閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

世界は傍観者になった

2022-04-23 10:10:00 | 閃き
ロシアによるウクライナ侵攻は2ヶ月を過ぎ長期化の懸念も出てきている

思う成果が得られないロシア軍は東部に集中して攻撃を行う作戦に変更したが

避難できていないウクライナ国民が大勢残っているようで、その安否と早期の避難実施ができるように望んでいる

ロシアがどう誤魔化してもウクライナ国民を殺しているのは明白であるのだが、核保有国であり、国連常任理事国である世界のリーダーとなるべき国が起こした蛮行は大問題である

かつて中国の諸葛亮孔明は戦の無い世を作るために武力が均衡する三国が存在する事を目指した

もし、一国が戦による侵略を起こせば残る二国がこれを潰す為に三国体制が抑止になるという発想だ

しかし、ロシアの侵攻についてはどうか

核保有国でも、国連常任理事国でも抑止に役立たない事実を世界中に知らしめてしまったのだ

アメリカのバイデン大統領は参戦したら核戦争になるからと物資は提供しても参戦はしないと早々に発表しEUも同調している

核抑止は互いに撃ち合ったら世界が終わる事を知っているからできること

気が狂った独裁者なら後先考えずに発射ボタンを押すかもしれないが

プーチン大統領が正常ならば国連平和維持軍がウクライナに入っても核は発射出来ない理屈ではないか

国連において常任理事国に拒否権を与えたのは、ある意味世界のリーダーとして一方的な偏った方向へ進むことを阻止する仕組みでは無かったか

その常任理事国が起こした蛮行に対して機能できない国連である事も明白になった

国同士の利害をかけた争いはある意味起きる可能性はあるが、国民を巻き込む事は避けなければならない

明らかに国連法違反ならば即座に国連平和維持軍が一般市民の保護に向かうべきなのに何もしないということは傍観者になったということだ

今回の侵攻で世界中に知らしめた国連の無意味さと核保有の有効さは、苦肉にもトランプ元大統領がとった政策と同じだ

本当に傍観者となっていて良いのだろうか


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