神戸市西区の史跡などを調べていて、最古の子午線標識があることを知りました。それは、西区平野町黒田にあり、1910年(明治43年)、教育勅語煥発二十周年記念事業として、明石郡の小学校の教師一同が、私費で日本標準時子午線の石碑を、東経135度線が通るこの地と明石市相生町の二か所に建てたものです。いずれもまだ保存されているとのことで、確認しに行きました。(2014/4/16/WED)
<神戸市西区平野町黒田>
西区平野町黒田の場所は明確には示されていなかったので、少し不安でした。
その所在は、県道83号線、神姫バス24系統(西神中央駅-明石駅 印路・中野経由)黒田バス停から100m程北東方向へ道なりに進んだ、角地にありました。
(左手がバス道-県道83号線、右の地道は明石川へ)
石柱の正面には「大日本中央標準時子午線通過地識標」、裏面には「爲教育勅語煥発二十周年記念建」と記されています。
<明石市天文町2丁目>
もう一つ、明石に残されている石柱は、その所在が明確に示されています。
人丸交差点を150m余り南下すると大蔵交番があり、その敷地内角にあります。
明石警察署大蔵交番の建物は、警察にしてはお茶目な、天文科学館に似せたような建物です。
この場所からは、天文科学館の時計塔を望むことができます。
【関係サイト】
○ 神戸まるごと田園ミュージアム構想-平野町 子午線標柱
○ 明石市HP 明石のたからもの2-子午線標識
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