東京五輪への弾み

連日のメダル獲得のニュースに日本国民は歓喜に満ちているのでは無いかと考えている

シンクロのデュオ、団体、競歩では銅メダルを男子レスリングでは銀メダルを獲得するなど獲得メダルも40個と最多となっている

日本人にとっては2020年の東京五輪開催を控えているので、より気分的にも盛り上がっているのも実感している

テレビのコメンテーターは期待していなかった競技でもメダル獲得を成し遂げている競技選手について、東京五輪への弾みだと言っていたが真に失礼な話である

まるで、後半に差し掛かり、メダル獲得も増えてきたのでそんな波に乗った勢いでメダルを取れた如くに聞こえてしまった

確かに、周りでメダルを獲得する選手が多くなると自分にも出来ると考えて力が発揮される要素もあると思うが、オリンピックに出場する実力を持っている選手達にとっては僅かな事なのかも知れない

ただ、メダルを獲得したという事実は大きく、４年後に向けた各競技のモチベーションは向上するに違いない


私は少し穿った考えなのかも知れないが、日本人の能力の向上（ある意味では人類の進化）を目の当たりに出来るのが五輪だと考えていた

痩せて小さな体型だった戦後の時代に比較して、文化や食事の環境の変化によって身長も伸び、脚も長くなった体格は、それまで見劣りしていたものを払拭し、力もどんどん追いついていると実感している

勿論、競技によっては小さな体型が有利に働くものもあり、体型だけが問題では無いが、ジュニアからの育成、指導者の充実といった競技環境の向上などの背景がメダルの獲得数を向上させていると思う

そういった意味において東京五輪への弾みにして欲しいものだ