ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

また別のおじさんたち

2012-02-20 23:46:56 | Weblog
特等席のおじさんたちと仲良くなった。一緒に旅するおじさんたちは、遠く離れた場所に陣取っている。

群馬から来たおじさん。色々と丹頂のことを教えてくれた。長野オリンピックの公式ウェアを六万円で買ったらしい。なんで?と聞いたら、プレミアが付くと思ったんだそうな。ずっと着ないでいたら、奥さんに古着屋に売られそうになったらしい。で、今回初めて着てきたそうな。「恥ずかしいんだけどさぁ、見せちゃおうかな」と言って、上着を脱いで見せてくれた。笑えた。長野五輪、日の丸飛行隊。もう14年も前のことだ。

また来年も来いと言う。俺は毎年来てるからと言う。絶対来いよとおじさんは言う。
冬の間はずっとここにいるんですか?と聞くと、「いや、二日間だけ」と言う。
あはは、会える可能性低くないですか?と聞くと、「そんなことないぞ、縁があれば会えるさぁ」と言う。

そうなんだ。縁とは、そういうものだ。来年も来たいなぁ。朗らかな気持ちで、僕はそう想った。

楽しくて、優しいおじさんだった。今度会ったら、一緒にナンパしに行こうなと、おじさんは言った。嫌ですと、僕は答えた。

また会えるといいなぁ。また、いつかね。


サンクチュアリへようこそ

2012-02-20 23:32:07 | Weblog
8時半頃、サンクチュアリへと移動した。結局、丹頂は待っている間には羽ばたかなかった。

数人のカメラマンに混じり、僕も特等席を確保する。正確には、特等席の横の微妙な場所。いいのいいの。
今度は一味違うのだよ。なんといっても、レンズを借りた。スーパー望遠レンズ。安い車が買えるくらいの値段の望遠レンズ。出来れば持ちたくないなぁ・・・と思ってしまうくらいの望遠レンズ。

待つこと一時間。次々と丹頂がさはに舞い降りる。そこで繰り広げられる光景は圧巻。ファインダー越しに見える光景は圧巻。丹頂の囁きが聞こえきそうだ。

いい写真が撮れたよ。それは、旅から帰った後のお楽しみ。

写真、わかるかなぁ・・・丹頂が小さく何羽も写っているんだよ。

太陽柱

2012-02-20 23:20:19 | Weblog
ダイヤモンドみたいな月明かりに照らされて~♬

ダイヤモンドのスピードで~♬

スモーキークレイジーダイヤモンド~♬

数えきれないダイヤモンド僕らは~♬

ダイヤモンドみたいにキラリこぼれ落ちた~♬


こんばんは、ダイヤモンド好きのシングです。ダイヤモンドは一つも持ってないけれど、くれると言われてももらわないけれど、ダイヤモンド好きのシングです。作詞に困った時には、ダイヤモンドを使っておけば間違いないと信じているシングです。どうぞよろしく。

ダイヤモンドの粉が、天から堕ちてくる。もっともっと集まると、それは太陽柱と呼ばれるらしい。知らないひとはが話しているの盗み聞きしたから、間違いない。
iPhoneのカメラでは、このくらいのキラキラを捉えるのが限界だ。見えるかなぁ・・・。

ダイヤモンドダスト。キラキラキラキラ・・・綺麗だったなぁ。

偽カメラマン参上

2012-02-20 22:57:57 | Weblog
朝5時から、雪裡川に架かる音羽橋から、丹頂が飛び立つ瞬間を狙った。・・・なーんてね。
マイナス14度6分、まつげも凍りそうな寒さの中、ファインダーを覗き続ける。・・・なーんてね。
集まったカメラマンは4、50人。大砲のような望遠レンズと頑丈な三脚。熾烈な場所取り合戦。僕も負けじと、わずかに開いた隙間にカラダをねじ込ませる。・・・なーんてね。

ツルの集団までの距離は約300m。僕のカメラのレンズではまるで届かない。参戦意思・・・初めからゼロ。いい場所に居続けるのも申し訳なくなるくらいにファインダーを覗かない。橋の真下の雪のキラキラや、鹿や、動物の足跡を撮っている。そう、浮いていた。そう、完全に浮いていたよ。

朝陽が昇って、川から湯気が上がる。湯気に包まれた丹頂の集団。肉眼でやっと、豆粒くらいに捉えられる丹頂の集団。これは僕が思い描いていた、幻想的な風景そのものだ。

そのうち、せっかく死守している場所を死守する意味を見失い、フラフラし始める。そう、いつものように。

グッドモーニング音羽橋

2012-02-20 09:27:10 | Weblog
朝5時から、マイナス14度の中、丹頂と格闘してます。

上着を脱いでただただ何時間も格闘してます。

さすがに・・・iPhoneでは戦えないよ。

マイナス14度って、寒くないね。

ホントは寒いよ。ちょっとだけね。

グッドモーニング音羽橋。

丹頂の詩が空に響き渡る。丹頂の愛のダンスは、僕の想像を遥かに超えるほどに美しい。