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レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

カルバハル、インタビュー

2017-11-15 13:50:25 | football

おめでとうクロアチア
第1戦のリードが効きましたね。危なげなく、と言えるのではないでしょうか。モドリッチ、まだ復帰できてないコバチッチも、2人とも本大会では頑張ってくれることと思います。


カルバハル、インタビュー
9月30日、突然「心膜炎」への罹患が発表されたカルバハル。とにかくまずは安静に、治癒する期間は不明、慢性化・悪化の場合には選手生命にも影響が…という、負傷離脱とは全く異なる状態に置かれて、以来1ヶ月半。幸いなことに順調な回復を遂げたカルバハルは、すでに全体練習を問題なくこなし、ダービーでの復帰も目されている状態です。そのカルバハル、離脱以来初めてのインタビューに対応しました。以下、その内容です。


Q:すでに退院しトレーニングを行なっていますね。今の感触は?
A:良いよ。診断が下ってから4、5日後には痛みは感じなくなって、病気ではなくなっていた。僕にとっては、痛みもないのにプレイできないと理解するのは難しいものだった。今はすごく良い状態だ。この2週間、フィジカルレベルを取り戻すためにたくさんのトレーニングをやってきて、とてもいい感触を得ている。

Q:クラブは常に、回復にとても注意深く対応してきました。
A:その通り。初めから監督もドクター達も、フィジオも誰もが、落ち着いてしっかり治癒するのが何よりだと言ってくれた。なぜなら、こういった問題は将来に影響する可能性があるからだ。それで僕たちはすごく慎重に対応してきた。

Q:始まりは何だったのでしょうか。検査をして心膜炎が見つかったときに、あなたには何が起きていたのでしょうか?
A:エスパニョール戦がある週末、僕はドルトムントの遠征の後、ちょっと風邪をひいていた。金曜の夜から土曜にかけて胸が少し痛み始めて、それで朝になってドクターにそれを伝えた。とりあえずトレーニングはやった。少し発熱していたけど、日曜の試合には出たくて。最初はそんなに大変なことだと思わなかった。でもその日の終わりに検査をして、心膜炎などの問題になる可能性を除外できなかった。循環器の専門医がやってきて診察をしてくれて、経過観察をしてさらに検査を待つということになった。

Q:あなたの状況を伝えられた時はどんな気分でしたか?
A:その専門医が、心膜炎の症状があるというレポートを出した。僕はまだそれが何なのかわからなくて、日曜の試合でプレイしたいとか、そのあとにスペイン代表に行くことを考えていた。でもクラブにも専門医にもメディカルチームにも制止された。最終的には、そのままではプレイできない、深刻な問題だということになった。最悪なタイミングだった。クラブの試合も代表の試合も欠場することになるから。でも重要なのは、回復すること、良い状態に戻ることだった。

Q:最初は怖かったのではないでしょうか?
A:そう、少し怖かった。今よりもっと悪くなることを想像したり、慢性的な症状になって、過去の例にあったように引退しなければならなくなる可能性さえ考えた。でもいつもドクター達が、心配しなくていい、よくあることだから落ち着いているようにと言ってくれた。僕は薬を服用して休んでいた。それが治癒につながるわけだから。

Q:その頃はどんな風に過ごしていましたか?
A:最初の3週間が一番辛かった。その3週から4週めまで僕は実質何もできなかったから。心拍を上げてはいけないから、すごくゆっくり動いていた。もしこれが筋肉の損傷なら、5日も経てば、立って何かをやり始めたりプールでトレーニングを始めたりできる。すごく退屈で、身体は活動を求めていたよ。特に僕たちのようなアスリートはね。

Q:非常に強いメンタリティを保たないといけなかったわけですね。
A:少し恐いとは思うものだよ。これは心臓の問題だから。注意を払い、慎重に落ち着いて、健康体に戻ることが重要だと理解することに努めなければならない。

Q:まだ専門医の手にかかっていますか?
A:そうだよ。常に現状を確認しているし、2、3週間前に全て順調と言われたけれど、僕たちはこの意識を復帰まで保ちたい。頻繁に心電図や検査を受けて全て問題なしとなっていてもね。

Q:復帰できると聞いたときはどんな気分でしたか?
A:もっと前に復帰したかったけど、最終的には、このインターナショナルブレイクの後ということで意見が一致した。今月の後半からクリスマスまでの試合に立ち向かうために、リズムをつかんだり、試合のペースを取り戻したりできるようにね。

Q:ピントゥス(フィジコ)と何かスペシャルメニューを行なっていますか?
A:チームと一緒のメニューやジムメニューの他に、ピントゥスと一緒にボールを使ったトレーニングや、大部分はボールなしでのトレーニングとか。ミニプレシーズンのようなものだ。

Q:ここまで、いろいろな人からの温かい気持ちを受け続けることになったでしょう。特に何かに驚かされたということはありますか?
A:メッセージを寄せてくれた人たちやともにいてくれた人たちに感謝したい。すごく守られ、サポートされていると感じられた。誰かや何かに驚かされたということはないけど、そういうものを目にすることは、常にとても大きな喜びだった。例えばよく知らない人が、メッセージを送って彼らの強さや気持ちを伝えてくれること…。そして最終的には何よりも、身近な人たちのことだ。両親は、落ち着いていようと言ってくれた。僕は治るし、すべては上手く行くだろうとね。

Q:そして今回復したわけですが、まだ慎重さをキープして復帰時期を見定めるのか、それともアトレチコ戦であなたはプレイできるのでしょうか?
A:何よりも、僕はもう高いレベルで戦うことができる状態だ。何の問題もない状態だし、何かが起こるとも思っていない。

Q:アクラフは、あなたがいない間に右サイドバックのポジションを埋めていました。彼をどう見ていますか?
A:彼はファンタスティックだね。モロッコ代表でワールドカップ出場を決めたことにおめでとうを言わないと。彼はとても若くて、多くの才能を持ちながらも学ぶ意欲にあふれている。既にいくつか素晴らしい試合を戦っているし、必ず、シーズン最後まで僕たちを大いに助けてくれるはずだ。