ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

時計

2013-09-06 21:19:49 | 
しのぎやすく、夜は秋の気配だ

自宅へ帰ると、時計の束縛を感じ,すぐに外す

左手首のみ白く保たれた肌は酷暑の痕跡



神は人が生まれてきた日、彼ら一人ひとりに時計を贈る

10年しか持たない時計もあれば、100年動くものもある

気まぐれに決めているのだろうか?



朝の公園で幼稚園にあがる前の子供が理由なく、駆け回っていた

若い母親が注意しても、止まる気配は微塵もない

彼の時計の針は有り余る力で1秒を刻む

懐かしくも彼に嫉妬する僕がいる



僕の時計はいつまで動くか、動いてくれるのか

針が義務感のみで刻んでくれているようだ

若い頃にはなかった時計への感謝の想い

「今日一日ご苦労さん。明日も頼むよ」と



もうすぐ百何十回目の新しい季節が巡ってくる

美しい、愛しい季節が巡ってくる

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