どの家にも数箇所のドアがあり、当り前のことだが、ドアを開閉するためのドアノブが、グリップ型、レバー型の違いはあっても必ず付いています。
その中で、トイレは家族が入れ替わり立ち代り頻繁に出入りする所であり、最も多く動かされるドアノブではないでしょうか。 そんなトイレのドアノブに不具合が生じ、以前お話したように、昨年1月にtemporary修理しましたが、再び下方に垂れ下る状態になり、最近では「ギュー、ギュー」とバネが軋む音がするようになりました。
戸当たり部のカバーの刻み文字でメーカーを確認。
「GIKEN」と刻まれているので、埼玉県川口市に本社がある株式会社川口技研製でることが判明。
しかし、現在同じ形のものは販売されていません。
逆に同じものがあっても、折損したバネの代替品があれば、ノブ装置をそっくり交換する必要はありません。
数ヶ月前に近所のカインズホームセンターで、折損している押バネと同じ外径10㎜の押バネを見つけ、購入しましたが、生来の無精な性格が、今日まで取替えをさせずにいました。 株式会社ベスト製押バネ
品番:SP-440
線径×外径×全長=
1.4 × 10 × 70 ㎜
このバネの入っている袋の裏面には、用途として、電気器具/玩具/プラモデル/モビール/工作 と明記されていますが、取り付け後の状況からは、手への負荷(抵抗感)が非常に小さいことを除けば、ドアノブのシステムにも十分耐えうるものと判断します。 使用した工具
(1) ペンチ : バネの切断用
(2) ドライバー(+) : 嵌込カバーの取外し用
(3) ドライバー小(-) : 嵌込カバーの取外し用
いよいよ修理を完了するときがきた。 先ずは、ドアからノブ装置のすべてを取り外す。
以前、一度やったことの繰り返しです。
後で再組み付けがし易いよう、取り外した順に、部品を整理しておく。 バックシステムのケースを開ける。
買っておいた代替の押しバネを、本来装着されていたバネと同じ長さの40㎜に切断。(写真の左側) バネを交換セット。
稼動部とバネ3本にたっぷりと油を注しておく。
ケースカバーを取り付け、ドアに、外したときと逆の手順で各パーツを取り付けて作業は完了。
約30分の所要時間でした。