こないだの50本塁打・50盗塁を同時に達成した日に、大谷選手は3本塁打6安打10打点と大爆発してから、その流れが続いています。52号は高めのボール球をセンターへ放り込みました。センターから逆方向へのホームランと、高めのストレートをホームランできる時、大谷選手の打撃は最高の状態にあります。
それにしても50本塁打は途轍もない記録。打者に専念すれば、これくらい打てることは証明しました。50盗塁なら日本の現役選手でも何人かは可能性はあります。しかし50本塁打となると私が見た怪物打者は歴代でも3人しかいません。清原、松井、大谷です。松井選手は大リーグでプレーしましたが30本が限界でした。清原、大谷はローボールヒッターですが、松井選手はポイントが少し体に近いところにあります。その点では日本の野球に向いている選手だったかもしれません。
しかし、大谷選手が松井選手をまだ超えていない部分があります。それはポストシーズンでの活躍です。松井はワールドシリーズでMVPを獲得しています。大谷選手もミスターオクトーバーになれることを期待しています。
パドレスのダルビッシュ有投手が大リーグ通算2000奪三振を達成しました。日本人投手初の快挙です。江川卓投手以降で個人的にはダルビッシュ投手は3本の指に入ります。江川、ダルビッシュ、あと1人は難しいところです。
東北高校時代、甲子園でのダルビッシュ投手はまだ体が出来ておらず、7分の力でしか投げていませんでした。しかし、長身から投げ下ろすストレートは速く、天性の体のしなり、スケールの大きさに未完成の輝きを感じました。
あれから20年以上が経ったと思うと感慨深いものがあります。その後、野球のみならず人間性も磨き、今では人格者ですね。
ダルビッシュ投手、おめでとう。1年でも長く現役を続けてください。