クルマを買い替えて初の遠出です。福崎町に行きました。加西市北条町経由で県道23号線を西進しました。
福崎町辻川山公園のさくらは3分程度。朝のうちは少し肌寒さを感じさせる花曇りでした。昼には暖かくなり、絶好の行楽日和となりました。
公園周辺の整備が進んでおり、南面すぐ・養護老人ホーム福寿園すぐ下に公衆便所と駐車場、公園関係掲示板が設けられていました。
そんなことを知らない私は、さらに北側(資料館と柳田國男生家入口近く)のグラウンドの駐車場に行きました。
兵庫県神埼郡福崎町は、市川の駒が岩に“河童”という妖(あやかし)がいましたが、東北地方・岩手県・遠野地方の伝承や逸話を集め、「遠野物語」として、1910年(明治43年)に自費出版という形で発表した柳田國男(やなぎた くにお)氏の生誕地です。
同町の観光ガイドに従い、「柳田國男 生家」、「神埼郡歴史民俗資料館」と「柳田國男資料館」へ先ずは行きました。
その後は「福崎妖怪ベンチ」のMAPに基づいて、順路は無視して町内に展示されている像を見て廻りました。スタート・駐車場→駒が岩→雪女→河童→天狗→猫また→鬼→一つ目小僧→一反木綿(見れなかった)→海坊主→油すまし→ゴール・駐車場の順に回りました。
辻川山公園に戻って、公園内の像を楽しみました。
この時期に福崎町を訪ねたのには、理由があります。3月末までに辻川山公園に、第4回妖怪造形コンテストで最優秀に選ばれた「砂かけ婆」の他、何体かの妖怪像が追加されるとの新聞情報があったからです。
また、福崎町のHPによると、「第5回全国妖怪造形コンテスト」の募集が2018年8月1日(水)から10月31日(水)までの3か月間で募集され、その後の審査を経て各賞が決定されるようです。
なお、「全国妖怪造形コンテスト」は、2014年から毎年実施されましたが、第5回をもって終了するとのことです。
町内では、まずは「駒が岩」を訪ね、妖怪ベンチでは妖怪と一緒に写真を撮ったりして楽しみました。
「雪女」は『福ふく温泉』に、「河童」は『JR播但線・福崎駅』に設置されています。
「天狗」は『天狗寿司』に、「猫また」は『グルメミート にしおか』に設置されています。
「鬼」は『ひのストア』に、「一つ目小僧」はケーキ販売&CAFEの『レ・ボ・プロバンス』に設置されています。
「手作りパンの店 マリー・ポァラーヌ」は閉店されており、「一反もめん」のベンチも見当たりませんでした。
一反木綿の妖怪ベンチは“ファミリーマート福崎南インター店”に引っ越したようです。
「海ぼうず」は『ミートショップ松井』に、「油すまし」は辻川山公園の駐車場に設置されています。
辻川山公園にもどってきて、多くの妖怪像を楽しみました。 辻川山公園は、意外と狭かったのに驚いています。
巌橋(いわおばし)手前から、ガタロウがしゃがんでいるのがわかります。橋をわたるものを脅かそうと、飛び出す機会を窺っているガジロウがいます。以前、ガジロウと一緒に飛び出していた、ガジロウの弟二体は撤去されています。
ガタロウ、ガジロウの他、辻川山公園には 「天狗の森の妖翁 天狗」、「招き鵺 鵺」、「森に吹く風 山の神」、「怪しい抜け道 砂かけ婆」、「妖怪小屋の逆さ天狗」の5体が展示されています。
【関係先サイト】
○ 福崎町の妖怪たち
○ 神埼郡歴史民俗資料館
○ 柳田國男資料館
○ 全国妖怪造形コンテスト
【関連記事】
○ 逢魔が時に会いましょう
本 の優れたセレクションでオンラインショッピング。