けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

Isco, maravilla

2017-04-03 19:54:08 | football






16/17 Liga Española 1a division Jornada 29
Real Madrid C.F. 3-0 Alaves

マドリーのゴール:ベンゼマ、イスコ、ナチョ

良い試合とはいえないけどとりあえず勝つ、というのが今季のマドリーの特徴なんじゃないか、という気がしてきました。インターナショナルウィーク明けだからというのもあったかもしれませんが、何かずっとこんな感じのような。この試合では先制はしたものの、特に後半、受けに回る時間が長くて相手にチャンスも多く作られ、どうなることかという感じでした。終盤にゴールを追加でき、どうやら最後は安心できましたが、この先のことを考えると…。モドリッチが、何か悪いものでも食べたか何かあったんじゃないかと心配になるくらい、ボールロストが多くらしくないプレイばかりで…代表の試合は1試合で戻ってこれてたはずなんだけどな。疲労が溜まっているんでしょうか。
とはいえ、フアニート没後25年でトリビュートが行われた試合で無事に勝ち点3、特に最終ラインが「いつもの」選手たちではなくてもクリーンシート(久しぶり)と、この試合の目的はきちんと達成できたと思います。また個々の選手に目を向けると、良い選手とよくない選手の差が大きかった気もしますが、個の力、特にこの試合ではゴールに関わった3人のスペイン人選手たちの活躍がよかったですね。
まずはとにかくイスコ! ボールを取られないあのねとねとした(?)キープ力、前への推進力の上に、守備でも手を抜かない、そして角度のないところからゴラッソ。最近ゴールがよく決まるようになってきて、嬉しい限りです。イスコのゴール場面では、クリスチアーノがギリギリまで相手DFを3人ほどひきつけてからパスを出してくれていて、これはナイスアシストでした。それからカルバハル。ヴァランが開始わずか数分で再び同じ箇所を負傷してしまい、本当なら休養できたかもしれないのに、出場することに。急な出番でしたが、右から再三の攻撃参加で、ベンゼマのゴールをアシストし、ペナルティエリア近くまで攻め上がってファウルを誘い、これが3点目につながることに。スペイン代表でも2試合フルで使われていたので本当なら休んで欲しかったですが、やっぱり右にはカルバハルがいてほしい。そしてもう1人挙げたいのは、ナチョ! 左のラテラルでスタートし、ヴァランが下がった後はぺぺとCBに。本当にナチョは安定してますよね。上がりっぱなしになりがちなダニーロのスペースを突かれることも多かったですが、冷静に冷静に対応し続けて。しかも最後はゴールまで。あの、FKが外れることもあるかもと想定して気を抜かずにつめているのは、何かラウールを思い出してしまいました。ゴールおめでとう!

と、終わりよければ全て良しなのかどうか。モドリッチの不調っぷり、クリスチアーノも仕事はしたけど少し熱が足りない感じだったし、ベイルもなかなか調子が上がってこないし…ミッドウィークもリーガ、週末にはマドリーダービー、そしてバイエルン戦。今のままでもどうにかなるのか、なりそうな気もしなくもないんですが、もう少し「良い試合だった」と言える試合が増えてくれるといいかなあ…。