2013/2014 Copa del Rey Deiciseisavos (Ida)
Olimpic de Xativa 0-0 Real Madrid C.F.
マドリーのとk
今シーズン公式戦2度目の無得点試合です。とりあえず、相手の守りが良かったです。良かったっていうか、がっちり守られきったというか。エリアの内外でしっかり人数がいるし、各所でプレスも早いし、マドリーの選手がボールの出しどころに困って止まったりすると、すかさずボール奪われたりするし。よく組織されていたってことなんでしょう。ていうか、7試合だったか8試合連続無失点中なんだそうです。これはたまらん。
あとは人工芝のピッチ。遠目にはなめらかなサーフェスに見えますが、硬そうで、足への負担がきつそうな感じがしました。モラタとかディ・マリアとか、何度かパスミス、トラップミスしてましたが、ボールの跳ね方も全然違ったんじゃないかと思います。
とはいえ、相手が良いということだけではなく、マドリーが……。普段と違う若い選手中心とはいえ、何だろうこれ。モラタがトップにいて、ヘセ左、ディ・マリアが右でイスコトップ下、カゼミロとイジャラのピボーテ、だと思うんですが、何かもう前半はよくわからなかった。セントラルのすぐ前にいるイジャラにボールをよく集めてたんですが、そこから前線までかなり距離があって、崩すことにつながらない。モラタは囲まれた前線から下がってきたりとかもほとんどしなかったし…、ヘセとかディ・マリアがボールに触ることもなかなかないし、カゼミロはなんだかよくわからないし…。ラテラル、とくにカルバハルの攻撃参加が前半はほとんどなくて、要するに、困った状況なのに選手たちの動きが乏しい。ゴールの可能性がない以前の、チャンスになる可能性がない、っていう感じで。後ろの方から可能性の低い長めのパス出したって取られるだけですし。
さすがにHTに調整が入ったようで、後半から改善された感じはしました。途中からベンゼマが入ったりしたこともあってか、モラタの動く範囲もかなり広がったし、カゼミロがピボーテらしい位置にいたり、イジャラがサイドに広がったり、カルバハルの上がる機会も増えた。マルセロが入ったので、左からも動きができた。そして特にイスコが良かった。自分でボール持って相手DFを交わし、抜いて、ゴールチャンスに何度か結びつけていました。普段持ちすぎなところもありますが、相手DFが密集している中を自分で持って行けるならそれでいいわけで。ゴールチャンスがゴールになっていたらなおよかったんですけどね……。
普段控えの選手を使って機能不全というのは、まあよくある話ですが、残念といえば残念。一方で、この結果と感触を持ってベルナベウに戻れば、気持ち入れなおして試合に臨んでくれるんじゃないかとも思います。守備も、何度か攻められたりCKを与えたりしたけど、失点するような空気もなかったし、そこは良かった。でも次は、アロンソとCRを先発に……。
硬そうなピッチ…。
ディ・マリア、負傷?
この冬にモナコ移籍決定的とかMARCAにヨタを書かれたディ・マリア、その報道が影響したかはわかりませんが、全体に不調で、というかかなりボールロストも多くてひどかったんですが、後半の早い時間に交代に。その際、険しい表情でベンチに何か言い、ロッカールームに引き上げちゃったんですが、これについてアンチェロッティ。
「彼は、双子筋に違和感が出て、交代を求めていた。HTにその申し出があったが、ベンゼマのウォームアップのために10分間とってから、交代した(交代は56分)。彼は将来について話していない、幸せで、マドリーに残るつもりでいる。」
違和感なので負傷とまでは言い切れませんが、ピッチ合わなかったんだろうなあ…。