閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

嗜み

2016-09-12 07:24:34 | 閃き
日曜日の地元神社の祭典は無事に終了した

私に今回割り当てられたのは初参りの受付業務である

勿論、神社関係の方達もいるので脇にいて様子を眺めて内容を覚える程度と考えていた

今年も多くの初参りの方達が参拝された

次々に受付して、何組か毎にお祓いを受け玉串を奉奠する

脇で座っていた私に突然、受付された方達のご芳名を記帳する役割が与えられた


他の神社の事は知らないが当神社では受付された方の住所、名前、生年月日を半紙に記し張り出している

それを手伝うように突然言われたのである

書くと言うことは字も絵も苦手で、恥ばかりかいている私なのでお断り申し上げたが、猫の手位で構わないということで渋々お引き受けした

毛筆は基礎が必要である

何文字かを書いただけで直ぐに化けの皮が剥がれてしまう

字の大きさは変わり、真っ直ぐに書けない

一通り終わった時に、ついでに芳名録に転記する様に依頼された

下っ端の新人であるが、こうなれば開き直って全て記入し終わった時には直会(なおらい)が始まっていた



自らが買って出た役では無いが、それでも正体が白日に晒されるのは恥ずかしいものだ

こんな事なら日頃から訓練しておくべきだったかと自戒しても後の祭りである

来年は恐らく別の方になると思う

成人男子としての嗜みが問われた
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