ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

きっと諦めは心地いい

2018-01-29 21:29:28 | 
わずか1日の空模様さえ

様々な色を見せるというのに

人は変われない



確かに変われない

だけど変われるさ

きっと変われるさ

夢の中でもいいじゃない


諦観は必要だ

しかし、その前の下ごしらえがある

たとえ絶望の大海の真ん中で落下しても

泳げ、必死に

死線を越えるほどに

諦めるな、絶対に

粘って粘って、時を刻むんだ

心臓を刻むんだ


そしてふさわしい日が来たら

きっと諦めは心地いい




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自殺のニュースばかりが目に入る

2018-01-23 18:50:43 | Weblog
関東地方は4年ぶりの大雪でした。見ているだけなら奇麗だけど、もう雪はこりごりです。

先日、2017年の自殺者数が発表されました。2万1千人余り。男女比は7対3。8年連続の減少だそうです。それでも大変な数には変わりなく、自殺企画者数は、まあ、これは様々な説がありますが、ほぼ10倍ぐらいではないかと推測します。20万人以上の人が、自ら死を選ぼうとしたわけです。それに、本当は自殺でも、隠すケースもあるから、実際のところ、どれだけの人が自殺でなくなっているのかわかりません。

1月21日に評論家の西部邁氏が自殺。奥さんが亡くなってから、自殺をほのめかしていたようです。西部さんは保守派の論客で強い印象がありましたが、内面はナイーブな人だったのかもしれません。

そして今日なのですが、スピードスケート女子短距離でソチ五輪代表の住吉都選手が亡くなっていたことがわかりました。死因は非公表ですが、これは個人的な憶測ですが、昨年の平昌五輪選考会で代表の座を逃したことと無関係ではないような気がします。まだ30歳。今をときめく金メダル候補の小平選手と同学年です。あまりにも光と影のコントラストがくっきりしてしまいました。

自分も昨年、後半からいろいろあり、こうしたニュースが目に入りやすい精神状態になっているのかと思います。自殺が一番多いのは40代男性。そこにも当てはまってしまいます(苦笑)。何よりもパニック障害を抱えながら29年生きてきた疲れが出てくるのは自然なことだとは思います。

では自殺したいのかと自らに問いかけると、首を縦には振れないですね。消えたいとは思いますけど、奇麗に消えるなんてできませんから。とにかく1日1日を積み重ね、生きていきたいというのが、現在の気持ちです。

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1月17日

2018-01-17 23:06:24 | 
月曜日は菅野美穂のパーマネント野ばらを観て

火曜日は吉岡里帆のきみが心に棲みついたを観て

水曜日は病院へ行った

気が付けばレキソタンは上限まで増えていた


今年は水曜日か

1月17日

あれから23年

朝のテレビがヘリコプター上空からのどかに伝えている

テロップには神戸で震度6

しかし、映し出された地上は赤々としていた

平和で生死の認知がぼやけていた



数字は前後に何がくっつくかで

賞賛にも悲劇にもなる

死者6434人



「俺はもうだめだ.先に逃げてくれ」

火の中で父親が妻や子供たちに叫ぶ



僕の自宅近くのコンビニの募金箱もそのうち消え

そのコンビニも間もなく消えた



あれから23年

僕の人生は苦しみだけだった

彼らに「ざまあみろ」と言われているのか

「もっと楽しんでくれ」と頼まれているのか

「最後まで生き抜け」と諭されているのか

彼らは答えてはくれない

僕の心が決めることなのだろう







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闘将・星野仙一を悼む

2018-01-13 22:31:49 | 人物
中日などで選手、監督として活躍した星野仙一さんが亡くなりました。ずいぶん急でしたね。

僕が子どもの頃、星野さんは現役でしたが、すでにピークを過ぎていました。当時は30才を超えると、投手は急激に衰える時代でした。だから、スピードでは、チームメイトの小松辰夫や鈴木孝政には遠く及ばない。同世代の大洋の平松やヤクルトの松岡同様、「5回を3点で抑えてくれればいい」とアンチ巨人の僕は思っていました。昭和50年代というのは空前の打高投低の時代。巨人を完封することなど夢のまた夢でした。それでも気迫を前面に押し出すという点では、ナンバーワンだったのではないでしょうか。

打倒巨人への想いは現役を引退しても全く衰えることなく、1988年に悲願のリーグ優勝。王監督を退任に追い込みました。優勝につながったのは、就任直後に行った大型トレード。ロッテの落合と中日の4選手。しかし、4人の中の中心人物、牛島投手がトレード拒否、引退も考えていたようです。最後には牛島が折れ、トレードが成立。名古屋駅で牛島さんを見送る星野さんの姿は忘れられません。

監督としての手腕もさることながら、スピーチの名手でもありました。ナゴヤ球場最後の試合と巨人優勝が重なった日のスピーチで「巨人ファンの皆さん、優勝おめでとうございます」という言葉も印象的です。

2003年には、あの知将・野村克也でも立て直せなかった阪神を18年ぶりに優勝させました。そして楽天に移り、巨人を倒し初の日本一。仙台で一番になる。まさに名は体を表すの典型でした。

70歳。今の時代としては、人生の長さはさほど長い方ではないかもしれません。しかし、中身は非常に濃密だったのではないでしょうか。今頃、先立たれた奥さんと参謀の島野コーチと再会し、「久しぶりだな」と張りのある声が、天国に響いているのではないでしょうか。星野さん、お疲れさまでした。
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がらくたに埋もれてゆく

2018-01-11 18:47:04 | 
探しているものに限って見つからない

全く用をなさないものばかりが目に入る

なぜここまで生き延びてきたのか不可解だ


探しているものは埋まってしまった

がらくたの山々に

もはや掘り出す気力も沸かない

何を探していたのかすら解らなくなってしまった

真実、優しさ、宝くじの当たり券

何だったかな



奇跡のような願いの中で

膝を抱え、悲嘆の演技

運命は席を立ち、ガラクタ劇場から消えた

そして僕自身もがらくたに埋もれてゆく
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疾走

2018-01-07 18:41:39 | 
最後に疾走したのはいつだったろうか


気まぐれに外出したら

太陽に冷やされ

風に刺され

星に撃たれた


家に帰り、傷口が気になり

シャツを脱ぎ、心を確かめた

触れてみると、氷のように冷たく

出血していて、無数の穴が開いていた


とりあえず傷の手当てをして

痛み止めの薬を飲み

明日はもう一枚重ね着すると決め、眠りについた


日ごとに服は重くなり

もう二度と疾走することはないだろう





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星々のレコード

2018-01-01 13:33:59 | 
17歳の地図をビリビリに破られ

それは僕のノンフィクション



街には真冬の恋人たち

夏をあきらめたのが昨日のようなのに

とはいえ、春の歌にはまだ遠く遠く

心にいくつもの難破船

錆びた港に帰りたい



家路に着いた頃に陽は紅

すでに部屋は翳りゆき

不貞腐れて寝転がり、ピースやハイライトでむせ返る

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2018年が明けました。今年もよろしくお願いします。お陰様で、このブログを始めて14年目となりました。読んでくれる人がいたから、ここまで続けてこられました。

元旦

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