知らなかった・気づかなかった! 今年は閏年なのに。
私の誕生日は2月3日。平年なら節分です。
私が幼い頃、平年と違って4年毎に巡ってくる閏年には節分と立春が1日後ろにずれ、節分が2月4日になり、立春が2月5日になると教えられていました。
でも、今年は閏年なのに平年と同じで節分は2月3日だし、立春は2月4日です。
聞く話によると、来年の節分が2月2日になり、立春は2月3日になるらしい。
節分はともかくとして、立春は二十四節季で決まっているのではないだろうか?それとも二十四節季の日付が流動的なのだろうか。
立春(りっしゅん)は、二十四節気の一つです。現在広まっている定気法では太陽黄経が315度のときで2月4日ごろです。暦ではそれが起こる日ですが、天文学ではその瞬間としています。恒気法では冬至から1/8年(約45.66日)後で2月5日ごろです。 結論を言えば、立春は流動的な設定です。
現在、立春日は平年では2月4日です。したがって、節分は2月3日です。
しかし、2020年から2030年において、閏年の2020年、2024年、2028年は平年と同じく立春は2月4日、節分は2月3日だし、その翌年の2021年、2025年、2029年において、立春が2月3日、節分が2月2日になります。
つまり、地球の公転と太陽の位置が一定でないため、真夜中に数分のズレが生じるためです。閏年や閏秒の導入によってズレは修正されていますが、微妙なズレが生じるため、何年かに一度は日の変わり目に立春が来ることがあります。
定気法による日本での立春日の日付は以下の表のようになります。表で黄色に塗りつぶした日は閏年になります。
365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされます。
2020年は閏年ですが、立春は2月4日です。
3日となる年は、日の境界に近いため不確かさが残りますが、下表のとおりです。
つまり、2030年までの10年間で、立春が2月3日となるのは閏年の翌年である2021年、2025年、2029年です。
私が子供の頃、閏年の年には節分が2月4日になるので、立春は2月5日だと覚えていました。
あながち間違いではありませんが、そうなるのは1984年までです。
1988年から2016年までの閏年では平年と同じで、立春が2月4日、2月3日が節分です。
しかし、2020年の閏年では2月4日が立春となり、節分は2月3日となります。2月3日が立春となるのは2021年から2058年までです。つまり、閏年の翌年です。2057年と2058年は2年続けて2月3日が立春となります。
【関連記事】
〇 「うるう年」ってなに!