神戸では10月25日に、東京では24日に“木枯らし一号” が吹いたと、気象庁の発表がありました。
過去60数年間の統計では、木枯らし一号が吹くのは11月上旬が多く、近年の10月下旬が珍しいと思います。
気象庁は10月半ばから11月末にかけて、二十四節季でいうなら凡そ霜降(そうこう)から小雪(しょうせつ)の期間において、西高東低の冬型の気圧配置になった時、北よりの風速8メートル以上の風が吹くとその風を「木枯らし」と認定します。そして関東地方と近畿地方について、毎秋最初の木枯らしを木枯らし一号(こがらしいちごう)として発表します。
木枯らしは「一号」のみ発表されます。「木枯らし1号」が観測されたとき以降、同じ年に同様の北風が発生した場合には、俗に「木枯らし2号」「木枯らし3号」と呼ぶことがありますが、気象用語ではなく、気象庁もそのような発表はしません。
冬が近づいています。またぞろ強風、雨、高波、急激な冷え込み、降雪等による被害が齎されることがあり、心配です。
油断せず、初冬の嵐への十分な対策が必要です。