パニック障害のため、活動休止していたKing&Princeの岩橋玄樹さんが、グループを脱退し、ジャニーズ事務所を退所することが発表されました。
私もパニック障害とは30年以上の長い付き合いになりますから、岩橋君の苦しみはよくわかります。
パニック障害は元来、10代から30才前後の若い人が発症する病気なのですが、若ければ若い程、症状が重くなる傾向があるようです。私も大学を中退したのですが、パニック障害は気力や根性ではどうにもなりません。
岩橋君も抗不安薬などの薬物治療をしていたと思いますが、薬で少し楽になる部分もあれば、全く効かない部分もありますからね。本来のパニック障害には完治という言葉はありません。少しでもましな状態にすることを目指すだけです。
またうつ病を併発しやすい病気です。私も併発しました。岩橋君も併発している可能性はあるでしょう。
そして、パニック障害の社会的特徴として、行動範囲や人間関係が狭まってくることが挙げられます。電車に乗ることすら命がけということもありますから仕方ないのですが、周りの人々が彼を支えて欲しいです。
パニック障害を抱えながら、浮き沈みの激しい芸能界に身を投じ、活動休止後も懸命に仲間やファンのもとに戻ろうとした岩橋君。あなたは勇者だ。これからの彼の人生に幸多いことを願います。