
13日の朝、BS1で朝に放送するFrance 2で何回もインタビューの様子を見ました。夜になるまでネットはほとんどできませんでしたし。
「お詫びするが後悔はしていない」。退場に関わるコメントはあちこちで紹介されてますし(例、sportsnavi)、ジダンは自身の基準で絶対に譲れない一線を守ったんだということだと思います。それぞれ思うことはあるでしょうが、それよりもちょっと心に残ったこと。
インタビュー自体は、今回のフランス代表について、ドメネク監督との関係、いくつかの試合について、ファイナルでパネンカを成功させたこと、など今大会のジダンについていろいろ聞いていました。テキストは退場部分以外のインタビューのやり取りも載せているFootball365から。
毎試合、敗退した後に皆に「メルシィ」と伝えるためのTシャツをユニフォームの下に着ていた。ある意味それが役に立ったけれど、毎試合そのTシャツを見せようと強く望みはしなかった。もし私が「これが私の最後の試合なのか?」と試合の度に自分に問いかけていたら?そう、実際私はどの試合の前もそう問いかけていた。それでもピッチの上に立つと、そんなことはもう考えたりしなかった。すぐにそういう疑問はストップしてしまう。ピッチに入ると僕たちはすぐに試合のことに集中するから。でもそういう考えは毎試合持っていた。
シーズンが終わったら辞める場合なら最終節が最後の試合だとわかるわけですが、事前に現役引退を発表した上でトーナメントの大会に臨む。どの試合がラストダンスになるかわからない中で、ジダンは毎試合お別れの準備をしてプレイしていたわけです。本当に後がない覚悟があったんだろうなあと。ファイナルではキレるジダンも見せてしまいましたが、「思慮深く物静かなジダン」もジダンです。そんな彼が強い心で厳しい戦いをこなし続けていたことは、ちょっと胸に迫るものがありました。
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