ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

棋士の音色

2018-10-29 18:48:15 | 
対局室は深夜
空気は張りつめていた

羽生の手は震え、佐藤康光は激しく咳込んでいた
谷川はわずかに頬を膨らませ、光速への準備を整えている

郷田は相変わらず格調高く、山崎は深いため息を漏らした
佐藤天彦は絶望したかのように首をうなだれ
三浦はじっと天井を眺めている
豊島の表情から優劣は読み取れない

糸谷や菅井はすでに対局室から消えている
藤井聡太がいよいよ敵陣に駒を放り込んだ
瀬川は盤面を見つめ、心に涙を落として捨てた
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アイドルの休業。パニック障害という名の地獄

2018-10-26 21:41:18 | 闘病
King & Princeというアイドルグループの名は最近よく耳にすることはあったけれど、それ以外の知識は何もありませんでした。しかし、そのメンバーの岩橋玄樹さんがパニック障害のため、11月から休業するとネットで知り、思わず何かを書かずにはいられなくなりました。

パニック障害、いや、他の病気に関してもそうなのですが、一人ひとり症状は違います。推測ですが岩橋君の場合、幼少期からこの病気に苦しんでいたということ、一生この病気は治らないと感じているところから、少なくとも軽度ではなく、むしろ重度の可能性が高いのではないかと思います。

僕は彼ほど年齢は早くはなかったけれど18歳の時に発症しました。自分もやはり「これは一生治らない」と強く感じました。30年近くたった今も、形を少しずつ変えながらこの病気と付き合う生活です。だから岩橋君の絶望感は多少は分かるつもりです。彼の言うようにいじめが原因なのでしょう。しかし、その一方で遺伝的なものがあるように思います。

約30年前の話ですが、高3の時の担任が暴力教師で、自分が標的にされていた訳ではないのですが、標的の生徒を好き勝手に殴っている姿を見て、僕はすごく苛立っていました。それも一つの原因ではあるのでしょう。しかし、2つの病院で最初に言われたこと。「親、兄弟や親戚に同じような症状の人はいませんか」。つまり遺伝であると疑っているわけです。実際、若くしてパニック障害になった人は遺伝の要素が高いのではないでしょうか。親がその病気でなくても、その要素を持っていて、それが今の時代性と重なって子に出ることは十分考えられます。

岩橋君の話に戻りますが、まだ21才。これからの人生のほうがはるかに長い。僕が発症した30年前とは違い、今のほうが改善する可能性ははるかに高まっていると思います。僕の場合、パニック障害という病気自体知らなかったし、自分がこの病気であることを知るのに何年もかかりました。今はネットで検索すれば何でも情報を得られるし、どこの病院へ行くのが適切かということもわかりやすいと思います。岩橋君の場合、小学生の頃に発症ということで、改善していくには難しさはあるでしょうが、何とかいい方向に向かってほしい。そしてファンやこの病気で苦しむ人に、アイドルとして元気な姿を見せてほしいと願います。希望をもって焦らずゆっくり一歩ずつ。生きてさえいれば何かいいこともあるかもしれないですから。




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ドラフト・秋ドラマ・将棋

2018-10-26 07:39:26 | Weblog
球界の秋の風物詩は日本シリーズとドラフト。2018年のドラフト会議。注目の大阪桐蔭の根尾昴選手は4球団の強豪の末、中日に。与田新監督、絶好のスタートです。根尾君は野手だけでなく、投手としても力があるので、大谷君に続く二刀流の可能性もあります。まず野手でいくとは思いますが。彼は学業も優秀で非の打ち所がないらしいですね。その人間力の高さは今後さらに注目を集めそうです。

今夏の甲子園の主役、金足農の吉田輝星投手は外れ1位で日本ハムへ。いいチームに入ったと思います。身長の低さが少し気になりますが、その美しいフォームから繰り出されるスピンの掛かった浮き上がるストレートは絶品です。そして何より甲子園を湧かせたあの気迫で頑張ってもらいたいです。大成を期待しています。


秋ドラマは「下町ロケット」「中学聖日記」「獣になれない私たち」を観ています。下町ロケットは宇宙から大地ということで、前回の医療に続いてまた新しい要素を加えましたが、少し詰め込みすぎかなと感じます。視聴率も前回ほど思うように伸びません。、池井戸作品では「半沢直樹」「陸王」と役者でないタレントの起用が目立つのですが、今回は如何せん多く起用しすぎたといわざるを得ません。合唱でも1人、2人音程を外す人がいてもかき消されますが、5人も6人も投入したらどうなるかということです。

「中学聖日記」はタイトルで避けられたのか視聴率的には低迷していますが、内容は悪くないと思います。主演の有村架純は、これまで何作か見てきましたが、派手さはないけれど丁寧な演技をする女優ですね。今回も婚約者がいながら生徒を好きになっていく心のありようを丹念に演じています。美しい作品に仕上がることを期待しています。

「獣になれない私たち」。内容はともかく、何より新垣結衣の美しさですね。松田龍平も独特の暗さ、影を纏っていて好き嫌いは分かれるだろうけど、雰囲気を持った役者だと思います。


将棋の竜王戦7番勝負は羽生竜王が連勝スタートでタイトル100期に向けて大きく前進しました。広瀬八段は実力で劣っているとは思いませんが、一つ勝つのが大変に見えますね。今のところ羽生さんの執念が広瀬さんを圧倒しているように感じます。

順位戦C級1組の藤井七段は千葉七段に勝利し5連勝。これで順位戦はデビュー以来負けなしの15連勝。どこまで伸ばせるか注目です。次の増田六段戦が一つの山場ですね。順位が下位の藤井君としては1回でも負けると昇級できない可能性があります。出来れば全勝でいってもらいたいところですが。

個人的には次のNHK杯の谷川・稲葉戦に注目しています。おそらくこの対局で谷川さんが通算1300勝を達成したと思われます。谷川さんはあと5勝で中原永世名人の通算勝利数に並びます。また藤井聡太君のデビュー以来の連勝記録も中原さん。確か18連勝ですか。暫くは谷川九段・藤井七段の大名人・中原超えに注目しています。







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18才

2018-10-19 19:19:35 | 
もう走れなくなった
それどころか歩くことすら怖くなった
昨日まであった未来が存在しない
そこにあるのは生きる苦しさだけ
僕は終わったことを確信した
若さが重荷に変わった
世界からはぐれ、たった一人になってしまった

陽射しはまた少し弱まった
暗闇の訪れも早まるばかり
木の葉が緩やかにぽたぽた滴ってゆく
降り積もる年月のなかで僕は運命論者となり
人には事情がという口癖が治らなくなった


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藤井聡太、史上最年少新人王

2018-10-18 08:35:48 | 将棋
昨日、関西将棋会館で新人王戦第2局が行われ、藤井聡太七段が出口若武奨励会三段を105手で破り、新人王に輝きました。16歳2か月での優勝は森内九段の17歳0か月を上回る最年少記録となりました。

初戦とは違い、第2局は藤井七段の圧勝でした。負けた出口三段としては力が出し切れない悔しい敗戦ですが、出口君の力を発揮させなかった藤井君の圧倒的な力を称えるべきでしょう。「優勝という形で新人王戦を卒業できてうれしく思う」。そうですよね、16歳で最後の新人王戦というのも藤井七段の昇段ペースがいかに速いかを物語っています。


これで通算成績は94勝17敗。8割5分近い勝率ですが、これ将棋棋士の数字ではないです。7割で超一流の世界ですから。もし、以前から僕が願望として記しているように長い期間8割棋士でいるようなら、これは1000年に1人の天才です。これから対戦相手もさらに強くなり、大変難しいことではあるのですが、藤井聡太ならばと期待させるだけでも、大変な天才棋士が出現したと改めて思います。

数字で藤井君が注目されるキーワードは勝率と連勝そして最年少。初タイトル最年少記録は屋敷九段の18歳、最年少名人は谷川九段の21歳。どちらも大変な記録ですが、より難しいのは最年少名人だと思われます。実現する確率は五分五分としか言えませんが、谷川さんが4月生まれ、藤井君が7月生まれですから、谷川さんと同じペースで名人となれば、3か月更新できることになりますね。僕は谷川ファンですから、基本的には破られたくないのですが、藤井君は例外。ぜひ挑戦してほしいですね。

次に注目が集まるのは通算100勝。これも最年少での達成となりますが、勝率で中原永世名人の記録を破れるかが見所です。確か中原さんは100勝21敗なので、藤井君がこのままのペースでいけば、勝率でも新記録となりそうです。今後の藤井聡太からますます目が離せません。
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竜王戦、新人王戦から見えたもの

2018-10-14 08:02:13 | 将棋
いよいよ竜王戦が始まりました。羽生さん、やはり強かったですね。このタイトル戦が始まると、今年も終わりに近づいたかとせかされる思いになります。羽生竜王、挑戦者の広瀬八段ともに充実しているので、内容的には素晴らしいものが見れるのではないでしょうか。

改めて羽生善治の執念を感じさせました。感想戦での羽生さんの顔は紅潮し、興奮を隠せない様子で、時折、笑みすら浮かべる広瀬八段の顔と見比べると、どちらが勝ったのかよくわからないほど対照的でした。これまでの数々のタイトル戦で、羽生さんに対して執念で上回った棋士がいただろうか?いたとすれば、僕の知る限りでは、1995年の王将戦の谷川浩司しか思いつきません。自らも被災した阪神・淡路大震災。そのさなかに行われた王将戦。「師弟」からそのまま引用すると羽生さんは「最終第七局の、最後の一手を指す手つきが、重々しかったのが印象に残っています。谷川先生は、普段、軽やかな手つきなんですよ」と語っています。

羽生さんは今回の竜王戦で負けたら、タイトル100期は達成できないと考えていると推測します。昨年の渡辺明竜王を破り、永世七冠を達成したとき「これが最後のチャンスだと思っていた」と語っています。おそらく今回も似たような思いはあるでしょう。羽生マジックの成分は執念でできていると僕は思う。そんな羽生さんに広瀬さんが勝つのは容易ではありません。

その前日に行われた藤井七段と出口奨励会三段の新人王戦第一局も激しい競り合いになりましたが、やはり最後に勝負を制したのは藤井聡太でした。羽生さん、藤井さんに負けた二人に共通するもの。好青年。優しいんですよ。人間にとって優しさは尊いものだと思います。しかし勝負師としては、マイナスに作用することが多いですね。出口君も今すぐプロになっても、好成績を残せるだけの力を秘めていますが、現在23歳ですから、あと3年でプロになれなければ、基本的には退会となります。三段リーグについては、再考する余地はあると思いますね。

広瀬さんも、若いころから、西の豊島、東の広瀬というほどの才能を持っている棋士ですし、実力的には羽生さんを上回っているかもしれません。しかし、もって生まれた性格というのは、なかなか変えられるものではないですからね。羽生さんのような執念を持てというのは酷な話です。果たして藤井聡太君の今のモチベーションは羽生さんのように長く続くものなのか?それは容易ではないけれど、彼が大成するためにはものすごく大切な要素ですね。


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17才

2018-10-11 19:16:14 | 
陽射しはまだ強さを残していた
それでもひんやりとした風が秋を証明する
マスカット色した落ち葉がアスファルトを滑る
まだ若いのに

僕も枝にぶら下がることに少し疲れた
澄み切った空に薄綿の雲
首を垂れる稲穂
鑑賞されるたびに微笑むコスモス
僕は美しい季節の儚さに目を伏せた

瞼の裏に出現した葉桜
雨上がりの輝き
ブルージーンズ
白のスニーカー
威勢よく流れてゆく街並
どこまでも走れると思ってた
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北川景子、240秒の僥倖

2018-10-07 17:58:27 | 人物
最近はテレビをあまり見なくなりましたね。そんな中で、昨日放送されたTBSの「オールスター感謝祭」は良かったです。結構、この番組のミニマラソンが好きで、最近では土屋太鳳の力走が印象に残っています。阿部寛や有村架純の出演も楽しみでした。個人的には阿部さん主演の「下町ロケット」に期待してます。

しかし、昨日に関しては僕の中での番組の主役は北川景子でした。彼女が出演しているとは思っていませんでした。映画の宣伝で来ていたようです。昨日の彼女のクライマックスは4分間、瞬きせずに1人でノルマをクリアしてしまった場面です。有村さんなど4人の俳優が用意されていたのですが、まさかの北川さんひとりでの完走。「江夏の21球」ならぬ「北川の240秒」(笑)

ただ、それよりもアップで写された瞬きしない北川景子の美しさに圧倒されました。男性の実況は不必要でしたね。北川さんのアップで十分。それ以外、何もいらなかった。人間が人形になってしまった錯覚すら起こさせるほど彼女は微動だにしない。次第に潤み始める瞳が静止画ではないことを主張するだけ。4分が過ぎ、北川さんの目から涙がこぼれた時、僕はテレビで久しぶりにいいものを見たと思いました。

北川さんは何事に対しても全力で取り組む印象があります。たとえそれが番宣番組であろうとも。最初に彼女を注目したのは「筆談ホステス」というドラマだったかと思います。当時、北川さんの演技に対する評価は芳しくありませんでした。「筆談ホステス」も上手くはなかったかもしれないけれど、懸命に役を全うしようとする姿勢が伝わってきました。また、菅野美穂と同じ8月22日が誕生日ということを知り、これも何かの因縁かと思い、北川さんに注目してきました。

彼女の写真集「27」だったかブログだったかは忘れましたが「あえて向いていない役者の仕事をやってみようと思った」という意味合いの一文がありました。美人だし、文才もあり、クレバーな北川さんには他に向いている仕事はいくらでもあったと思います。おそらく彼女の中に、努力だけでどこまでいけるか試してみたい気持ちがあったのではないでしょうか。まあ、美人であることも女優の一つの資質なので、彼女に才能がないとは僕は思いませんが。それでも今日の北川景子を作ったのは、謙虚に努力を続けてきたことが根底にあるのは確かですね。

それにしても昨夜の北川景子は美しかった。






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藤井聡太の未来

2018-10-05 08:55:56 | 将棋
最近のブログ更新率の高さに我ながら驚いています。普段は週に1、2回がせいぜいですから。

藤井聡太の未来。難しいですね。ただ、具体的な例を挙げると先日、谷川九段が通算1300勝をあげましたが、そこまでたどり着ければ凄いことだと思います。今は日の出の勢いの藤井七段ですから、通算2000勝、タイトル数も羽生さんを超える100期以上も決して夢ではないようにも見えます。しかし、これまで数々の天才少年、少女を見てきた僕はそれがいかに難しいかを多少、理解しているつもりです。

王貞治を超える選手が現れた。清原和博が高校時代空前の本塁打記録を作り、高卒1年目から打率は3割を超えホームラン31本。主軸としてチームを日本一に導く活躍。清原さんが入団時に目標とした本塁打1000本という途方もない記録も、彼の才能のスケールからすると冗談には聞こえませんでした。生涯成績は525本塁打。史上5位の立派な数字です。しかし王さんの868本塁打には遠く及びませんでした。引退後の人生における転落は別にしても、入団当時の野球ファンが夢見た大きな期待には届かなかったのではないでしょうか。

投手では清原さんの盟友、桑田真澄。甲子園20勝の天才投手も1年目はわずか2勝。しかし、2年目は15勝を挙げ、あの江川卓に代わり巨人のエースの座を手にしました。200勝間違いなし。そう思った人は多かったでしょう。しかしそれには届かず、当時無名に近かった斎藤雅樹にエースの座も奪われ、通算勝利数でも彼に及びませんでした。

数々の最年少記録を塗り替えた貴乃花。大鵬の記録を破るのは貴乃花しかいないと思われましたが、20代後半から怪我に苦しめられ、幕内通算優勝は22回。入門時、体が細くモンゴルへ帰されるところだった白鵬が41回ですから、先のことは読めません。それにしても貴乃花ほどの大横綱を輪島さんのような不祥事ならともかく、性格の不一致を理由に相撲界から追い出していいのかと強い疑問を感じます。

菅野美穂の18歳の演技には驚いた。こんなに眩しく、しかも登場人物の心情を繊細に表現できるのかと。菅野さんはNHKのスペシャル大河「坂の上の雲」で唯一、女優として主要キャストに選ばれたように演技力は高く評価されています。しかし僕自身、菅野さんの演技に求めるハードルを上げてしまい、菅野さんがどこまで女優として成長したのかは正確な判断はできません。そして18歳の眩しさは年齢を重ねるごとに失われていくのは間違いありません。

そして藤井聡太。早熟の天才なのか、それとも神武以来の天才なのか判断は難しいですね。10代後半は棋士が一番伸びる時期といわれています。しかし、完成度が高ければ高いほど伸びしろは少なくなります。もし20代前半まで藤井君が強くなり続ければ、数十年に1人の天才ではなく、数百年に1人の天才になりえます。25歳、全冠制覇した羽生善治は言いました「二十歳の時とは手の見え方が違う」すでに記憶力では下り坂に入ったことを羽生さんは自覚していました。ダーウィンの言葉として「生き残るのは変化に対応できる者」。藤井君もこれから何度も出会う変化に対応できるかが大切になるでしょう。彼の将棋人生のキーワードは「連勝」だと思います。自身の記録である29連勝を再び藤井聡太が破る日が来ることを楽しみにしています。



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ブログについて・谷川九段1300勝

2018-10-03 21:41:42 | 将棋
巨人の高橋由伸監督が辞任のようですね。3年間、結果を出せなかったのだから仕方のないところでしょう。最近野球はあまり見ませんが、もうひとつ自分を出し切れなかった印象はありますね。

さて、こないだの「藤井聡太、強さの秘密」の記事は多くの人に見ていただきました。普通、新しく乗せた記事が一番人気になるはずなのですが、「駒の生涯」の記事は「藤井聡太」を抜けず1位をとれませんでした。松田聖子、中森明菜がオリコン1位を逃したぐらい珍しいです。1位に寺尾聡の「ルビーの指輪」が居座った感じですかね。平成育ちの方は置いてきぼりの例えです(笑)

勿論、以前から自分のブログを見ている方々のご愛読は感謝しています。しかし、こないだの記事は普段の3倍ほどの訪問者数がありました。どうやら主にツイッターで宣伝してくれた人たちがいたようで、それが大きかったのだろうと思います。ありがとうございました。

それにしてもブログを始めて14年。僕が自営業に転身する前からですから、ずいぶん長くなりました。始めたころには考えられないようなツイッターなどのSNSの普及で、より多くの方々に見てもらえるようになればと思います。今日はひと月に一度の通院日でした。パニック障害には珍しいことではないのですが、うつ病も併発していてなかなか書く意欲が湧かないこともあり、いつまで続けられるかなと思うこともありますが、皆さんに支えられながら少しでも長く続けられればいいなと思います。

話題は変わりまして、谷川浩司九段が史上5人目の通算1300勝を達成しました。羽生竜王が1433勝の大山十五世名人の記録に迫っているので、そちらに注目はいくと思いますが、だからと言って、谷川さんの記録の価値が下がることはないと思います。

将棋界では羽生世代以前と以後によく分けられます。それだけ将棋が大きく変わりました。羽生世代以前から活躍していた棋士で、その後もトップクラスで戦い続けたのは谷川さんだけです。勿論、もって生まれた才能はありますが、羽生世代登場以後は想像以上に努力を重ねられたのではないかと推測します。現在、升田幸三賞というのがありますが、将来的には谷川浩司賞が創設される可能性はあると思います。やはり谷川さんの代名詞である「光速の寄せ」のような鋭い終盤力を発揮した棋士に贈られる賞になると勝手に夢を膨らませています。
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