ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

藤井聡太の懸念材料・西山無双・若手棋士

2022-03-29 10:57:33 | 将棋

藤井聡太竜王の今年度の対局はすでに終了しました。竜王を始め、ついにタイトル数を5つまで増やしました。

来期からは、トヨタ自動車の協力で地元名古屋での対局が可能になるというのも、追い風になるかも知れません。いよいよ最年少名人に向けてA級での戦いが始まります。

 

全てが順風満帆に見える藤井竜王ですが、ひとつだけ、懸念材料をあげておきます。これは藤井君があまりにも強すぎることが理由なのですが、来期は対局数がかなり減りそうです。王将戦が終わってから、すでにその事態は起こっています。5つのタイトル戦は挑戦を受ける立場で、あとの3つのタイトルもシードされることが多いので、対局数の減少は避けられそうにありません。苦手なNHK杯でも頑張って少しでも対局数を確保して欲しいです。AI研究の比重が大きくなった昨今ですが、やはり対局が一番の刺激になるのは間違いないので、将来に向けても多少、不安材料ですね。

 

昨日の新人王戦に西山朋佳白玲が奨励会三段に快勝しました。西山さんの終盤の迫力は女流の域を完全に超えています。女流棋士は里見女流四冠という大黒柱がいるので、今すぐでなくても、近い将来、プロ棋士を目指して欲しいです。彼女の将棋には華があります。それは誰もが持てるものではありません。

 

こないだ藤井聡太竜王に対抗する若手棋士として3人の名を挙げましたが、あとひとり付け加えると出口若武五段です。出口五段は奨励会時代、藤井竜王と新人王戦の決勝で対局しました。藤井竜王の初めての番勝負でした。才能は折り紙つきです。叡王戦の決勝は服部慎一郎四段と出口五段。つまりこの二人のどちらかが藤井叡王に挑戦します。新時代の到来です。

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松田聖子の曲を思いつくままに

2022-03-21 10:26:37 | 音楽

今にして思えば今年は寅年でした。しかし、相変わらず続くコロナ渦に加え、世界情勢の緊迫などで、そんなことはすっかり忘れ去られています。

なぜ私が寅年ということをはっきり覚えているかと言えば、1985年の阪神優勝の翌年が寅年だったこと、あとは松田聖子が寅年で娘の沙也加さんも寅年に生まれたのを覚えているからだと思います。そこで現在、活動休止中の聖子さんの曲を1980年代中心に思いつくままに。

 

まず、18才のアイドルを松田聖子にしたのは、やはり青い珊瑚礁だと思います。この曲で一気にスーパーアイドルにかけ上がった印象です。聖子さんの曲には松本隆さんの好みなのか、色や季節がタイトルに使われます。このあたりは、同時代のもう一人の歌姫である中森明菜とは対照的でした。対照的であるからこそ、二人の歌姫が同時に並べ立てたのでしょう。

 

今の季節にピッタリなのが制服赤いスイートピーという彼女の代表曲のB面だったため、目立ちませんが、名曲です。

インパクトがあったのは渚のバルコニー。「右手に缶コーラ 左手には白いサンダル」の入りで掴んでます。3才ぐらいの女の子が「渚のバルコニーでまってて」と歌っていたのを懐かしく思い出します。

もう少ししたらチェリーブラッサムも満開になりますね。夏の曲で個人的に好きなのは小麦色のマーメイド。夏の気だるさも含まれていて心地いいです。秋は風立ちぬ。当時の自分がタイトルの意味を正確に出来ていたかは大いに疑問ですが、そんなことはどうてもよかった。

数ある松田聖子の名曲の中で個人的に常に上位に入るのはガラスの林檎。カップリングのSweet  memoriesが評判で、やや影の薄い印象かも知れませんが、上質なバラードです。

シングル以外でもOnly my love  、真冬の恋人たちなど沢山あるのですがきりがないので止めておきます。

あと聖子さんの曲ではないのですが、君だけのバラードという曲をカバーしているのですが、圧巻の歌唱力です。これは私の推測ですが、ザ・ベストテンのスタッフでもあった秋元康は数多く聖子さんと仕事をするなかで、もう松田聖子は現れないことを悟ったのではないでしょうか。秋元さんはその後、おニャン子クラブ、AKB48など数々の大人数のアイドルグループを世に送り出しました。ソロのアイドルを育てることはあきらめ、人数で勝負する事を決断させたのが聖子さんだったのかなと思います。

 

最後にいま必要とされている曲として瑠璃色の地球を挙げておきます。

 

 

 

 

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戦火

2022-03-15 10:53:30 | 

白い狂犬のブレーキは壊れた

2月末、ロシアはウクライナに侵攻した 

ウクライナの国民はその不条理に対し

勇敢に立ち向かい、また、逃げまどった

 

僕はイエモンのJAMを聴き直し、浅い眠りにつく 

こうした時に必ず思うのは、新しい命が瞬く間に消えていくことだ。

11年前の大震災でもそうだった

「あの赤ん坊は生まれてきて意味があったのか」と

ただ、それは僕が人間だから思うのであり

地球を上から俯瞰している存在があるとしたら

ヒトもアリも同等ということなのだろう

人は飛び抜けて知能の発達した動物だと

 

最近、あの出来事から、もう20年、30年経ったのかと感じることが多くなった。

僕が幼い頃にはまだ若かった人が老人になっていたりする。

つまり人生は長い長い一瞬なのだ

 

この戦争も今の痛々しい臨場感から

やがて歴史の大河の中で平面になり

そして、点になっていく

 

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藤井、ついにA級へ

2022-03-10 13:05:07 | 将棋

昨日の順位戦B級1組最終局で藤井聡太竜王が佐々木勇気七段を下して10勝2敗とし、A級昇級を決めました。

すでに実力ではトップにはなりましたが、順位戦は飛び級もなく、ひとつずつしか上がれないので、格が実力に追いつけませんでしたが、ついに名人挑戦を争う最高リーグに入りました。

 

まだ最年少名人の可能性はあります。記録保持者は谷川浩司九段ですが、来期のA級順位戦で1位になり名人挑戦権を得て、名人に勝てば、谷川九段の記録を四ヶ月程、上回ります。

「記録は意識しない」と藤井竜王は常々、口にしていますが、もし例外があるとしたら最年少名人ではないでしょうか。

小学生時代の作文に「将棋の横綱になりたい」と書いた藤井少年。横綱は明らかに名人を指しています。憧れた名人。そしてその最年少記録保持者が憧れの棋士である谷川九段。意識しても不思議ではありません。実現の可能性は5割程ではないでしょうか?

 

ここで藤井竜王のライバルに名乗りを上げそうな棋士を3人挙げておきます。ひとりは最年少名人に立ちはだかるであろう斎藤慎太郎八段。タイトル獲得経験もあり、2年連続A級1位は凄いの一語に尽きます。

あとの2人は藤井君と同い年の伊藤匠四段ともうひとりは服部慎一郎四段。この同世代の2人とは名人戦以外のタイトル戦で近々、顔を合わせることになりそうです。

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スピッツ「若葉」

2022-03-07 11:33:59 | 歌詞

別れの季節になりました。数ある卒業ソング。スピッツで言えば、「空も飛べるはず」の印象が強いですが、これはドラマ「白線流し」の主題歌に起用された影響が大きいのだと思います。むしろ歌詞そのもので卒業にふさわしいのは「若葉」だと思います。

 

優しい光に

照らされながら

当たり前のように歩いてた

 

扉の向こう

目を凝らしても

深い霧で何も見えなかった

 

ずっと続くんだと思っていたけれど

指の隙間からこぼれていった

 

思い出せるいろんなこと

花咲き誇る頃に

君の笑顔で晴れた街の空

 

涼しい風

鳥の歌声

並んで感じていた

繋ぐ糸の細さに気づかぬままに

 

若葉に限らず、草野さんの言葉は横文字や流行りものが少なく、普遍的なものが多いですね。だから古くなりません。

「優しい光に照らされながら当たり前のように歩いてた」

これが大人になってみると当たり前ではないんですね。

「深い霧で何も見えなかった」のは遥か未来でしょうか。

「ずっと続くんだと思っていたけれど」

確かに思ってました。特に小学生の頃は。

「君の笑顔で晴れた街の空」

美しい。正確に言えば、雨上がりの光に君の笑顔があったということなんでしょうけど、才能のある人はこのように表現するんですね。

「繋ぐ糸の細さに気づかぬままに」

それはどこかで分かってるんですが、友情が卒業した後も続くと信じたい気持ちが勝って、糸の細さを考えないようにしていたような気がします。

 

「若葉」は少年期の別れを見事に捉えた名曲だと思います。実際の若葉と人としての若葉の頃をさりげなく重ねているのも、草野さん、さすがです。

 

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