ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

腐れ高校生の元リヤカーバンドの僕たちの話。

2015-05-04 23:39:21 | Weblog
復活ワンマンライブも決まったということで、心持ちを新たにお届けしています。

このブログを読んでくれている人が全員駆けつけてくれれば、下北沢ラウンを7割方埋め尽くせると思うので、どうぞよろしくシクヨロ。
読んでいるけど、行かないよ。というのはダメなのでよろしくシクヨロ。
たまに覗いているだけだよという人も、参加の義務がすでに発生しているので、よろしくシクヨロ。
そんなこと言うのなら、もうブログを見ないよ!というのは、大正解!と言いたいところだけど、「そんなこと言わないでライブに来てよぉ。大人気ないなぁ」と、返させて頂きますのでよろしくシクヨロ。
なにぶん、三ヶ月近くも先のことなので、僕自身がどんな身の上になっているかも不明だよってわけなんだけど、三ヶ月近くも先のことなので、スケジュールの調整をよろしくね、シクヨロね。

そんなわで、気持ちを新たに!前回の続き。

目的を失った、腐れ高校生の元リヤカーバンドの僕たち。の話。

公民館の防音室の中で、卑猥な落書きをしながら練習しているような、していないような・・・の日々。

公民館にバンド機材が整備されたってことで、公民館には様々なバンドマンが集まるようになって来た。
ほとんどは、歳上の人たちである。ジャズだとか、ジャズだとか、ジャズだとか。魂の奥底まで腐っていたのは、僕たちだけだったような気がする。

だって、やる気が出ないんだもーん。

リヤカーバンドの僕たちを、見るに見かねて・・・青少年健全育成なんちゃらにかこつけて楽器を整備してくれた職員の方々。

若者には目標が必要だ!と思ったのか思わなかったのは知らないが、きっと思ったのだろう。

コンサートってやつを企画してくれた。それに腐れ高校生の元リヤカーバンドも出そうという魂胆である。
そのコンサートってのは、我が町のマツリゴトが絡んだ企画なので、そこそこ大した規模になる。

防音室を備えた四つの公民館で活動するバンドの中からいくつかの代表が選ばれて出演する。
会場は公民館のホール。公民館のホールといっても、スタンディングで詰め込めば1000人は入れる規模である。スタンディングのイベントなどないから、ここでスタンディングなら、という例を用いるのは適切ではないのだがね。
まぁ、そこそこ大きいホールだということ。

そして、コンサートが行われるのは、我がホームの町の南部にある公民館ではなく、北部にある公民館ということになった。別にどうだっていいんだけど、いつも隠れてタバコを吸ったり落書きをしているホームではなくて、知らない奴らがウヨウヨいるアウェイってことだね。

その頃の僕たち腐れバンドの編成は、おぐちゃんがドラムからベースになった。新しいドラムに元卓球部部長のマサキくんが入った。ヤナギがギターなのだが、エレキを買っていたかどうかは覚えていないが、多分買っていたと思う。そして、僕は、バーチーが抜けた後、サイドギターを弾きながら歌うことになった。つまり、ボーカルである。

やる気が出ないんだもーん!と言っていた僕たちアホバンド。やはり血の気の多いお年頃である。ここでやる気を出さないでどうする?と思ったかどうかは覚えていないが、ちょっとは真面目に練習をするようになったみたいだ。
だってライブだし。コンサートだし。知らない人がたくさん出るし。知らない人たちがたくさん観に来るし。

こうして、腐れ高校生の僕たちは、大人たちの計略にまんまと嵌められていくのである。
いつもそうなのである。そういうものなのである。

でも、本当に良かったと思う。

「大人たちの計略になんて乗せられるか!やんねーよ!」と言えるほど賢くなくて良かったと思う。単純馬鹿で良かったと思う。

それからの僕たちには、楽しいことがたくさんあった。
色々な人たちと知り合って、色々なことを知ることが出来た。

100パーセントの全霊で、腐れ高校生と正対し、飽きることなくアホバンドを導き続けてくれた公民館職員のピャンには、感謝をしてもし切れないのである。

つづく。