱいで契約終了)とイケルの契約問題は冬に持ち越されてしまいました。その一方で、まだまだ契約期間の残っていたベッカムとはそそくさと契約延長を済ませてしまう始末。
イケルはわりとずばずばものを言う方で、これまで会長の選手補強方針や夏の金稼ぎツアーを批判する発言をしたことがありました。会長も会長で、ユーベからジージ・ブッフォンを獲得してイケルはサブにまわすという、ひっくり返るような計画が漏れ聞こえてきたり。要するにイケルと会長、折り合いがよろしくないわけです。
2)コーチ
マドリーの現GKコーチはペドロ・ハロ、という人です。イケルが13歳のときからずっと一緒だったマヌエル・アミエイロGKコーチは、昨シーズンをもって退団となりました。これは予想外の人事異動だったようで、ASによるとハロはブトラゲーニョの友人だからなのでは?とのこと。
アミエイロコーチのコメントもASに載っていました。
「イケルに疑問を持つことも過小評価することも必要ではない。こういうことも起こる。それでも彼は進んでいかなければならない。彼はとても若い。彼は自分の行動を修正し成長している。忍耐が必要だ。経験を積んでいるんだ。イケルは何年もとても高いレベルで過ごしてきた。彼が普通のプレイをすると、人はイケルの状態が悪いと言う。私には人々が彼を批判するのがわからない」
いずれにしても将来が不安定であり長年慣れ親しんだコーチはよくわからないうちにクビ。これでは心穏やかではいられません。
どうもイケルには生真面目すぎるというかストイックに過ぎる点がある気がしています。それでこそあのズタボロの守備陣の後で獅子奮迅の活躍ができ、同時にチームのことを真面目に考えるあまりの会長・フロント批判になったりもするのではないかと。少し気を楽にして、自信を取り戻した方が良いようにも思うのですが
今日の練習。リヨン戦後の最初の練習で、通常は回復トレーニングなのですが、イケルは1時間あまり一人でみっちりハードペースの練習をこなした、らしいです(MARCA)。あんまり一生懸命にならなくていいんだよ…。
02CLファイナル。デル・ボスケと上手くいかない時期があり、ベンチスタートだったイケル。
しかしこの試合、セサルの怪我で急遽途中出場することに。
ベンチで慌ててユニフォームの袖をジョキジョキ切ってもらうイケル(長袖が嫌いらしい)。
緊急出動だったのに、大げさでもなんでもなくミラクルセーブを連発し、遂にマドリーは優勝!
感極まって涙するイケル…と、それにつられて一緒に泣いちゃったモリエンテス(笑)