閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

待っている妻

2016-09-21 07:25:12 | 閃き
台風が通過した日の夜、臨時総会に出席した

しかし、その夜は長女の家から戻ってきた妻と食事をする約束をしていた

食事と言っても外食ではなく家での食事である

料理は前日に私が用意していたもので、敬老の日を祝っての事である

敬老と言っても我々はそんなお年寄りではないのだが、孫達から爺婆と呼ばれるのでそれに乗っかってお祝いしようと決めたのだ

だが、有る団体の臨時総会があるのを忘れていて、昼間に出席の確認があったので嫌とも言えずにやむなく出席する事にした


定刻通り総会は始まり、小一時間で終了し、さて帰ろうかという時、呼び止められた

総会の後には懇親会があるという

仕方なく少しだけと参加する事にした

酒宴なのだが、車なので酒を呑むわけにはいかないので、もっぱらお酌する役に徹していた

妻との食事もあるので食べる事も控えた

帰宅が遅くなると妻から電話がありそうなので30分ほどで中座させて頂いた

待っている妻に詫びる気持ちでハンドルを握っていた


帰宅してみると妻は風呂に入り時間を潰していた

勿論、打合せの通り食事の用意は調っている

少々遅めの食事会、少量の酒も手伝って早々に満腹になり眠気に襲われた


待たせては申し訳無いと心配していたが、妻のお気楽な性格で助かった

妻も私の帰宅が遅くなると考えていたので、入浴出来たのだと思う

何年経っても、待たせてはいけないと家路を急ぐ夫の姿が家庭円満のコツなのだろう

随分待ったと怒らない所が妻のテクニックなのか、性格なのかは今でも理解出来ていない
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