読書日和

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尖閣諸島を国が購入の不思議

2012-09-11 20:03:52 | 政治
東京都が購入する方向で地権者と話を進めていた尖閣諸島。
石原慎太郎東京都知事が購入の意向を表明して以降、東京都には全国から約14億円の寄付金が集まっていました。
地権者さん側との話し合いも進んでいるようだったので、そのまま東京都が購入するかと思いました。

ところが、これに突如として割って入ったのが民主党政府。
東京都が動いてから慌てて動き出し、国有化を画策していました。
そして先日唐突に20億5000万円で地権者と売買契約を交わし、国有化されることになりました。

まあ地権者さんも人間なので、14億円と20億5000万円なら後者のほうに惹かれるのは仕方ないのかなとは思います。
しかしここで疑問なのが、民主党政府が突如として出してきた20億5000万円というお金。
こんなにポンと出せるお金があるのなら、尖閣諸島は14億円で東京都に購入してもらって、20億5000万円は被災地のために使うほうがよっぽど良いのではないかと思います。
まして「実効支配を強化する」と明言している東京都に対して、民主党政府は中国に気を使って国有化しても何もしないような感じなので、私としては断然東京都に購入してほしかったです。
この件ではっきりしたのは民主党政府はとにかく中国にビビッていて弱腰な状態で、どうにかして東京都による購入を阻止したかったのだろうということです。
いったいどこの国の政府なのかと言いたくなりますね

それと、全国からの寄付金で集まった14億円と違い、民主党政府が用意した20億5000万円は国民の税金によるものです。
最初に東京都が尖閣諸島購入の意向を表明した時、日本のマスコミは「税金を使って購入するのはいかがなものか」などと言って石原慎太郎都知事を批判していました。
報道ステーションの古舘キャスターなどがしたり顔で石原氏を批判していたのを私は覚えています。
しかしその後全国から東京都に寄付金が寄せられてそれが相当な金額になったため(マスコミが寄付金の口座を一切報道しなかったにも関わらず)、マスコミの「税金による購入はけしからん」という論法は使えなくなりました。

そして今回、民主党が国民の税金を20億5000万円も引っ張り出してきて強引に尖閣諸島を購入したことに対して。。。
なぜかマスコミの批判のトーンは東京都に対してのものより低いように感じられます。
東京都に対して「税金による購入はけしからん」という論法で批判を展開していた以上、国に対しても同じようにしないと辻褄が合いませんよね?
この偏った報道姿勢を「偏向報道」と言います。
寄付金の口座についても一切報道しなかったし、マスコミも民主党と同じくよほど東京都が購入するのが嫌だったのでしょう。
これまた、いったいどこの国のマスコミなのかと言いたくなりますね
弱腰民主党政府が尖閣諸島を購入したのでは中国に気を使って大したことは出来ないのは目に見えているし、せめてその部分の問題点くらいはまともに報道してほしいなと思います。