けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

ジダン監督の船出

2016-01-10 13:12:53 | football



15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 18
Real Madrid C.F. 5-0 Deportivo

マドリーのゴール:ベンゼマ、ベイル、ベイル、ベイル、ベンゼマ

ジダン監督のデビュー戦。ベルナベウに集まった観客の雰囲気が、これまではどこかダレたり味方へのブーイング等でギスギスしていたのとは対照的に、歓迎と期待のこもった良いもので、試合全体もこれまでとはかなり違うものに感じられました。出ている選手はそんなに変わらないんですけどね。変化といえば、ハメスではなく久しぶりの起用になったイスコの先発、右ラテラルがダニーロからカルバハルに代わったこと。
やっぱり選手と監督との信頼関係というか、気持ちなんですかね。選手たちの動きが生き生きしているというか、献身的、よく動いていたし気持ちも入っているように感じられました。デポルにも何回もチャンスを作られていて、特に中盤の守備はまだまだ課題かなと思いますが、クロースもできる限りのことはしていたし、イスコやモドリッチも本当によく走りまわって献身的でした。ベイルやクリスチアーノも前に貼りつきっぱなしというわけではなく、前線と後ろが分断して「中盤どこ?」ということもなかったと思います。マルセロの攻撃的な部分の良さが見られたのも久しぶりな気がしますし、右のカルバハル、やっぱりいいですね。思い切りの良い上がり、躊躇しないディフェンス、さすがだと思います。
そして、監督云々にかかわらず、ここ最近好調だったベイルが、今シーズン2度目のハットトリック。ベンゼマも2ゴール。前の3人が左右中を自由に入れ替わったり、アシストしあったり、カウンターを試みたり、やっぱりBBCが今のマドリーの最大の武器なんですよね。ここに中盤やサイドバックで、サイドを崩してクロスでチャンスを作ったり、イスコ(ハメス)の役割が変化をつけていって……とにかく今季、強豪相手に点が取れなくなっているところを、BBCの強みを引き出しつつ、がっちりマークされるであろう前線にどれだけ他の選手でバリエーションを付けたり、意外性を創り出す…等して、改善してほしいと思います。(もちろん守備も)

モドリッチの言葉がそのまま、多くのマドリディスタの本音かなと思うので引用しておきます。
「ラファ(ベニテス)には申し訳ないなと思う、でも正直に言うと、この変化はうまく行っている。」

とりあえず、試合が久しぶりに楽しかったです。