けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

ラモスは休もう

2018-11-17 12:05:42 | football
インターナショナルウィークで、欧州各国代表はUEFA Nations Leagueを戦っています。詳細なレギュレーションはそれぞれお調べいただければと思いますが、9月からインターナショナルウィークのたびにグループリーグの試合を繰り返し、年明けにグループ首位チームのトーナメント。EUROやワールドカップのように集中開催でない分、コンディションや負傷による選手の入れ替えなどもあって、予測がつきにくいところもある面白い大会だと思います。

木曜にはクロアチア対スペインが行われ、なかなか熱い試合になりました。スペインは9月にはクロアチアに大勝したものの、今回の対戦では終了間際のゴールで3−2と敗戦してしまい、当初余裕でFinal Frouに上がれそうな様相だったのが、次のイングランド対クロアチアの引き分けのみを望むという状態になってしまいました。
ただ、クロアチアにはモドリッチ、スペインではラモス、セバージョス、イスコが先発し、アセンシオも途中出場とマドリーの選手が多く、楽しかったです。前半はまるでダメだったイスコが後半から動きがワイドになり、チャンスにも絡むようになって、早い時間に好調なセバージョスのゴールをアシスト。モドリッチとセバージョスがコンタクトする場面が多く、前半はモドリッチに負けている感のあったセバージョスが、後半になると接触後に倒れたモドリッチに「立て立て」というジェスチャーで煽り気味だったり。スペインは3失点もしてしまいましたが、ラモスは落ち着いて戦ういつも通りのファイターぶりでした。モドリッチが味方GKに何か耳打ちしていたにも関わらず、しっかりPK決めたところも良かったですね(今回はパネンカ封印)。

ただし、ラモスは試合後に代表を離脱しました。フィジカルに問題があったままクロアチア戦に出たからとも、クロアチア戦で痛めたからとも、いくつか情報が錯綜していたりもしますが、内転筋の過負荷とのことで、すでに金曜にはバルデベバスに戻ってメディコのチェックを受けています。ラモス自身は楽観的に「エイバル戦には出るよ」とコメントしていますが、回復次第。ナチョが負傷、緊急にCBにも入れるカゼミロも負傷という現状では、ラモスは出場したがりそうですが…。エイバル戦のCBは、ヴァラン(回復したと思ったらマドリーで試合に出る前にフランス代表に連れて行かれてしまい、とにかく怪我なく帰ってきてくれることを願うばかり)と、なかなか戦えるところを見せているハビ・サンチェスか、計算がたたなすぎて困るバジェホか(一応、全体練習できるところまで回復はしている)。これで一応数は揃うし、エイバル戦の後はCLローマ戦(オリンピコ)。ラモスの回復は、そちらにターゲットを絞った方が良いように思います。とにかく、怪我人だらけの中で国王杯ですら完全休養できないまま出場し続けてきたわけですから、休めるところでしっかり休養をとって、できるだけコンディションを整えて欲しいです。