ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

射撃場発砲事件と東福岡の体罰辞任

2023-06-15 11:57:12 | 社会

昨日、岐阜市の自衛隊射撃場で、18才の自衛官候補生の男が隊員に向けて小銃を発砲しました。それにより52才と25才の自営隊員が死亡しました。

時を同じくして、東福岡高校サッカー部の総監督が、部員に平手打ちをしたとして辞任していた事が分かりました。個人的にこの2つのニュースは関連性が強いと見ています。

 

平手打ちというのは、中年以上の人にとって学生時代の日常の風景でした。しかし、時が流れるにしたがって、体罰への社会の目が厳しくなり、ビンタがニュースで大きく取り上げられる時代になったのです。

東福岡高校のサッカー部といえば有名な強豪校で、この70代の総監督も全国優勝を果たし、多くのJリーガーを育てた名伯楽です。おそらく時代の変化に気づきながらも、変化に対応出来なかったのだと思います。

 

まず体罰はいけません。昔のやり方は間違っていました。生徒が悪いことをしたら、言葉で注意し、理解させるのが正しい方法です。しかし、多くの教師は萎縮してしまい、注意さえしなくなってしまったのではないかと推測します。子供に対し親が甘くなった。世間の大人も優しくなった。教師も何も言わない。大人に叱られることがなくなった子供たちは叱られる免疫がないまま社会に出ていきます。

 

そして、叱られ免疫のないまま18才で自衛隊という特殊な世界に入り、厳しく叱られた結果、最悪の形となって表れたのが自衛官候補生の殺人事件です。

この根本を見直さない限り、対処療法のみでは解決は難しいと考えます。


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