僕が何をしたいのか?・・・それは僕にもよく分からない。
ただ、何もせずに後悔はしたくない・・・ただ、そんな感情に従って生きてる。
正しいか間違っているか・・・僕には決めることの出来ないそんなことよりも、自分が大切だと信じるものに、ただ従って生きてる。
13ヶ月前、気仙沼。僕は瓦礫の山の中を歩いた。泥沼の中を歩いた。焼けただれた街の中を歩いた。
そこは、戦場を模した映画のセットのようで・・・そこは、映像でしか見たことのない爆撃を受けた後の街のようで・・・。戦慄を覚えながら、震えながら、怯えながら・・・僕はずっと、そこにいた。
自然の脅威も、水や火の威力も、その容赦の無さも、人の死も、文明の脆さと儚さも、人生の不公平さも・・・その全てのリアルさにたじろいでしまった。
嘘だろ?と想うことの全てが、リアルだった。嘘だろ?とつぶやけばつぶやくほど、そこにあるリアルが押し寄せて来た。
街の中に打ちあげられた船。嘘とリアルの象徴として、今もそこに存在している。
自分の無力さを痛感するのは、あの時も今も変わりはしないが・・・
言葉にして何を伝えればいいのかがわからずにいるのは、あの時も今も変わりはしないが・・・
13ヶ月が経って、僕がまたこの場所に来られたこと。同じ場所で違う景色を見られたこと。
それはいつか、僕にとって大切なものに変わっていくような・・・そんな気がする。
ただ、何もせずに後悔はしたくない・・・ただ、そんな感情に従って生きてる。
正しいか間違っているか・・・僕には決めることの出来ないそんなことよりも、自分が大切だと信じるものに、ただ従って生きてる。
13ヶ月前、気仙沼。僕は瓦礫の山の中を歩いた。泥沼の中を歩いた。焼けただれた街の中を歩いた。
そこは、戦場を模した映画のセットのようで・・・そこは、映像でしか見たことのない爆撃を受けた後の街のようで・・・。戦慄を覚えながら、震えながら、怯えながら・・・僕はずっと、そこにいた。
自然の脅威も、水や火の威力も、その容赦の無さも、人の死も、文明の脆さと儚さも、人生の不公平さも・・・その全てのリアルさにたじろいでしまった。
嘘だろ?と想うことの全てが、リアルだった。嘘だろ?とつぶやけばつぶやくほど、そこにあるリアルが押し寄せて来た。
街の中に打ちあげられた船。嘘とリアルの象徴として、今もそこに存在している。
自分の無力さを痛感するのは、あの時も今も変わりはしないが・・・
言葉にして何を伝えればいいのかがわからずにいるのは、あの時も今も変わりはしないが・・・
13ヶ月が経って、僕がまたこの場所に来られたこと。同じ場所で違う景色を見られたこと。
それはいつか、僕にとって大切なものに変わっていくような・・・そんな気がする。
去年と同じ、碁石海岸の駐車場でゲリラキャンプ。朝6時、おばちゃんに起こされた。
もうすぐ復旧の車がじゃんじゃん入ってくるから、撤収しなさいとのこと。・・・ナイスなモーニングコールだ。
チャッチャもテントを畳んで荷物を括り終えた頃、じゃんじゃん車が入って来た。ホントにナイスなモーニングコールだった。
13ヶ月前、僕が見た風景の中で一番衝撃を受けたのは、陸前高田の瓦礫の海だった。
どこからが海でどこからが陸なのか・・・どこからが陸でどこからが海だったのか・・・それさえも分からないような状況に言葉を失った。
見渡す限りの瓦礫の海・・・それがどうなったのか気になった。
13ヶ月が経って、僕が見たのは、瓦礫が一つもなくなった土地だった。所々に緑が生えている。
瓦礫がなくなった景色を見て、どこからが海でどこからか陸だったのか・・・僕は知ることが出来た。
でも、結局、瓦礫の海になる前のこの街がどんな姿をしていたのか・・・僕は知らない。・・・想像することも・・・出来ない。
もうすぐ復旧の車がじゃんじゃん入ってくるから、撤収しなさいとのこと。・・・ナイスなモーニングコールだ。
チャッチャもテントを畳んで荷物を括り終えた頃、じゃんじゃん車が入って来た。ホントにナイスなモーニングコールだった。
13ヶ月前、僕が見た風景の中で一番衝撃を受けたのは、陸前高田の瓦礫の海だった。
どこからが海でどこからが陸なのか・・・どこからが陸でどこからが海だったのか・・・それさえも分からないような状況に言葉を失った。
見渡す限りの瓦礫の海・・・それがどうなったのか気になった。
13ヶ月が経って、僕が見たのは、瓦礫が一つもなくなった土地だった。所々に緑が生えている。
瓦礫がなくなった景色を見て、どこからが海でどこからか陸だったのか・・・僕は知ることが出来た。
でも、結局、瓦礫の海になる前のこの街がどんな姿をしていたのか・・・僕は知らない。・・・想像することも・・・出来ない。