昨日9月27日(日)は“中秋の名月” 。そして今日9月28日(月)は満月に重なった『スーパームーン』ということで、世間は“スーパームーン”の話題で喧しい。二夜連続しての「お月見」となるからなのか、一種の社会的現象となっていると言えるのではないでしょうか。
『スーパームーン』は“天体ショー” としてはそう珍しい現象ではありません。
『スーパームーン』とは、月が地球に最接近するときに満月または新月となり、見掛けの大きさが最大に見える月を指します。
『スーパームーン』という言葉は占星術用語であって天文学用語ではありません。天文学では近点の満月を『ペリジー・フル・ムーン (Perigee full moon)』、新月を『ペリジー・ニュー・ムーン (Perigee new moon)』と呼んでいます。当然ながら新月は目視確認できません。
満月周期は、月が近点にあって、太陽及び地球と並ぶ間の期間をいいます。約411.8日です。
従って、毎周期における14回目の満月がほぼスーパームーンとなります。しかし、周期のちょうど半分でも満月は近点に近づくため、その直前または直後の新月はスーパームーンとなります。
つまり1回の満月周期毎に3回のスーパームーンが生じることになります。
なお、満月のスーパームーンは前述の満月周期によって年に大体1回観測できますが、地球と月の位置関係によっては年に数回観測できることもあります。
(過去25年間における満月のスーパームーン)
・1990年12月2日 ・1992年1月20日 ・1993年3月8日 ・1994年4月26日 ・1995年6月13日 ・1995年6月13日 ・1996年7月30日 ・1997年9月17日 ・1998年11月4日
・2008年12月13日 ・2010年1月30日
・2011年3月20日 : 19年ぶりに満月が35万6577キロメートルまで接近。最も遠くにあるときの満月よりも約14%大きく、30%も明るく見えた。
・2012年5月6日 ・2013年6月23日 ・2014年8月11日 ・2015年9月28日
今年2015年9月28日の地球への最接近とその前後一時間以内に満月となるエキストラ・スーパームーンは、日本では午前11時50分と明るい時間帯にあり、肉眼でスーパームーンを楽しむのは難しいようです。
今夜(9月28日夜)20:15過ぎ、神戸市西区の空は雲に覆われており、残念ながら満月を十分に楽しむことができませんでした。東京ではスーパームーンとなった赤くてデカイお月様を見ることができたようです。
来年2016年は11月14日と予測されています。
【関係サイト】
○ 国立天文台 ほしぞら情報2015年9月
【関連記事】
○ 皆既月食2014(2014年10月)
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