木枯らし1号について
木枯らしとは、気象庁の天気予報で用いる用語では「晩秋から初冬にかけて吹く北よりの強い風」とされています。
木枯らし1号は、その年最初の木枯らしということになります。
気象庁では、東京地方と近畿地方でのみ木枯らし1号のお知らせを発表しています。
木枯らし1号」が観測されたとき以降、同じ年に同様の北風が発生した場合には、俗に「木枯らし2号」「木枯らし3号」と呼ぶことがありますが、気象用語ではなく、気象庁もそのような発表はしません。
ただし、東京地方と近畿地方での木枯らし1号の発生日の判断基準は下表のとおりとなっています。
※東京地方とは東京都のうち伊豆諸島、小笠原諸島を除いた地域をいいます。
※近畿地方とは京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県をいいます。
大阪管区気象台は24日、近畿地方で23日(金)に「木枯らし1号」が吹いたと発表しました。昨年より12日早い記録となりました。同気象台の観測としては1993年(10月23日 土)に並び、早い「冬の到来」となりました。
23日の最大瞬間風速は
大阪8.6メートル(北北東) (午後6時53分)
神戸13.8メートル(北北西) (午後7時32分)
京都10.7メートル(北西)(午後3時56分)
舞鶴11.0メートル(西北西) (午後3時23分)
彦根16.1メートル(北北西) (午後5時48分)
奈良10.4メートル(北北西) (午後6時13分)
和歌山12.8メートル(北) (午後6時46分)
などでした。
近畿地方では、24日いっぱいは風が強くなり、海上では波が高くなることが見込まれ、気象台は注意を呼びかけています。
〇 『「木枯らし一号」そして「立冬」 (2009年)