12/13 Liga Espanola 1a division Jornada 18
Real Madrid C.F. 4-3 Real Sociedad
マドリーのゴール:ベンゼマ(2)、ケディラ(35)、クリスチアーノ・ロナウド(68、70)
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ジェットコースターのような、とかいうと安直な表現ですが、いろいろなことがあれこれ起きた試合だったと思います。疲れた。ていうか、なかなかすっきりと、しかも余裕をもって勝つ試合というのができないですね。どうやったらそういう試合ができるのか、もうみんな忘れかけてるような気すらしてきます。
モウリーニョが考えを曲げず、再びアダンがスタメン、イケルがベンチスタート。ディフェンスラインは右からエッシェン、バラン、カルバーリョ、アルベロア。カジェホンが先発で、ディ・マリアは休暇明けの遅刻が響いたのかベンチ。イグアインもベンチスタート。
ともあれ出だしはそんなに悪くなく、むしろテンポの良いパスをつなぐシーンもあったり、しかも早々に先制点まで上げて(ケディラのナイススルーパス、ベンゼマもぎりぎりのところからよく出て決めた)、これでやっとチームが立て直せるかと思いました。前半6分までは。
アダン…モウの思惑がどうとかいうのとは別に、せっかく2試合続けてチャンスをもらったのに、持っていないというか。シーズン前にアダンの移籍話が持ち上がった頃、モウがアダンを説得して残留させ、国王杯を初めとして出場機会を増やすような話もあったし、もしこの先マドリー外に活躍の場を求めるつもりがあるなら、アピールという意味でもこういうチャンスは掴まないと…。といっても、あのシーンはCK崩れから続けて攻撃を受けていて、急造ディフェンスライン(最近この言葉をよく使う気がする)もバタバタしていた中での出来事だった、というのもあるかもしれませんが。最後は自らのパスでピンチを招き、得点機阻止でタルヘタロハ。PK献上。
ということで、思いがけないタイミングでイケルの出番が回ってきました。結果からいうと、PKは止められず、その後2失点もあり(GKの責任は大きくないと思いますが)、イケルの表情もいまいち生気に欠ける感じもあってパッとはしませんでした。でもやっぱりイケルがいるという安心感というか安定感は特別。アダンは、どうしてもボールが行くたびに「大丈夫かなー」と心配してしまうので。
前半6分から10人になってしまったわけで(ここで下げられたカジェホンがかわいそう過ぎる)、そこから後は非常に苦しい展開に。特に前半は、まともにボールをつないで攻め込むことがかなり難しくなってました。ただ、諦めなかったこと、切れなかったことが最後まで試合を手放すことなく、結果を掴める理由だったのかなとも思います。大きく選手を動かすのが好きなモウも、今日は、とにかくバランスを崩さない方向で動いていたのかな、と。ソシエダの守り方がきつすぎなかったせいか、何度かカウンターのチャンスが作れてたし(特に後半は増加した)、いったんは勝ち越しになった前半のケディラのゴール(カルバーリョのシュートをおしゃれヒールで流し込み)は、1人少なくても優位に立てるんだと気持ちを持ち直せる意味があったんじゃないかと思います。前半で追いつかれたのは余計だったけど。
で、とにかく試合を決めたのはクリスチアーノ・ロナウドでした。いやー、よく仕事してくれた。ゴールが決まるまでは力み過ぎなのか、惜しいシュートが外れていったり、今日もダメなのか…と不安に思っていたところだっただけに、立て続けの2ゴールは、冷たい雰囲気になりかけていたベルナベウを盛り上げなおす、大きなゴールでした。4点目決めたところでベンチまですっ飛んで行ったのに、モウが「喜んでないではやく帰れ」って感じで追い返していたのがおかしかった(それでも律儀にハグしにいくクリスチアーノ)。
終盤はイグアインも出てきて、クロスバーに当たったの惜しかったなあ…なんかでもああいうのを見ると「イグアインだー」って感じがしますが。
急造ディフェンスラインの皆さんは、よかったり悪かったり、って感じですかね。例えば3失点目はアルベロアがラインを崩してしまってシャビ・プリエトに抜けだされてしまったし、終始ひやひやしました…という中で、カルバーリョがミスもありつつ、豪快に攻撃してみたり、身を挺して守ってくれたり、やっぱり残しておいて良かった。今日は、お疲れ様でした。
キャプテンマークの行方
試合前、イケルがベンチ行きになったことで……ラモス(第2)は出場停止、マルセロ(第3)は怪我、イグアイン(第4)もベンチ、ペペ(次の古株)も怪我…その次って誰だっけ? ピッチに出る前のトンネル内で、普段は絶対に最後尾にいるクリスチアーノが先頭に立ったのを見て納得。クリスチアーノ、マドリーに加入して以来初めての、公式戦でのキャプテンとなりました。
試合開始から6分後にはアダンが退場しイケルが出場。そこでクリスチアーノはイケルにキャプテンマークを渡そうとしたようですが、イケルはこれを断ってクリスチアーノに付けさせたまま、試合終了まで過ごしました。せっかくキャプテンマークを付けたのだから、というイケルの配慮なのか…。それでも、キャプテンマークを付けたクリスチアーノがこの試合を決定づけるゴールを挙げたのも、それが7番だったのも、なんとなくマドリディスタには思うところがあるような気が。
書いていただいた通りのことを、まさに!私も思っていました。
とにかく、みんながうまくまとまればいいなー。
はらはらでしたが、勝つことに意味がある。勝ち続けてほしいので、これからも応援して、サポートしていきます:)
カジェホン、は可哀相でしたね...(--;)
リーガの勝ち点を数える必要...当面ないですね(笑)
戦術とかそういう面で立て直す点もいろいろあるとは思いますが、まずは勝つことですよね。それで選手達の気持ちがポジティブに奮い立って、観客も選手達をサポートする方向に動いてくれれば。まだまだ安定には程遠いですが、1つ1つ勝つ経験を積み重ねていって、今後巻き返してほしいです。
>ヒデ太郎さん
いざという時のベテランの力は頼りになりますね。エッシェンも、ラテラルとしては良くなくても、1対1を必死に止めていたり。選手達の気持ちが切れないでいてくれるのが頼もしいです。