今月、私が使用しているトレンドマイクロ社のセキュリティソフトの新バージョン、『ウイルスバスター2011 クラウド』がリリースされました。
トレンドマイクロ社からもメルマガが届き、
『クラウド対応の最新技術「スマートスキャン」の導入により、メモリ使用量の負荷、CPUの負荷を抑制することができた。』
とのことです。
いままでのバージョンではPCの起動やスキャン中にPCに大きな負荷がかかり、レスポンスが低下していました。
トレンドマイクロの“売り文句”は兎も角として、少しでも軽くなるのなら、『ウイルスバスター 2011 クラウド』にバージョンアップしようと思い、現在使用している3台のPCが、ウイルスバスター 2011 クラウドのシステム要件を満たしているかをチェックしてみました。
チェックの結果、何れも適合基準を満たしていることが判明しました。
そこで、ウイルスバスタークラブのサイトにアクセスし、『ウイルスバスター2011 クラウド』への無料バージョンアップをすることにしました。
しかし、Windows XPの2台は、現在の『ウイルスバスター2010 インターネットセキュリティ』でも負荷を感じていますので、新バージョンは軽くなったとは言え、不安が残ります。
『ウイルスバスター2011 クラウド』へのバージョンアップ後の感覚では、確かに軽くなっていると思います。実感できたのはWindows Vistaを搭載しているLenovo ThinkPad R60eで、PCのブートとほぼ同時にウイルスバスターの起動が完了しました。
やはり、事前の不安が少し的中したと思えるのですが、Windows XPを搭載しているHITACHI Plius note 200DとIBM ThinkPad X40では、ウイルスバスターの起動完了まで、PCブート後、少しの時間が必要でした。それでも『ウイルスバスター2010』のときの半分の時間だと感じました。
2010の時から感じていたことですが、Windows XPで必要とするメモリーは“256MB以上(512MB以上を推奨)”とされていますが、実感的にPCがサクサク進むには、“1GB以上”あるほうがいいのではないかと思います。
タスクトレー・アイコンをプロットしたときのメッセージも変更されています。
①ソフト起動中は、
・2010では「ウイルスバスター2010起動中」でしたが、
・2011では「保護を開始しています」に。
②起動完了後には、
・2010では「ウイルスバスター2010により保護されています」だったのが、
・2011では「保護されています」に
変わっています。
『ウイルスバスター2011 クラウド』のメイン画面は、かなりシンプルになりました。
大きく違うのは、〔アップデート開始〕ボタンがなくなったことです。
手動でアップデートするには、タスクトレー・アイコンをクリックして表示されるメニューの「アップデート開始」をクリックして実行します。
このタスクトレー・アイコンのメニューも2010に比べると簡素化されています。
このことから推測するに、『ウイルスバスター2011 クラウド』ではアップデートは自動でバックグラウンドで実行するのがスタンダードになったのではないかと思います。
アップデートがバックグラウンドで実行されている時は、メモリ使用負荷が大きくなるので、現在のメモリでは不安が残ります。
そこで、Lenovo ThinkPad R60e(Windows Vista機)用に1GB、IBM ThinkPad X40(Windows XP機)用に512MBのメモリを購入し、メモリを増強しました。
これによって、PCのレスポンスはかなり改善されたものと思います。