ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

菅野ウィーク

2006-11-29 22:56:52 | Weblog
先週は「虹をかける王妃」やその宣伝で久しぶりに菅野さんが多く登場しました。私が見た番組は「グータン」「みなさんのおかげでした」「VVV6」そして「虹を架ける王妃」です。

「グータン」 やはりスタートはクラウチングのほうが加速しますかね。

「みなさんのおかげでした」 番宣では一番楽しみにしていました。貴さんが「このコーナー10年ぐらいやってるけど、収録後に挨拶に来てくれたのは美穂ちゃんだけだよ」といったのですが、菅野さんはあっさり「忘れました」。みんなに挨拶してるから忘れちゃったんだろうなぁ。
ヨガもすごかったですね。新体操の選手だったら「妖精」と呼ばれるに違いない。たとえばボールの演技でキャッチ出来なくても高得点が出そうです。

「VVV6」 これが予想外に良かったです。軽口がポンポン飛び出していましたね。共演の岡田君と一緒だったのでリラックスしていたのでしょう。まさにタレント菅野の真骨頂。

そして肝心な「虹を架ける王妃」 菅野さんの表情豊かな中にもあふれる気品はさすがです。

岡田君も良かったです。菅野さんとは対照的に無表情の中にも苦悩が表現されていたと思います。TOKIOの長瀬君が情熱を前面に出す演技が得意なのに対して、岡田君は「青白い炎は実は赤よりも熱い」といった感じでしょうか。

菅野さん、岡田君の絶妙なハーモニー。しかし、見所のほとんどはそこに集約されていました。あまりにも脚本がお粗末でしたね。「虹を架ける王妃」というタイトルなのに虹を架ける前にドラマが終わっちゃいました。

この出来で視聴率はどうだったのかと心配になりましたが、いい数字が取れたようですね。「あの内容でよくこれだけの視聴者が見てくれたなぁ」と少しほっとしました。

フジテレビは菅野さんを高く評価してくれていると思います。「フジコ・へミングの軌跡」「海峡を渡るバイオリン」そして今回の「王妃」とまさに秋は菅野シリーズ。それほど一般的な知名度は高くない方々を題材にしていることもあり、それにリアリティーを持たせることができるのは菅野さんだけと考えているようです。視聴率が良かったのでまた作られるかもしれませんね。

やはり菅野は素晴らしい。ドラマ、バラエティーを通して菅野ファンならずともそう見直した方が多かったのではないでしょうか?いよいよ菅野美穂の逆襲が始まりましたね。勝手に始めちゃった。(笑)

事務所も変わり新しい道を歩み始めた君に幸せあれ
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才能に勝る努力なし

2006-11-22 19:58:34 | Weblog
少数派でしょうが、私はこう思っています。才能>努力と。最近は傲慢な努力が天賦の才能を脅かしている気がします。

本来、才能のある人にはかなわないけれど、努力すればその人に近づける。自分が少しでも上手くなれる。そこに努力の美しさがあったように思います。しかし最近の努力ときたら謙虚さに欠けている。

たとえばスポーツ。薬物を使った努力で本来勝てないはずの相手に勝ってしまう。陸上競技に限らず、あらゆる種目に蔓延してしまっているようです。

たとえば将棋。将棋の勉強法といえば今も昔も棋譜を並べることが最も大切だとは思うのですが、そこにパソコンが入り込んできました。羽生善治が七冠を達成したとき、無冠の九段に転落した谷川浩司は不器用な手つきでパソコンを覚えようとしていました。そしてなんとこれからはネットで公式対局を行うというのです。原則、対局者は自宅でパソコンに向かいながら指すそうです。大丈夫なんでしょうか?

本来努力は美しく価値の高いものだと思います。科学も決して悪者ではない。ただそれが人の情念と結びつくと、時に努力と才能の関係をややこしくし、そして汚していく。確かに勝者は偉いかもしれない。しかしその勝利優先主義こそがこの問題の根本です。勝つ事より重要な何かを見出せない人間は、勝利の誘惑に簡単に負けてしまうのではないでしょうか。
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いじめ自殺を防止するには

2006-11-15 22:54:02 | Weblog
難しい問題ですね。人間には元来、差別意識が備わっていますから。その歪んだ形がいじめなんだと思います。

学校などで何か問題があるとテレビの悪影響が指摘されます。特にバラエティー番組。私は少し考え方が違います。ニュース番組の影響が大きいと考えます。あの矢ガモ騒動。報道すればするほど類似事件が発生する悪循環。特に自殺しようとしているような人は視野が狭くなっていますから、そのような情報を耳にすることはとても危険なことです。だから報道する側も深刻な顔して伝えていればいいというものではないと思います。自分たちのしている事を省みる必要があるでしょう。

次に家庭。いじめられている子というのは学校と家庭の板ばさみになっているケースが多いように思います。つまり学校でいじめられる。だから学校を休みたい。でも休めない。なぜなら親に学校を休みたいと訴える勇気がないから。訴える環境にないと言い換えてもいいかもしれません。そして逃げ場がどこにもなくなる。だから自殺を考えるようになる。大体こんな感じではないでしょうか。まず家庭が「つらければ学校を休んでいいんだよ」という環境を作ることが大切だと思うんですよ。ただ家庭環境は千差万別ですからなかなか難しいですね。

そこで学校、というよりは文部科学省の出番です。仕事に有給休暇があるように年間30日なら30日、生徒に休む自由を与えてみたらどうでしょう。学ぶ時間が減るというなら、土曜日を利用すればいい。実現すればいじめられている生徒の心の負担はずいぶん軽くなると思いますよ。

ここからは学校でいじめられている、あるいはつらい思いをしている生徒さんへ。

君たちは知らないかもしれないけどパニック障害という病気があって、僕は17年以上、それと闘っている、というよりはいじめられています。だから君たちが生まれる前から。高校は何とか卒業したんだけど、大学は中退しました。電車通学が辛い、じっと教室で座っていることが辛い。何もかもが辛い。ついこないだも床屋に行って辛かった。どう辛いかはここではなかなか伝えようがないけれど。昨日もつらかった。今日もつらい。きっと明日もつらいのだろう。それでもこの病気と共に17年以上生きてきました。明日からもとりあえず生きていくつもりです。君たちがいじめられていてもそれは今だけのこと。そう何年も続きません。心の傷は残るかもしれないけれど。死ぬぐらいなら学校を休む勇気を持ってください。とにかくとりあえず生きてみましょう。
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深刻な四番不在

2006-11-04 00:24:28 | Weblog
日米野球第1戦、日本はアメリカに敗れました。勝利に対する執念の差との見方もできますが、やはり日本チームは四番不在です。

振り返るとこの20年の間、日本の四番は二人のスラッガーが担ってきました。1986年にデビューした清原和博はその年の日本シリーズで山本浩二との四番対決を制し、翌87年は原辰徳、88年は落合博満といった並みいる強打者に勝利し、名実ともに日本の四番となりました。ちなみに日米野球で唯一、日本が勝ち越したのは1990年ですが、このときの四番も清原でした。

その清原から日本の四番の座を奪ったのが松井秀喜。2000年にはON対決と騒がれたダイエーとの日本シリーズで巨人の日本一に大きく貢献。2002年にも主砲としてチームを日本一に導きました。しかしこの年のシーズンオフ、松井はフリーエージェントでヤンキースへ移籍。ここから日本の四番不在が始まったわけです。

今日、四番を勤めた小笠原選手は日本ハムでは三番打者です。今年ホームラン王にはなりましたが、元来はアベレージヒッターで四番タイプではありません。日本残留組で強いて名を上げれば松中選手でしょうが、やはり短期決戦での勝負弱さ、そして今シーズン、ホームラン10本台に終わったことを考えると、迫力不足は否めません。

結局、日本の四番を任せられる男は10年に一人しか出てこないのでしょう。個人的には今日の試合で大飛球を打った横浜の吉村、あるいは広島の栗原あたりに期待しています。特に吉村選手にはこの日米野球でその片鱗を見せてほしいものです。
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