この時期特有の空気の重たさの中でマスクをつけるのは
パニック障害の身に少々こたえる
コロナ患者の命がかかっている
医療従事者も命がけ
飲食店も命がけ
オリンピアンも命を削り
政府も政権を守るためなら命がけ
命がけの糸がもつれ合いながら落下していく
マクロで見れば、確かにさざ波かもしれない
しかし、顕微鏡を覗けば
医療崩壊した大阪で
自宅療養の息子の身を案じ
いてもたってもいられず
「廊下でもいいから入院させてください」と必死に訴える母親
思いむなしく息子は亡くなった
今となっては、虚飾であれ何であれ
平穏な日々が懐かしい