ネット通販で自転車を買いました。自分の小遣いで買ったのですが、使用者は息子です。
或る日女房から、
「(息子が)15年間愛用してきた自転車が、もう見るからにガタガタなので、新しいのを買えばいいのに。」
と言われ、息子に訊いてみると、サビも沢山出ているし、チェーンも外れ易くなっており、できれば買い換えたいと言う。
どんな自転車がいいか訊ねると、今と同じMTBスタイルのものがいいとも言う。
ならば、と更に、オフロードや悪路などでのトレッキングをするのかと訊けば、街乗りしかしないとのことでした。
そこで、インターネットでいろいろ検索し、スタイルや価格が条件に合うものとして、『My Pallas MTB26-6SP-RD』を選択しました。
10月21日の夜にネット注文し、25日の夜、指定時間帯に配達されましたが、仕事の都合で、開梱、組み立ては29日~30日の土・日曜日にしました。 販売店のサイトでも、梱包のダンボール箱にも“90%組み立て済み”とは書かれていたものの、開梱して見て、車輪、ギア、チェーン、変速機が組み付けられていたので、ホッとしました。
自転車には、最小限必要な工具が付属されていましたが、もう一つしっくりこないので、以前から持っていた工具を使用しました。
ハンドルとサドルを組み付け、梱包の都合で逆に付けられているペダルを付け直し、後方反射板を取り付けました。
ブレーキは“初期伸ばし”と“遊び”の調節をしました。 付いてきた“泥除け”は薄鼠色で、フレームカラーに合わないと思えたので、自動車の車体・バンパー用のスプレーカラー(アクリル塗料)の“つや消し黒”で塗装し直しました。
泥除け、コイル式ワイヤーロック錠、LED電灯を取り付けて完成しました。
この自転車は、タイヤはオフロードタイヤで、スタイルは如何にもマウンテンバイクですが、フレームを始めとするスペックはシティバイシクルとのクロスバイクです。オフロードや悪路でのトレッキング使用には向きません。
『My Pallas MTB』はネット上では酷評が多く見受けられます。その多くは本物のMTB志向の人たちによるものと思われます。
販売店のサイトには、「毎日を楽しくするお洒落な街乗りマウンテンバイク」と記されています。これは商品表示としてOKだと思います。しかし、残念なのは、その上の項目に「街乗りにも使えるマウンテンバイク」と記されていることです。この表示が世間の誤解を招き、酷評の本になっているのではないでしょうか。
自転車はJIS規格で、車種及びその諸元ならびに自転車の部品分類について規定されています。
完成車は、次のように分類され、それぞれに適合基準が設けられています。
この分類によれば、今回購入した自転車は一般用自転車のスポーツ車で、正に「マウンテンバイク類型車」ということになります。街乗りしかしないのだから、これで十分です。
因みに、この自転車のメーカーなどはどうなっているのでしょう。
メーカーは、新潟市江南区亀田大月2-465-5を本社所在地とする株式会社マイパラス。同住所に本社をおく、1989年7月に個人創業された総合輸入卸商、株式会社池商のグループ会社です。
自転車はMade in Chinaです。今までの15年間、息子が愛用していた自転車もMade in chinaでした。今回購入した自転車も同じ位長持ちすれば“当たり”だと思っています。
【関係サイト】
自転車文化センター
株式会社池商