読書日和

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二つの攻防

2012-09-04 21:47:33 | 政治
今週の国会の注目点となっている二つの攻防。
先日の記事に書いた「ACTA」と「人権委員会設置法案」です。
どちらも「言論弾圧」につながる悪法。

どうやら人権委員会設置法案のほうは猛抗議が殺到した甲斐があったのか、今国会への提出は断念することになったようです。
本日、滝法務大臣が閣議のあとの記者会見で、新たな人権救済機関となる「人権委員会」を設置するための法案について、「今の国会の会期はあと数日しかなく、断念せざるをえない」と述べ、今の国会への提出を見送る考えを明らかにしたとのこと。
これは本当に良かったです。
まあ今回は民主党の支持母体である民団(在日本大韓民国民団)や朝鮮総連など、法案成立を望む反日左翼団体へのアピールの意味合いもあってこの国会会期末の土壇場で成立を画策したのではないかなと思います。
そして滝法務大臣は「次の臨時国会への提出を目指したい」とも述べていて、引き続き油断は出来ない状態のようです。
人権侵害救済法案→人権救済機関設置法案→人権委員会設置法案と何度倒してもゾンビのように復活して成立が画策されてきた法案だけに、次の臨時国会ではまた微妙に名前を変えて成立が画策されるんだろうと思います。
本当に民主党のこの法案成立への執念は尋常ではないので、不穏な動きがないかよく見ていたほうが良いと思います。
この執念を日本の景気を良くする為の政策立案とか、そういうのに使ってほしいところなんですがね。。。

それと、本日4日に衆議院本会議で強行採決の危機にあった「ACTA」ですが、こちらも本日の強行採決は見送られることになりました。
ただしこちらは依然として余談を許さない状況のようです。
通常、衆議院本会議は火曜、木曜、金曜に開かれるらしく、国会会期末である8日の土曜まで、あと二回強行採決の危険性があります。
まずは6日木曜がどうなるかですね。
欧州で250万人もの大規模デモが起きて成立断念に追い込んだような怪しい条約を、この国会会期末の土壇場でろくに審議もせず、強行採決するようなことがあってはなりません。

人権委員会設置法案のほうが断念となった今、残るはACTAのみ。
今週が山場なので何とかこちらも断念となってほしいと思います。