そこには静かな夜があった
ボクは永い眠りに就いていた
ボクは十分に戦える状態であったにも関わらず
決して戦おうとしなかった
そこには穏やかな夜があった
ボクは深い眠りから目を覚ました
ボクはボクが誰かも分からず剣を振るおうとした
敵が誰なのかもしらないままに
そこには凪のような夜があった
ボクのカラダは満足に動かなくなっていた
ボクはボクが戦いに敗れて散りゆく兵士のように想えた
まだ生きた実感さえも感じていないのに
そこにはまだ知らぬ夜があった
ボクは無償の施しを全身で受け続けた
ボクはボクが無力で何も出来ない存在だと知った
それが今のボクが生まれた瞬間だった
ボクは永い眠りに就いていた
ボクは十分に戦える状態であったにも関わらず
決して戦おうとしなかった
そこには穏やかな夜があった
ボクは深い眠りから目を覚ました
ボクはボクが誰かも分からず剣を振るおうとした
敵が誰なのかもしらないままに
そこには凪のような夜があった
ボクのカラダは満足に動かなくなっていた
ボクはボクが戦いに敗れて散りゆく兵士のように想えた
まだ生きた実感さえも感じていないのに
そこにはまだ知らぬ夜があった
ボクは無償の施しを全身で受け続けた
ボクはボクが無力で何も出来ない存在だと知った
それが今のボクが生まれた瞬間だった